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女性研究者は16%の衝撃 OECD最低レベルの現状に沖縄から挑戦する
朝日新聞GLOBE+
千葉 知世大阪府立大学 准教授
研究職以前に、大学院進学の時点で女性の割合がぐっと下がります。さらに遡ると、学部の段階ですでに、大学院進学率の低い学部(人文・教育系)に女子生徒が多く在籍していて、進学率の高い学部(理工系)に女子が少ないです。 そう考えると、高校以前からバイアスがかかってるんでしょうね。 また、研究職になってからも、昇進には男女差があり、上位のキャリアになるほど女性の割合が下がります。 男女共同参画学協会連絡会のアンケート調査(平成24年度)によれば、指導的地位にいる女性研究者が少ない理由として 1 家庭と仕事の両立が困難(64.1%) 2 途中離職や休職が多い(52.3%) 3 指導的立場にいる女性の数が少ない(50.8%) 4 業績評価に育児・介護に対する評価がない(46.7%) などが挙げられています。 わたしは幸いなことにテニュアトラックにつけましたが、運に助けられた部分も大きい。なので、自分の後輩が「研究職に就きたい」と相談してきたときには、覚悟が必要だよ、と伝えているのが現状です。 まず、研究職に就けるかどうかはきわめて不確実です。 前任が退職したタイミングとか、新たなプロジェクトが始まるタイミングとかでしか、ポストが空かず雇用が生まれません。加えて、めったに自分の専門領域とマッチするポストは空きません。 また、ものすごく狭き門です。一つのポストの倍率が何十倍みたいなこともザラにあります。運良く自分の専門領域のポストが空いたとしても、そのタイミングに合わせられるとは限らない。 ここまでは男女問わずですが、女性には不確実性がさらに増します。例えばその時、妊娠を考えていたら?育児中だったら?介護中だったら…? さらに、研究は基本的に絶え間なく続くものなので、「ちょっと休みます」が難しい。データの途切れや、共同研究者とのタイミングのズレは、研究にとって致命的なダメージを及ぼします。 なんとか休みを取ったとしても、妊娠・育児期間中ほとんど研究業績をあげられず、業績書が空白になってしまうと、キャリアアップにも不利でしょう(これは研究職に限らないと思いますが) 近年はこうした女性研究者の現状を改善すべく、各大学さまざまな支援制度を設けたり、積極的な女性の採用を進めています。ある意味チャンスの波が来ているので、どんどん女性に出てきてほしいと思います。
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「エコ商品」はほんとうに地球に優しいか…?日本人に知ってほしい「意外な真実」
マネー現代
千葉 知世大阪府立大学 准教授
グリーンウォッシュ(あたかも環境に配慮しているかのように見せかける表示)が、日本でもようやく認知されるようになってきましたね。 欧州ではかなり前からある議論で、例えば国や広告業界団体が基準やガイドラインを設けたり、グリーンウォッシュと判断された表示が国の規制当局から罰金を課されたり、自主規制団体から修正を求められたりする例も普通にあります。 日本はそのへんユルユルでしたので、率直にいって、似非エコに溢れてます。(何を似非と定義するか、も難しいですが) ただ、ここからは想像ですけど、企業も意図的に騙そうとしたというよりは、環境問題に対する知識が不十分だったり、過剰なアピール欲が先走ってしまったりで、「悪気はない」場合も多かったのでは思います。 今後はそれを許さない市場を作っていかねばなりませんが、その役割を消費者だけに求めるのは限界あるでしょう。 そこでアパレルに期待したいのは、自主的に本質的な環境商品のマーケットをつくり、そこからエセを排除していくこと。グリーンウォッシュの認識が日本でもようやく高まりつつあるので、これをチャンスとして、環境ファッション市場を確立してほしいです。
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微小プラ、魚介で年5万個摂取か 日本は13万個、英大学分析
共同通信
千葉 知世大阪府立大学 准教授
マイクロプラスチックの生態影響は、現時点ではよくわかっていません。知り合いの専門家からは、そもそもマイクロプラは海の中だけでなく、飲用水にも空気中にも食べ物にも混じっているので、マイクロプラへの曝露の有無による比較研究が難しいと聞きました。 よくわからないぶん、「食べても糞になって出るから大丈夫」とか、「魚の内臓だけ避ければOK」とか色々言われてるようですが、そう単純な話でもないことが徐々に明らかにはされてきています。 