小田切 しん平

最近耳にした言葉でウーンとうなったのが、バラルーシの「サイバー・パルチザン」でした。彼らはロシア軍を攻撃する２－３０人ほどの秘密グループとのこと。このようにして、ロシア軍のウクライナ侵攻を阻もうとしています。 たぶんロシア側は彼らを特定しようとして、ロシアのサイバー・カウンター・インテリジェンス・チームが必死の努力を続けているはず。そして、スペツナズなどから選ばれた腕利きの暗殺チームも即応態勢で、スタンバイしていることでしょう。 正規軍や正規の警察では、こういう超専門性の高い作戦はたぶん不可能でしょう。そこで参考になるのが、アメリカの犯罪もののＴＶシリーズ。 ＦＢＩで勤務するサイバー戦のプロは、サイバー犯罪者を逮捕してからあらためてリクルートして採用するのであります。（クリミナルマインドのガルシアさんですよー） それと同じことが日本でも密かに出来ればいいのですけれど。民間サイバー軍事警察会社とかねー。こういう人たちは高給を取っていいんです。得難い専門家、国の宝、護国の守護神なのですから。 領収書のいらない官房長官の予算なんかで、密かに整備していただければと存じます。 あとは心理的なものからの考え方ですが、若い頃の経験をお話ししたいと思います。生まれて初めてアメリカへ、ニューヨークへ貧乏観光で行った20歳の時のことです。当時のニューヨークは治安が悪く、犯罪都市だと思われていました。そんな中で、襲われないためにはどうすればいいか？を考えて行動していたのですが、まわりの人間が全部犯罪者に見えてしまって、身動きが取れないような精神状態になってしまったのです。 そこで天啓のように逆転発想したのですが「襲うにはどうすればよいか？」を考えることにしました。そうすると、安全に反撃を受けず短時間で利益の多い犯罪を決行できる条件が整わないと、襲わないという自明の原則が分かります。暗いところ、行き止まりの小道、人目につかない場所を避ける、お金のありそうな格好をしない、町に慣れていない不安げな挙動をしない、といった自分の襲われる条件を減らしていけばいいのです。そういった考え方の切り替えでなんとかメンタルを保つことが出来ました。 セキュリティの問題もそういう発想の切り替えで考えるのはいかがなものでしょうか？

故石原慎太郎氏は情報発信の価値や影響力をよく御存じの方だったと思います。自ら文章を考えて、また実際に書いてみせ、その発言やプレゼンテーション力は独自の個性がありました。 今の、官僚や秘書に作文を丸投げする政治家諸氏は猛省すべしであります。 いい意味で、強烈なプロパガンダ力を持った政治家にして、文人であったと思います。 今、第一次世界大戦中に英国がドイツに仕掛けたプロパガンダ戦に関する本を訳しているので、国家としての情報発信力、謀略としての情報発信など、いろいろと考えてしまいます。 https://motion-gallery.net/projects/crewehouse1920

映画のクラウドファンディングを暗号資産でという試みか、と拝読しました。以前「映画ビジネス　現在と未来」（晶文社）という本を訳したことがあるので、映画関係のお金の動かし方には、今でも興味を持っています。 私自身は、時々思いついたネタを、シノプシスや脚本に書いては、脚本公募に出して、落選を繰り返しています。でも、こういうのもなかなか楽しいです。 映画製作のプロセスもみんなで支援しながら楽しんでしまおうというのは、余裕ある大人のエンターテイメントのひとつだと思います。出資家の気分というのはなかなかのリッチ感で、素敵です。 今はクラウド付きの翻訳仕事にかかっていて、脚本書きが出来ないのが残念ですが。余談ですみません（汗） https://motion-gallery.net/projects/crewehouse1920

以前どこかで聞いた、世界的なファッションフォトグラファーのヘルムート・ニュートンの言葉を思い出します。「スーパーモデルたちは、常に自分の容姿のことを心配ばかりしている。ちょっと太ったんじゃないか？とか、ありとあらゆることをね。そういった不安を受け止めて、安心させてあげることが大事なんだ・・・」といった意味の発言だったと思います。客観的に見て美人だと思える女性も、「美女であるがゆえのカルマ」に絡め取られているのでしょう。

金さんは、赤塚不二夫作「天才バカボン」に登場する「目ン玉つながりのおまわりさん」なんですねー。何か気に入らないことがあるとすぐにミサイルをぶっ放します。同じ「金さん」の、遠山金四郎さんが可哀そうです。 https://www.koredeiinoda.net/manga/s_mentamatsunagari.html

