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新事業応募に4週間で1000件超。“ベンチャーな大企業”は何が違うのか
澤 俊樹
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EV分野のアンドロイドを目指す フォックスコン「クルマづくりの野望」(一)
澤 俊樹
自動車メーカーと開発や製造を請け負う受託企業の関係が、半導体やスマーフォフォンと同じように起こる可能性を示唆しています。
安全を最優先する自動車の開発は極めて高いハードルがあり、コストダウンと品質向上っを両立させるクルマづくりが簡単でないrとしても、EVは自動車産業界の構造変革の引き金です。
フォックスコンはEVメーカーになろうとしているわけでなく、自動車メーカーに開発から製造までを請け負う、まさにスマートフォン受託生産にソフトウエアまで含めたEVのアンドロイドを目指しているわけです。
新興国の財閥が、EVを作ってくれとフォックスコンに頼むと、次の日には企画開発がフォックスコンで準備され、財閥のオーナーがら生産ラインを見学しに行ったら、そこには試作車が置いてある、というものです。
またファッションブランドがEVをやりたいと希望しても、すぐに対応してくれるのが、引退はしましたが、創業者のテリー・ゴウであり、それのスピード感は、経営委員会という集団体制になっても、変わらないでしょう。
完成車メーカーが頂点に立ってクルマを作る時代から、完成車メーカーであっても、製造ラインを新興国の財閥やファッソンブランドのために用意するするということが、10年後には起きていると想像します。
EVの本当の勝負どころは、自動運転であり、データーを活用したサービスです。もはやEVは走るスマートフォンです。
アップル、自動運転センサーの調達で複数の業者と協議中-関係者
澤 俊樹
ソニーがなぜEVを作ったのか、その動機が透けてきますね。
アップルは秘密主義ですが、鴻海とアップルのこれまでの関係からすれば、ソニーも鴻海と同様の覚悟を決めていると思います。
ToF方式の高性能なLiDARにメカレスのMEMS機構を組み込んで、さあどうだと言わんばかりのソニーの意気込みは、もうアップルのハートを射止めているような気さえします。
CMOSセンサーに秀でたソニーは、量産でコストも下げていけるでしょうし、そのあたりは、イーロン・マスクは承知しているかも知れません。
テスラはコストが下がったら、LiDARを採用すると思います。
一方、インテルが買収したモービルアイは、インテルがシリコンフォトニクスの製造ラインを活用して、FMCW方式のLiDARを投入する予定です。それだけでなくインテルはモービルアイ以外にもシリコンフォトニクスの半導体をモービルアイ以外にも提供すると思われます。
インテルに2月に返り咲いたパット・ゲルシンガーCEOの思惑はどうなんでようか、気になるばかりです。
◉モービルアイ シャシュアCEO、自動運転車を実現する新型FMCW LiDARはインテルのシリコンフォトニクスで
ソフトウェア定義レーダーはSoCで高性能化
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1300469.html
TSMC、日本に3D IC材料研究所を設置を決定 - 最大186億円の投資を実施
澤 俊樹
セミコンポータルによれば、「半導体パッケージングのR&Dセンターを作ることは間違いなさそうだ。ただし工場は作らない」とのことです。
当初期待されていた工場建設は期待できなさそうです。(と言っても先のことなので、わかりませんが)
TSMCは3D ICの技術(SoICTM)を開発していて、性能もコストも優れていて、競業企業に対して優位性がありそうです。
日韓の半導体の問題もあり、TSMCとしては日本に3D IC材料研究拠点を持つことで、一気に優位に立とうという思惑がありそうです。
パッケージング技術は、自動運転用半導体チップやデータセンターのHPCやAIチップなどでより小型で消費電力の低い高性能な統合された半導体のキーテクノロジーの一つになりそうです。
材料開発もより難しくなっていくでしょうから、日本に研究拠点を設けて、日本のサプライヤーと一層緊密にコラボしていこうとTSMCは判断したのでしょう。
