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緊急事態宣言の延長、7日に決定 4都府県、5月末までの案浮上
山下 悠也livepass株式会社CFO/元JPモルガン金利ストラテジスト
人間は、ただ命令に従えと言われて、いつまでも従ってられる生き物じゃない。
何かの施策を打つ場合は、
・その施策が達成したい目的、および、
・その施策がどのように目的を達成するのかの結びつき
の両方を利害関係者に対して明示すべき。
緊急事態宣言の目的はもちろんウイルスの収束なんでしょうが、緊急事態宣言がどのようにウイルスの収束をもたらすかについては説明が決定的に不足している。感染者数の増減に合わせて緊急事態宣言を出したり引っ込めたりしているようにしか見えないから、納得感が全然ないんですよ。
緊急事態宣言の中で取り組んだもののうち、何々はこれだけの効果があったから続けましょうとか、
緊急事態宣言はワクチンが行き渡るまでの時間稼ぎで、ワクチン普及までのマイルストンはこれこれこうだから、それまで辛抱してくださいね、とか、
具体的なものを示して欲しいです。
米 子育て世帯など支援へ 10年で約200兆円分 財源は富裕層増税
山下 悠也livepass株式会社CFO/元JPモルガン金利ストラテジスト
株主資本主義の広がりに伴って格差が拡大していた流れに、ようやく歯止めがかかりつつあるという一つのサインかなと。
その意味では、1991年にソ連が崩壊し、資本主義が世界を席巻した後の流れ、この流れが変わりつつあるとも言えるのかも。
(キャピタルゲイン増税の記事へのコメントでも述べましたが)格差が拡大すること自体は悪いことではない。富裕層に富が集中する結果、中間層から富が失われ、中間層の消費に力強さがなくなると、経済の成長が止まってしまうことが問題。
富裕層は今まで自分の富を増やすために動き、政治家を裏からサポートしていたわけだが、その富裕層自身が、このまま格差拡大が続けば経済成長が維持できないことに危機感を覚えているということではないかと。
【必読】伸び続けるスタートアップは、ここが違う
山下 悠也livepass株式会社CFO/元JPモルガン金利ストラテジスト
この本が書かれた背景に考えを巡らすと、「シリコンバレーだから」というのがある気がします。
記事の中に「「お、このスタートアップはユニークだな。これだけ特殊なら競合など出てこないだろう」そんな事業にも、半年後にVCから資金調達済みのスタートアップ20社が、まったく同じ事業で参入してきます。」というくだりがありますが、シリコンバレーと日本を比べると、日本はそこまで競合参入は激しくない気がします。
ゼロイチもその後も両方とももちろん重要だけど、相対的な意味では、日本はゼロイチの方が重要、シリコンバレーはゼロイチの後が重要、と捉えることができそう。
金融界に走ったアルケゴスショック、その舞台裏
山下 悠也livepass株式会社CFO/元JPモルガン金利ストラテジスト
投資銀行のプライムブローカレッジ担当者のモラルハザードが根本的な問題だったのではないかと。
ファンドが少数の銘柄に集中して投資していたら、いずれこんな事態が起こることは自然な話であり、投資銀行側がしっかりリスク管理しておかないといけない。おそらく投資銀行のプライムブローカレッジの担当者が、もしアルケゴスが破綻して自身が勤める投資銀行に巨額な損失が出たとしても、せいぜい自分はクビになるだけ。それよりも自身のボーナスを増やすために、アルケゴスと取引をして売買手数料収入を稼ぐことを優先し、ろくにリスク管理をしなかったのだろうと想像します。
【解剖】freee、Sansan、カカオに投資した男の「発掘プロセス」
山下 悠也livepass株式会社CFO/元JPモルガン金利ストラテジスト
ベンチャー企業経営者の目線では、下記③がものすごく腹落ちする。①②④は誰が見てもわかりやすいし、経営者は当然の如く意識する。しかし、③は見落とされがち。
①マーケットがどれだけ大きいか
②マネジメントチーム(経営陣)の質はどうか
③マネジメントチームとマーケットがフィットしているか
④きちんとプロダクトがあるか、あるいはこれから作り得るか
記事の中で取り上げられている、freeeの佐々木氏が、中小企業向けのプロダクトを扱うにあたって、前職で中小企業マーケティングをやっていて、その勘所がわかっていたというエピソードが示すように、経営者がマーケットの内部事情を知っているかどうかが、適切なプロダクトを作れるか、効率の良い販売ができるかどうかの鍵を握る。
【完全図解】誰もが主役。「ステークホルダー資本主義」とは何だ
山下 悠也livepass株式会社CFO/元JPモルガン金利ストラテジスト
ステークホルダー資本主義が台頭した要因は色々あるんだろうけど、一つの重要なきっかけはリーマンショックな気がする。あのときの投資銀行は、自分のボーナスという短期的かつ自分のみを向いた利益追及をしており、それが長期的にサステイナブルかどうか、広い社会の利益のためになるか、という視点が明らかに欠けていた。
短期的な利益追及がサブプライムバブルを引き起こし、それが健全なものではなかった結果、バブルは弾け、金融システムが揺らぎ、実体経済にまで悪影響を及ぼしてしまった。その経験に対するアンチテーゼとしてステークホルダー資本主義が台頭したのはとても自然な流れに思える。
サブプライムバブルに限らず、バブルは多かれ少なかれ短期的・近視眼的利益の追及で起こる。日本の昔の不動産バブルもしかり。そうだとすると、ステークホルダー資本主義の一つの効果としては、企業を長期的利益や社会の公益の追及に向かわせることにより、バブルを起こしにくくする効果があるのかも。
結局人間の性質は変わらないと悲観的に考えれば、より大きなバブルのタネをまいているだけなのかもしれないが。
【1分概要】野村も三菱UFJも損失。「アルケゴス事件」って何?
山下 悠也livepass株式会社CFO/元JPモルガン金利ストラテジスト
リーマンショックは機関投資家起点のショック、LTCMはヘッジファンド起点のショックだったので、ケースとしてはリーマンショックよりはLTCMの方が近いですね。
ただしLTCMのときは、世界中のヘッジファンドが同じようなポジションをとっていたことで事態が悪化したこと、デリバティブが相対取引で、どこにどのくらいの取引があるかがよくわからず、疑心暗鬼を引き起こしたことに比べると、
今は、デリバティブはセントラルクリアリングハウスを通じた取引になっていてポジション把握は可能なこと、それから、同じような損失を抱えているファンドの話が出てこないという点は、LTCM事件との違いですかね。
実は蓋を開けてみたら、同じようなファンドがボロボロ出てきたって話になると少し怖いですが、今の所はそんな感じはなさそう。
NORMAL
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