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【厳選6社】データセンターの「電力消費」がビジネスチャンスに
NewsPicks編集部
斎藤 隆
冷却方式としては空冷、液浸、直接液冷に大別されますが、それぞれ一長一短あります。 空冷は電力効率の観点から言えば不利ですが、技術的には成熟しており、仕組みも単純です。 液浸は絶縁性流体に沈め、発熱を直接液に伝えて冷やす技術です。電力効率は良いのですが、初期投資が高い、液体が重いので耐荷重が必要などの問題もあります。 直接液冷は高い発熱に対して現状よく用いられていますし、富嶽などのスパコンもこの方式が多いです。効率はそれなりに良いですが、液漏れのリスク対処、冷却液循環のためのポンプや配管などのインフラ周りの準備が必要です。 どの方式が主流となるかはなかなか難しいところです。計算負荷の小さいデータセンターであれば空冷が選ばれることもあるでしょうし、生成AI系は発熱量の高いチップがどんどん出てきており、液浸や直接水冷でないと冷却ができない状況になってきています。 チップの効率は年々良くなっていますが、それによって発熱量が減れば、その分従来より計算量を増やし、結果的に発熱量がまた高くなります。チップのコストが高いため、冷却コストが多少高くなろうと、計算量を増やすことのほうがメリットが大きく、このイタチごっこはしばらく続くのではないかと思います。
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