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1グラムで石油8トン分。“太陽”を人工的に作る技術、核融合発電は脱炭素の切り札となるか?
大前 敬祥ITER 首席戦略官 / Chief Strategist
ITER計画と核融合について、わかりやすく丁寧に記載されています
やはり昨年夏のITERマシン組立て開始の報道以後、サイエンス・エンジニアリング界隈に限らず、その他各方面での認知のギアが上がってきていると思います
50年「脱炭素」へ政策総動員 車、30年代に電動化―「グリーン成長戦略」で計画
大前 敬祥ITER 首席戦略官 / Chief Strategist
経済産業省発表の資料を見てきました。
資料1の27-28ページに、「核融合(フュージョン)」が明記されていることに万感の思いです。まだまだ道半ばではありますが、ITER計画の着実な進展が、我が国の「グリーン成長戦略」に位置付けられた事は、後々大きな意義を持つと考えています。
2020年はITERマシンの組立も夏に開始になりました。もはや、研究開発だけのプロジェクトではなく、社会実装へ向けたプロジェクトであることを、改めて実感すると共に、ここまで積み上げてきた先人の努力への感謝と、当地で建設を行っているチームの努力を讃えたいと思います。
人類が“太陽の力”を手にする時─ スタートアップ企業が挑む「核融合発電プロジェクト」の最前線
大前 敬祥ITER 首席戦略官 / Chief Strategist
ITER計画の戦略責任者をやっております。
こういう形で、多くの皆様に「地上に太陽を」作る様々なプロジェクトを知っていただけることを万感の思いで読んでいます。
ITER計画は既に30年選手の国際プロジェクトで、これまでの人類の知見を総合すると、「最も実現の可能性の高い」方式で、世界7極35カ国で建設を進めています。
今年夏には、遂にメインのマシン組立を開始しました。
他方で、ここ30年の間のテクノロジーの進歩も目覚ましいものがあり、それを活かした形での別の方式での核融合発電を実現しようと、まさに「アドベンチャー」としての多くのベンチャー企業がスタートしています。
私としては、こうした様々なチャレンジはすべからく人類の夢のエネルギーへ向かうチームだと捉えており、一日でも早く夢のエネルギーが実現できるのであれば良いと思っています。
少し古巣の通信業界の例を出せば、固定回線の世界で進めたインフラ整備も、そもそも固定網のない市場では、最新の無線ソリューションによるコネクションのカバレッジと広帯域通信がすばやく実現するという現象があります。そのアナロジーからも、後発最新テクノロジー型の核融合スタートアップが、ブレークスルーを実現する可能性はあります。
いずれにせよ、これまで以上に多くの人々の関心が高まり、ヒト・モノ・カネがあつまることは、研究開発の加速、社会実装の加速、そして次世代育成のためにも大変重要です。
仏ニースで教会襲撃、3人死亡し首切断も テロ警戒の兵士増員へ
大前 敬祥ITER 首席戦略官 / Chief Strategist
(追記)
ちょっと視点を変えて、「なぜニースでテロが起きるのか?」について寄稿しました
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/omae/2020/10/post.php
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先週末に日帰りでちょうどこの教会前を通りました。
ランチ+でニースに行ったのですが、街中はツーソンのバカンスでもあり非常に混雑していました。
日中ニースのど真ん中におけるテロというだけでなく、当然教会をターゲットする事で宗教間の対立を煽るテロ行為は当然許されるものではありません。
図らずも仏は2度目のロックダウンに入る事になりますが、人々のメンタリティが心配です。
アジア人への差別的行為呼びかけ拡散 仏
大前 敬祥ITER 首席戦略官 / Chief Strategist
南仏の田舎町に子供3人連れて住んでいます。
昨夜(11月2日)にこの情報が、住んでいる地域のネットワークで回ってきました。中国コミュニティは、子供達を当面外に出さないと言っている家庭もあるようです。
その際には「パリで~」と聞いていましたが、ソーシャルメディアの拡散を考えると、特定の地域だけにとどまらない可能性があります。
また、数日前に、ニースのテロを受けて「なぜニースにテロが多く発生するのか」という考察を書きました。
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/omae/2020/10/post.php
南仏の地域は、統計的にも「移民」が総人口に占める割合は多い地域であり、その多くは、北アフリカ出身であったり「イスラム系」が多いことが特徴です。