日本には大きなチャンスでしょうが、工場が建設されるなど雇用創出については、それほど期待できそうになさそうです。
◉TSMCの日本進出の事実は、この記事にある2021年2月 9日
https://www.semiconportal.com/archive/editorial/industry/210209-freewebinar.html
町工場から世界最高の製品を。世界トップクラスの仕組みづくり。
澤 俊樹
創業は1936年、繊維機械を作る会社として創業されました。繊維産業の斜陽化とともに、工業製品の下請けに転換していました。
3K職場の鋳物産業は景気後退とともに、零細企業は廃業していく状況にありました。愛知ドビーも2001年に兄の土方邦裕氏(現社長)が入社した時は、社員15名の零細企業でした。2006年に弟の智晴氏(現副社長)が、窮状を救うべく入社したわけですが、智晴氏が下請けから脱却し、世界に通用する技術を磨き、ブランドを作るために選んだのが、「ホーロー鍋」です。
職人として腕を磨きながら、1万個もの試作を経て、ようやく完成た「ホーロー鍋」の出来上がりが、素晴らしく、世界に認められました。
鋳造は僅かな温度、時間などで品質が変わるだけに、1万個の試作もうなずけます。
試作の果てに、世界に誇れるホーロー鍋が完成し、世界で唯一愛知ドビーだけが作れる鍋となったのです。それを大量生産するわけですから、確かに仕組みは重要です。
愛知ドビーのホーロー鍋は、グッドデザイン賞などいくつも賞を受賞しています。鋳物現場で悪戦苦闘しながら、ただひたすら、美味しい料理を作る楽しさを届けたいという思いが、明日潰れるかもしれない町工場を世界に知られるブランドにしたことは、愛知ドビーの物語だと思っています。
結局鍋を作っているんではないんですね、創っているのは「美味しい料理を作る喜びと家族で食べる幸せ」なんです。
モノづくりとは、本来言われたものを作ることではなくて、人に幸せをたくさん創ることだと、愛知ドビーの復活に改めて思うことです。
◉企業見聞録(中日新聞)
https://hotweb.chunichi.co.jp/yurina/201708.html
「生産能力とコストで圧勝する」日本電産・永守会長、三菱重工工機買収の深慮遠謀
澤 俊樹
EVの垂直立ち上がりが予想されるので、e-Axleの引き合いも受注をさばききれない状況が来ることは目に見えています。
EVメーカーにとっても、モーター、インバーター、減速機などが一体となったe-Axleが魅力でしょう。
一方、テスラやポルシェのようにモーターを工夫したり、またパワー半導体を使ったインバーターを採用するEVメーカーにとっては、またニアンスが違うでしょう。でも日本電産は、そういう徹底的に拘る顧客も重要な顧客として取り込みたいと考えているようです。
それは関潤社長が、イーロン・マスクに会談したいと言ったことにも表れています。(永守会長の思惑でしょう)
日本電産にとって、減速機用の歯車の大量生産に備えるという戦略です。機械の納入まで待っておられない、逆に言えば機械を先んずることで、EV市場で有利な戦いができるということです。
一方で、三菱重工工機はレーザーに関するの世界トップレベルのノウハウを持っています。
例えば、10μの微細孔加工が可能なレーザー加工機、金属3Dプリンター、そして常温ウエハー接合装置です。
常温ウエハー接合は異なる材質、例えばシリコンウエハーとガラスウエハーを常温で接合することが可能です。ウエハーレベルのパッケージングに期待できる装置です。
微細孔加工も電子デバイス向けに需要が期待されていますし、金属3Dプリンターも後発ながら航空宇宙分野のような大型の部品も造形できるものを開発しています。
日本電産には、これらの歯車以外の半導体や宇宙分野向けの技術を取り込んで、EV以外の新規分野を開発してくれることを期待しています。
三菱重工工機のレーザー加工のノウハウは、これから花が咲きそうな気がしているだけに、そこが気になって仕方ありません。
受注生産という「受け身」の文化から、日本電産の「攻め」の文化に変化して、レーザー加工の技術が世界にアピールすることを期待しています。
◉日電産社長、マスク氏と「会談したい」-EVモーター供給に意欲
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-11/QM37R3T1UM0W01
