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【商標炎上問題】ラーメンAFURI代表が緊急反論
NewsPicks編集部
渡部 孝義RUOK合同会社 代表パートナー
私もニュースを見た時にはナヌッ!と思いました AFURI社が日本酒を取得した商標で商品を出していて、他社が登録商標を記載した商品を(知りながら意図して)出している。AFURI社の動き自体は極めて一般的な行動だと考えられます。(130分野までカバーされている点からの地名の独占に見える心情的反感はさておき) 理由は2つ。 商標は、他社に侵害されている状況を放置すると、 1)“商標の希釈化”が起こり、商標自体の価値である識別性や顕著性が低下します。 2)侵害された状況を放置し続けると、“商標の普通名称化”が起こり、自他商品・役務を識別する機能を失い、一般名詞として認識されると商標登録の効力が失われるのです。 なので、一般的に見て、商標保持者として使用差し止めは至極当然な行動です。 では、ブランドマネジメントの観点で見てみますと、AFURIがフリーライドを許さないというだけの価値があるのか、という点においては、(データが揃わないので粗い見方しますが)ラーメン一杯の全国平均単価は802円、AFURI社の看板ラーメンの柚子塩ラーメンが1,290円(恵比寿店)で、488円の差分がAFURI社の付加価値と見ると、1.6倍の価値を提供していると言えます。その1.6倍の中にどれだけAFURIという商標が寄与しているかは更にデータが必要ですが、日清食品から加工食品のカップラーメンになっていることから、社会的に一定の商標価値があるという証左でしょうね。 あとは、AFURI社がどの様に自社のDNAのある地域に貢献をするのかを明言してゆけば、日本酒の商標に対する行動自体は間違えていないので、感情論もしばらくすると落ち着く気がします。
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