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「日本の学術研究」が危機的状況に…論文数は多いのに「質の高い」論文が少なくなっている理由

マネー現代
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    大阪公立大学 准教授

    一面的にならず、色々な見方をするために、以下、文科省NISTEPのレポートより抜粋です。

    ・日本の産学官を合わせた研究開発費、研究者数は主要国(日米独仏英中韓の7か国)中第3位
    ・日本のパテントファミリー(2か国以上への特許出願)数では世界第1位
    ・ミディアムハイテクノロジー産業貿易収支比においても、日本は主要国の中で第1位
     
    ・日本の注目度の高い論文数は、論文生産への関与度を見る整数カウント法では継続して増加
    ・論文生産への貢献度を見る分数カウント法では2000年代から減少していましたが、近年は下げ止まりの兆し
    ・最新年では、中国がカウント法によらず全ての論文種別で第1位。ただし、中国の動向については自国からの被引用の影響も大きい

    https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1422310_00024.htm


注目のコメント

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    東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授

    「研究力低下の分水嶺は、2004年度の国公立大学法人化にあるという。」
    それも主要な原因であるとは思いますが、もっと多面的に考えたいです。

    企業との共同研究や、外部組織からの寄付についても規模感が全く違います。具体的な企業名は出しませんが、海外の大学にはぽんとうん千万円だすのに、国内の大学には100万円を出すのも渋るなどという例も耳にします。それ以外にも研究開発した技術の出口戦略についても議論しておかないと、行けないかもしれません。


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    東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授

    個人の印象ですが,近年の情報技術の進展に伴い,論文の発展のスピードがかなり増しています.つまり1つのプロジェクトに注ぎ込める人数が多くないと,スピード勝負で勝てなくなっている印象です.
    日本の大学は,修士や博士論文などにおいて,個人で1つのテーマを進める,というような形が多いように思いますので,大体2~3年で1テーマを仕上げるという時間感覚です.以前はこれで良かったのかもしれませんが,昨今のスピード勝負にはこれでは太刀打ちできません.
    参照される=質が高い,ですが,それと同時に「最新で」有意義な結果が出ている,という側面もあります.スピードですぐに最新が塗り替えられている現状では,まず金銭面の差を埋めた上で,研究体制を変えるなどの工夫をしない限り,この差はなかなか埋まらないように思います.

    あともう一点,大学人がこういうこと言うのは良くないかもしれませんが,海外では企業発の主要論文というのが多くあります.情報系の分野では,Google やMeta,AdobeやMicrosoftなど,注目を集める論文をどんどん出しています.こういった企業の研究所は,世界中からインターン学生を集めていて,日本の学生も夏休み等に積極的に参加して,そこでの成果を論文として発表していたりします.学術研究=大学・研究機関 という図式だけで捉えていると,また正しい状況を見誤る可能性はあると思います.


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