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EU離脱条件 英とEUが合意 英議会の承認得られるか焦点
NHKニュース
塩崎 悠輝静岡県立大学国際関係学部 准教授
ジョンソン首相がこの「合意案」に議会の多数からの賛成を得られる可能性は極めて小さいと考えられます。採決は明後日の土曜日、19日です。議会で可決されなければ、最もありうるシナリオは、「合意無き離脱」です。  新しい合意案の目新しい点として、「北アイルランドがEUの関税同盟と単一市場に留まるかどうかは、北アイルランド議会の多数票で決まる」というくだりがあります。EUよりも英国内に留まりたい民主統一党は、多数を確保するのは困難です。もっとも、民主統一党以外の政党もほぼ全て、ことによると保守党の一部もこの「合意案」の反対に回りそうです。 「合意案」に対する各方面の反応 ・民主統一党(北アイルランドの政党、英国国教会信者が基盤):不支持 ・シン・フェイン党(北アイルランドの政党、カトリック信者が基盤):原則的には支持。英国からの分離とアイルランド共和国への併合が、急速に近づくからでしょう。もっとも、この党は反英国であり、議席はあっても英国議会に登院したことがありません。棄権。 ・コービン労働党党首:労働党としては不支持。「この合意案は議会で否決して、6か月以内に国民投票を再度行うべき」 ・自由民主党:そもそもEUからの離脱に反対。不支持。 ・スコットランド国民党:「スコットランドが独立してEUの加盟国となる必要があることは未だかつてなく明白」と題する声明を発表。この合意案に賛成する可能性は少なく、それ以前に英国からの離脱の好機ととらえています。不支持。
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