脱炭素モデル、福島に「再エネ100%工業団地」整備へ
澤 俊樹
2030年度までに福島県内に複数箇所の再エネ100%の工業団地を整備するだけでなく、水素の活用が含まれています。グリーン水素、グリーンアンモニアの活用は、発電も想定しているでしょう。
再エネによる水電解設備に対する支援については、経産省も構想していると思います。
工業団地の電力融通や余剰電力の地域での活用や、ただ単に再エネ100%の工場団地というだけでなく、イノベーションを促進する仕組みとして、スタートアップのコワーキングの設置なども構想して欲しいところです。
またEVの活用も脱炭素の都市モデルとして考えれば、工業団地内にEV充電ステーションの利用として、再エネ電源の変動吸収が可能なくらいの大きさになるくらい考えてもいいと思います。
RE100企業にとっては、魅力的な工業団地になることは、不景気になっても企業が撤退しなくなることにもつながります。地域活性化にもなる脱炭素の地方都市モデルとして前倒しで実現して欲しいです。
◉北海道・石狩市、再エネ電力100%の企業団地整備へ。独自の送電線、蓄電池も設置。ESG重視企業の誘致目指す。2020年度にも電力供給へ(各紙)
2018-09-05
http://rief-jp.org/ct8/82534
ワークマン土屋氏が期待する、中小企業の底力。ニューノーマル時代を生き抜く経営に必要な行動とは?
澤 俊樹
ニューノーマルにかかわらず、経営者が自ら動いて取りに行くのは当たり前です。
取りに行くためには、何が欲しいのかが明確になっていなければなりません。そして現場社員と共有するということも、アンテナを複数持つことになり、思いがけない発見にも繋がります。
「しない経営」を具体的に話されています。
そして中小企業の持つ素晴らしい技術を発見して、お互いに成長していこうという、リスペクトの心構えがワークマンの文化であることも理解できます。
バーチャル展示会のPR記事ですが、土屋専務の考え方がよく示されていました。闇雲に行動するのではなく、自分たちに足りないものは何か、そして何が欲しいのかを徹底的に考え、その上で「探索」するという行動が、つまり「しない経営」なんですね。
世界最高齢の総務部員は90歳 エクセル駆使「定年はない」
澤 俊樹
人生100年時代、少子高齢化で縮む経済に生き残るのに、「死ぬまで働け」と説いた大手人材派遣会社の会長がいます。新自由主義の行く着く先は、働けなくなったら人生終わりという世界かもしれません。
でもこの記事には希望があります。
働けるうちは働きたい、働いて世の中に役に立ちたい、という情熱は人が根源的に持っているものでしょう。
ただ世の中は変化する、その変化を受け入れ、変化に適応するスキルを身につけていかなければ、ただの「老害」です。
名誉を求め、その地位にとどまり続ける老害は、変化することが社会の活力であるのに、それを妨げるものでしかありません。
「積小為大」
大善は少なく小善は多い。大善は名をもたらすが小善は徳をもたらす。世の人は、名を好むために大善を求める。しかしながら名のためになされるならば、いかなる大善も小さくなる。君子は多くの小善から徳をもたらす。実に徳にまさる善事はない。徳はあらゆる大善の源である。(二宮尊徳)
小さな良きことは、日常にありふれています。ちょっとした笑顔や声かけも、周りを明るくする小善です。
名誉欲、老害の源は、まさに名誉欲です。社会が変われないのは、古い価値観で己の名誉欲を満足させようとする老害が蔓延っているからです。日本の政治、経済は若者たちから未来を奪っている老害が動かしている一方、こういう若者にロールモデルとなる隠れた人もいるんですね。
台湾新幹線の新車両、日本側の提示価格高騰で破談 「日台協力の象徴」暗礁に
澤 俊樹
台湾新幹線は国民党と民進党のせめぎ合い、ざっくりですが、国民党が欧州製を、民進党が日本製を推していました。
日華親善協力の象徴とも言われていますが、事情は複雑で、台湾の安全保障の問題も絡んでいたようです。
今回日立東芝連合の提示価格(新型の700S)が、前回実績(700T)の2.5倍は、あまりにも高すぎるという台湾側の主張もうなずけます。
ただ実態はそういう表面的なことよりも、台湾新幹線誕生の複雑な経緯から紐解く必要がありそうです。
また高鉄は明らかにしていないようですが、鉄道専門誌によると一編成167億円で、東芝日立の185億円に対して極端に高いというわけではありません。
