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【横山和輝】インセンティブ関係から見た、「律令制」崩壊の原因
NewsPicks編集部
塩崎 悠輝International Islamic University Malaysia 助教授
地方の掌握は、古今東西の王朝で最重要課題とされてきて、古代ペルシアなどから数々の方策がとられてきました。多くの王朝は地方を掌握できなかったために滅亡しました。古代ローマもそうだったし、中国やインドの王朝も、地方からの反乱で滅んだし、それ以前に地方のガヴァナンスに失敗して、収益を得ることができなくなったために衰退していました。  地方を掌握する古典的な方策はいくつかあって、巡察使を派遣することの他に、現地の統治者(国司、知事)は、できれば世襲の領主ではなく、中央から派遣する役人にして数年ごとに派遣すること、地方に中央の出先機関をできるだけ設けて特に徴税と治安維持は知事とは別の責任者を置くこと、などがあります。しかし、これらの方策は中央が費用を負担しなければいけないため、地方から収益を得ることと地方を掌握することは、イタチごっこのような、どうすれば両立できるかという火の車用のような収益と支出を常時秤にかけるような関係になります。  中央が費用をかけてまで地方を掌握しなくてもいいではないかと中央の偉いさんが(個人的に貢物をもらうなどとして)考えるようになれば、地方の掌握はできなくなります。地方は自立していき、中央は収益を得られなくなります。今日でも、世界の政府の多くは、地方から収益など得なくても天然資源などの収益だけ確保できればいい、という中央の偉いさんが多数を占める国は多く、地方はそういう国から離脱していって、反政府武装勢力や有象無象の宗教集団などが跋扈する地帯になっています。  中央の偉いさんが自分は貢物をもらえれば地方などどうでもいいと考えるようでは、国など維持できません。広域の掌握が長期的には安定した経済活動と莫大な富を生む、という古代ローマ帝国のような視野が必要です。そのローマですら、地方を掌握できなくなり滅びました。日本が輸入した唐の律令制も非常によくできていましたが、その後の中国の歴代の王朝同様、やはり地方の反乱で滅びました。  世界史の中の近代で勝利したのは、地方に至るまで人間一人一人を最重要の資源かつ収益源と見なして、ガヴァナンスと徴税の網を張り巡らせた西ヨーロッパの国々(軍事=財政国家)でした。
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