生態影響として主に問題視されているのは ◾︎プラの製造過程で加えられる添加剤(可塑剤、紫外線吸収剤、臭素系難燃剤など)による毒性…添加剤の中には、例えば内分泌かく乱作用や生殖毒性をもつものが含まれる ◾︎プラを構成するモノマー・オリゴマーによる毒性 ◾︎ナノプラスチックが消化器系を抜け出し、細胞膜を通過して、免疫系や脳に入り込むなど組織を傷害する可能性 ◾︎プラによる海中のPOPs(残留性有機汚染物質)の吸着→水鳥やクジラなどの高次栄養生物に移行し、蓄積 昨年末にはヒトの胎盤からプラが検出されたという論文が発表され、話題になりました。 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160412020322297 海洋中のマイクロ・ナノプラの量は今後も増えていくと予想されてます。そのへんの不確実性も踏まえつつ、現状認識としては 「生物影響が顕在化していないので大丈夫」と捉えるのではなく 「実環境下での影響を評価する手法が十分に開発されてこなかったので、まだよくわかっていない」と理解した上で、予防原則にしたがうべきかと思います。
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エプソン、ユーグレナ、NECがバイオマスプラスチック推進でコンソーシアム設立。2030年までに20万トン供給へ
Business Insider Japan
千葉 知世大阪府立大学 准教授
新素材開発は日本が得意とするところであり、新たな技術オプションが生まれるのは良いことと思います。 だが、前提として、優先順位を間違えてはいけない。海洋環境汚染を防ぐために最優先されるべきは使用削減です。 また、そもそも日本の廃プラは多くが焼却またはリサイクルされているので、国内のプラ(特に使い捨てでないプラ)がバイオプラに移行したところで、直接的に海洋環境に好影響が出るものではない。化石燃料の使用は多少減らせますが。 アジア各国はじめとする海洋プラ流出の多い国で使い捨てプラに代替されてこその貢献と言えるでしょう。 また、バイオプラは理想の新素材のように扱われがちですが、現時点では様々な問題点が指摘されています。例えば ■そもそもバイオプラだからといって生分解性とは限らない(流出すれば自然分解されないバイオプラも多い) ■バイオプラは従来のプラよりリサイクルしにくい場合がある ・プラのリサイクルは、長期的に安定した性質を保てることを前提としているが、バイオプラは従来のプラより一般的に性質が不安定 ・リサイクルのためには同種のプラだけを回収せねばならないが、廃プラにバイオプラが混じると、従来のリサイクルルートに乗せられない などなど。ユーグレナの昨年8月のリリースでは、開発された新素材は 汎用プラであるポリプロピレンとユーグレナ脂質抽出残渣の複合体であり、バイオマス含有度は50%とのこと。 100%石油由来のプラより化石燃料の使用量は減るのでしょうが、リサイクルの問題はどうクリアするのでしょうね。
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サステナブルな行動が仮想通貨やポイントに…世界の最新プロジェクト
FRaU | 講談社
千葉 知世大阪府立大学 准教授
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気候変動,パンデミック,大地震…データが示す「コロナの先にある未来」
shuchi.php.co.jp
千葉 知世大阪府立大学 准教授
京大の卒業式で、当時の松本紘総長からいただいた言葉がずっと心に残っています。 ・サステイナビリティがもてはやされているが、それはまるで中世時代の免罪符のように、人々に困難が簡単に克服できるというイル-ジョンを与えかねない。事態はもっと深刻である。 ・様々なレベルで生存が問題となる大競争時代が既に始まっている。生存を支える科学技術の開発が問題解決に間に合うかどうか、そのスピードが極めて重要 ・人間社会の「サステイナビリティ」よりも人類の「サバイバビリティ」。いまこそ「生存学」を。 総長と目があった時、 「本当にやばいぞ、生き延びてくれ」と、託すような光を見たのが忘れられず。それからずっと「サステナビリティではなくサバイバビリティだ」と思い続けてきました。小泉環境相にもこの言葉を直談判しました。 式辞を聞いてはや10年以上。サステナビリティなんて悠長なこと言ってる場合じゃないことが、次々に数字で明らかにされてきています。 SDGsばかりが人口に膾炙する中、安宅先生はそれに警鐘を鳴らし続けてくださっている。この警鐘を聞き、本当の危機に気づき、「ランできる世界」を創造していくビジネスや活動がひとつでも増えることを願いますし、自分も行動を急がねばと思います。 松本元総長 式辞全文 https://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/profile/intro/president25/speech/090324_1.htm
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