本ニュースは、新型肺炎に関連した「アジア人排斥」ではありますが、底流にあるものは分断と格差によって蓄積されたフランス社会における「負の抑圧された感情」というものが、表出している一例ではないかと思う次第です。
パリなど17日から夜間外出禁止 感染再拡大、最低4週間
大前 敬祥ITER 首席戦略官 / Chief Strategist
南仏在住です。昨夜のマクロン大統領のTV登壇を家族で見ていました。
南は、エクスマルセイユ都市圏が「プチロックダウン」の対象ですが、自宅のある小さな街(村?)は都市圏の外部に位置し対象外になります。すると、飲食店等の営業はしてよいということになり、そもそも普段の生活で21時~6時に外出していることは少ないので、生活にあまり変化はなさそうです。
今回の「プチロックダウン」と言われる21時~6時の外出制限は、飲食店の営業が21時までということではなく、21時までに対象圏の住民は自宅に戻っていることですので、施設等はそれよりも早く締める必要があります。(従業員は片付けなど「仕事」にあたるのではないかなど、まだ議論はあります)
ー(所感)ー
9月に入っての激増は、やはり春のロックダウン明けの夏バカンスで大いに楽しんだフランス人が学校が始まったり、通常運転になった事から拡大に繋がったと考えるのが順当と思われます。
このタイミングは、今週末から全土で3週間の学校秋バカンスシーズン(2週間を3地域で重なりながら取得)に入るので、その前に締め付けるという事かと思われます。
しかし、これまでの2週間臨時の営業停止(サプライサイド)など、南部のマルセイユでは守られてない部分も多くあり、さて今回のプチロックダウン(ユーザサイド)は有効に効くか、注視が必要です。
最後に、フランス人気質とコロナというテーマで、考察をNewsweek関連に寄稿してますので、ご一読ください
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/omae/2020/10/05.php
フランス 新型コロナで非常事態宣言 パリなどで夜間外出禁止へ
大前 敬祥ITER 首席戦略官 / Chief Strategist
南仏在住です。昨夜のマクロン大統領のTV登壇を家族で見ていました。
南は、エクスマルセイユ都市圏が「プチロックダウン」の対象ですが、自宅のある小さな街(村?)は都市圏の外部に位置し対象外になります。すると、飲食店等の営業はしてよいということになり、そもそも普段の生活で21時~6時に外出していることは少ないので、生活にあまり変化はなさそうです。
今回の「プチロックダウン」と言われる21時~6時の外出制限は、飲食店の営業が21時までということではなく、21時までに対象圏の住民は自宅に戻っていることですので、施設等はそれよりも早く締める必要があります。(従業員は片付けなど「仕事」にあたるのではないかなど、まだ議論はあります)
ー(所感)ー
9月に入っての激増は、やはり春のロックダウン明けの夏バカンスで大いに楽しんだフランス人が学校が始まったり、通常運転になった事から拡大に繋がったと考えるのが順当と思われます。
このタイミングは、今週末から全土で3週間の学校秋バカンスシーズン(2週間を3地域で重なりながら取得)に入るので、その前に締め付けるという事かと思われます。
しかし、これまでの2週間臨時の営業停止(サプライサイド)など、南部のマルセイユでは守られてない部分も多くあり、さて今回のプチロックダウン(ユーザサイド)は有効に効くか、注視が必要です。
最後に、フランス人気質とコロナというテーマで、考察をNewsweek関連に寄稿してますので、ご一読ください
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/omae/2020/10/05.php
「地上につくる太陽」はSFでなくなる? 組み立て始まった核融合実験炉
大前 敬祥ITER 首席戦略官 / Chief Strategist
7月末に行われた「組み立て開始式典」を契機に特集・検証していただきました。
様々な国、地域で「分断」が進んでしまっている国際社会において、世界7大経済極・35カ国が集まって共通の目標「人類の課題解決」に向かっているプロジェクトはなかなかありません。
記事にあるように、既に設計は固まっており、主要部品もいよいよサイトに届いて組み立て据え付けが始まっております。
私が本ITER計画に関わった際には、まだマシンを据え付けする建屋の壁すら建設途中でしたので、勢いが加速しているように感じます。
こうした特集・検証で、既存原発(核分裂反応)との比較をフラットにしていただけることは重要と思います。
無論、まだまだ「人類の課題解決が出来る」と断言するには多くのチャレンジが残されていますが、少なくともSFではないと言えると思います。

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