歴史を紐解いてみると、台湾新幹線の計画は、シーメス/アルストムが先行していて、日本(車輌;川重・日本車輌・日立連合、運行システム:JR東海)は割高で出遅れていました。最終的に車輌と通信システムは日本方式、軌道・トンネルなどは欧州方式という形で決着しました。
日本が逆転した理由は、親日派の李登輝(国民党)よりも安全保障だったと指摘されています。
高鉄側の不満として大きいのは、日本では2020年に700系が退役しパーツの製造も中止されるため、現役の700Tのパーツがなくなるということにもあります。
最終的に日本連合に決まるのか、それとも高鉄が新たな調達先として第三国(欧州勢や中国)も検討すべきだとも考えているようなので、微妙だと思います。
親台派の梶山静六も台湾財界を熱心に回って、欧州連合に有利だった情勢をひっくり返したという台湾新幹線誕生物語まで辿っていくと、非常に興味深い話がたくさんありますね。
参照
◎決定間近?新型「台湾新幹線」は誰が造るのか
入札は一度キャンセル、どんな車両になるのか
2021/01/18
https://toyokeizai.net/articles/-/404682
◎急展開、台湾新幹線「国際入札」打ち切りの裏側
日本の価格は高すぎて、欧州・中国製を導入?
2021/01/23
https://toyokeizai.net/articles/-/406785
イーロン・マスク氏が最高の二酸化炭素回収技術に賞金104億円
澤 俊樹
CCSは決して新しい取り組みではなく、かれこれ20年も取り組まれていますが、コストの壁がありながらも、LanzaTech、Climeworksなど大手企業の支援を受けて実証を進めています。
例)
・LanzaTech:積水化学
ごみを丸ごとエタノールに変換! 世界初技術の本格導入で脱原油を目指せ
https://emira-t.jp/topics/15011/
・Climeworks:Audi
アウディとクライムワークス社が大気中のCO2を回収して地下に貯蔵
https://www.audi-press.jp/press-releases/2020/b7rqqm000000wlb9.html
CO2を回収して地下に貯留するのは、石油採掘に使われていた技術で、採掘するにつれて石油産出が減少を防ぐのが従来の目的です。この技術は三菱重工が実績を持っています。
→始動した夢の石油事業 採掘倍増、CO2も大幅減
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO76338330Z20C14A8000000
CO2を回収し、それを利用するCCUの技術開発も行われていますが、CO2の付加価値が低いのが、コストに見合わない課題を解決できていないようです。
CO2の純度を高くして、ビール製造に使ったり、ビニールハウスなどへの利用もあることはわかっているのですが。
CO2と微生物で代替肉を作る米スタートアップ、エア・プロテイン社に注目しているところです。
→空気を原料に肉を作り出す…代替肉競争の最前線
https://www.businessinsider.jp/post-202630
革新的なCO2回収技術と貯留/利用技術に様々な人がチームとなってこのXprize Foundationのコンペに挑戦して欲しいですね。
九州大学がエントリーしてくれないかな、と思ったりしています。
◉九大:分離膜を用いた大気からのCO2回収
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/511
急成長する移動式スーパー「とくし丸」の三方よしな事業モデルとスーパーを超えた可能性
澤 俊樹
田舎を周る移動スーパーは昔もありましたが、いつの間にか姿を消しました。
もう半世紀近くも昔の記憶です。
そのうち町に主婦の店のような小さなスーパーができて、いつのまにか大きなショッピングセンターができると、移動スーパーも、小さなスーパーも姿を消していきました。
限界集落とまでは行かないまでも、高齢化率が高くて、コンビニもない地方が、抱えている問題を移動スーパーという形で解決しようとした住友さんの物語は、メディアにも度々登場していたので、知ってはいました。
