英 トライアスロン世界大会で体調不良者続出 海の水質に問題か
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セーヌ川は水質汚染のために1920年代から遊泳禁止です。汚染された場所で泳がされる選手たちはご不安でしょうね。今回も、メンタルへの影響も強かったのではと推察します。
セーヌ川の汚染はピーク時に比べると改善したと言われていますが、未だかなり残っています。最大の要因の一つは下水管の問題で、下水管の配管ミスや破損で汚水が川に流れ込んでしまっている(配管ミスは特に古い建造物に多い)と聞いたことがあります。
環境の汚染は1年や2年で著しく改善できるものではない。誤解を恐れず言うと、人間が自然環境の大切さ、早期対策の重要性を認識できる貴重な機会でもあるかと思います。
注目のコメント
英サンダーランドで開催されたトライアスロン世界選手権で参加選手2000人のうち少なくとも57人が体調を崩し下痢の症状を訴えたとのこと。
出場したオーストラリアのエリート選手もレース中から体調を崩し「クソの中で泳いでるんだから、まぁ、こうなるよな」と皮肉っていました。水質検査でわかっていたのに強行しちゃったみたいですね。
こんなニュースに触れると、来年のパリ五輪で競技会場になっているセーヌ川はほんとに大丈夫か??と気になってくるわけです。五輪開催に向けてクリーニング中とは聞いてるけど、あそこはかなり汚いし臭いので。
と思っていたら、プレ五輪テスト大会として今週予定していたセーヌ川でのオープンウォータースイムは降雨が続いていたことにより水質が悪化、増えた大腸菌の数が下がらなかったので中止になってしまいました。やっぱり。
こちらは賢明な判断です。世界中のどこの都市部の海でも川でも湖でも、雨が降るとどうしても汚水が流れ込むので、水質が悪化するのは防ぎようがないんですよね。私も降雨直後のまっくろな水の海や川をレースで泳いだことがありますが、本当に自分の手すら見えません。
東京五輪でのレース会場だったお台場も降雨直後は大腸菌が増える有名なホットスポットですが、連日の猛暑に恵まれ(?)競技当日は問題になりませんでした。パリ五輪も晴天が続くことを願っています。