このグランドデザインを本当に書いた官僚さんが、どんな方で、どんなキャリアをお持ちなのか、一番知りたいのはそのあたりです。 蛇足ですが、こんなこともやっております。 https://motion-gallery.net/projects/crewehouse1920

このような全寮制の学校ができるのは、日本の治安がいいから、麻薬汚染が少ないから、銃器が蔓延していないから、清潔で衛生環境が良いから、短絡的な暴力で物事を解決しようとしないから（このあたりは聖徳太子の17条憲法「以和為貴」からでしょうか？）、といった日本人にとっては当たり前の国情ゆえでしょう。さらに、こういった学校で、日本のディープな文化を教えるようにすれば、世界中で日本ファンが増えていくはずです。そんな教育的な世界戦略を考える教師や人物が出てきて欲しいです。 現在、国家としての情報戦略を考えさせる、このような翻訳に取りかかっていますので、ついつい、そんなところまで考えてしまいました。 https://motion-gallery.net/projects/crewehouse1920

ニューヨークタイムズは、経営難の時に中国からの資金を入れたのではなかったでしょうか？確かそのように記憶しているのですが、事実誤認ならごめんなさい！ メディアの戦争、プロパガンダ戦争にずっと関心を持っている小生ゆえに、こんなことまでも考えてしまうのですが。 https://motion-gallery.net/projects/crewehouse1920

長年のバイク乗りの意見ですが、ソニーが電動バイクを作ったら、どんな形になるのかなー、と思っています。電動バイクで、なかなかいいなーと思えるモデルがないもので・・・。

そこまでやらなければならないほど、中国共産党さんは追い詰められているのかしらん？変てこな規制や法律を乱発するのは、政治的な末期症状なのでは？　 一般人から娯楽を奪ったら、電脳世界の赤眉、黄巾などの輩が密かに蠢動し始めるでしょう。パリ５月革命の有名な落書き「想像力が権力を取る」をもじって、「妄想力をガス抜きしないと権力は倒れる」とでもいうべきでしょうか？ せっかく、ゲーム＝電脳アヘンによって中国の若い人民諸氏は眠ったままだったのに、それを覚醒させてしまうと、政治的にはよろしくない、と気がつかないのかなー？潰れたゲーム会社の方々はリベンジしたい怨念から、アンダーグラウンド（黒社会）で中共政府打倒ゲームなんかを作ったりして…。中国各地にさまざまな軍閥が乱立し、互いに覇を競い合い、梟雄、悪者、緑林が跳梁跋扈する・・・、三国志や五胡十六国、戦国策やキングダムよりも凄いゲームになりそう。まったくイタチごっこですよねー。

現在小生は、国家レベルのプロパガンダに関する本を翻訳している最中です。第一次世界大戦中に英国が仕掛けてドイツを崩壊させたプロパガンダ戦を記録した本で「英国の秘密宣伝本部－クルーハウスの秘密」という1920年に刊行されたものです。作家の佐藤優氏が「プロパガンダ戦史」（池田徳真・著、中公文庫）のあとがきの中で翻訳を強く希望されていた、プロパガンダ戦の古典ともいうべき本です。 「クルーハウスの秘密」の最初に、プロパガンダの定義があり、それは「他人が影響を受けるような形で、事実を述べることをいう」と記されています。今回のロシアのセコい情報工作や、中国の政府広報官の強気の発言は「事実ではないことを述べる」ことに当たり、もはやプロパガンダですらない、もっと低級なもの、ということになります。 小生がこの「クルーハウスの秘密」を訳そうとした根本的な動機は、素直で、ナイーブで、他人を信用しやすく、疑うことを知らない善良な日本人諸氏に、こういったプロパガンダに対する免疫をしっかりと植えつけたいという思いからでした。 弱肉強食の国際政治は、自己中心の利害がぶつかり合う熾烈な場所です。それを認識せず、警戒することもなければ、敵対諸国のプロパガンダにあえなく敗北してしまうことでしょう。 デカルトではないですが、まず疑え、誰も信用するな、というところからスタートするべきなのでしょう。 ちなみに、「英国の秘密宣伝本部－クルーハウスの秘密」の翻訳については、現在クラウドファンディングを募っております。（あれ？何かのプロパガンダみたいになってしまってとてもとても恐縮です。冷汗！）なにとぞよろしくお願いいたします。 https://motion-gallery.net/projects/crewehouse1920

こういった記事を見るたびに、「テレビよ、お前はもう死んでいる・・・、フッ・・・」「ほひゃあーー！」というケンシロウのつぶやきと敵の叫びを心の中で繰り返しています。