ビジネスチャンスがそこにある、という住友さんが考えて始めた移動スーパーというより、買い物に苦労しているお年寄りに喜んでもらいたいという、気持ちが移動スーパーの成長を支えたのだと思います。
第二創業として創業者の住友さんは社長を退任し、取締役として残って、移動スーパーの軽トラの数を倍の千台、更にその倍の二千台に増やそうと、新規事業にも取り組まれて一層の飛躍を目指されています。
オイシックス傘下に入られたのも、第二創業の青写真を描いておられたんですね。
一軒一軒回りながらお年寄りの声を聞いてきたビジネスはこれからも変わらないと思います。
動画も沢山あります。
ご参考まで。
◎ コロナ禍で脚光 買い物弱者の救世主「移動スーパー」
https://m.youtube.com/watch?v=Vft3QDmdJhg
米インテル次期CEO、従来の製造維持にコミット-株価下落
澤 俊樹
ゲルシンガーは技術者として傑出しているだけでなく、インテル時代同僚からコーポレートファインナスを学ぶべきだとアドバイスを受け、休暇先でも分厚い専門書を読み耽っていたそうです。
半導体事業の最も難しい判断は、投資のタイミングだと思いますが、それがインテルを去った後、MVwareのCEOとして大きな成功に繋がったのではないかと思います。
技術とファイナンスの両方に造詣が深いだけでなく、新しい企業カルチャーを創ることをCEOとしての仕事の評価基準としたというゲルシンガーが、インテルの企業カルチャーは「かくあるべし」という強い思いがあるように思います。
インテルが技術で遅れを取ったという悔しさは、インテル創業者の一人、アンドリュー・グローブに見出されただけに強烈でしょう。
インテルの輝きを取り戻したい、そういう思いが、「半導体製造でのリーダー的地位の奪回を目指す」という考えの、アクティビストへの柔らかくも強い信念の発露だったと思います。
当然株価が下がることは分かっていたはずです。
微細化プロセスの立ち上げに手間取ったのは、インテルの企業カルチャーが行き過ぎた“Copy exactly “にあるとゲルシンガーが考えていたら、VMwareのソフトウェアの経験が、ハードウエアに偏ったインテルをソフトウエアからハードを設計するというAI半導体やデータセンター向けのよりパワフルな半導体に注力することにつながるかもしれません。
モービルアイを小会社にしていることも、自動運転時代の半導体をリードすると期待できそうです。
◎Intelの次期CEOゲルシンガー氏、全社会議でAppleを「クパチーノのライフスタイル企業」と
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2101/18/news051.html
◎インテルとモービルアイ、2025年にADASや自動運転車用のシリコンフォトニクスLiDAR SoCとソフトウェア定義の高機能レーダー投入へ
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/car.watch.impress.co.jp/docs/news/1299/433/amp.index.html%3Fusqp%3Dmq331AQRKAGYAePd2q6ihKuJlAGwASA%253D
Alphabet傘下の気球ネット企業Loon、解散
澤 俊樹
AlphabetのXプロジェクトはLoonの解散で終了しますが、収穫はあったようです。
「Loonは終了するが、Loonのために開発した高帯域幅(20Gbps+)の光通信リンクなどの幾つかの技術は、Xの別のプロジェクトで引き継いでいく。」
インターネットの恩恵を世界中に、というムーショットプロジェクトは、成層圏の通信基地局としての可能性を確認できたようです。
成層圏基地局による高帯域幅の光通信リンクは5/6Gの時代に膨大なデータを全く遅延なく通信が、途切れることなく、完全にやり取りできるという2030年のインフラになりそうです。
より高度の高い衛星と地上の通信とは違う価値がありそうです。
ソフバンク子会社HAPSモバイルの成層圏無人航空機が成層圏飛行とLTE通信に昨年10月に成功しています。HAPSモバイルとLoonは提携していて、Loon開発の通信機を搭載しています。
LTE通信の成功に留まってはいますが、高帯域幅の通信の開発を続けるようですから、手答えがあったんでしょう。
Loonの解散は残念でしたが、それでも別のXプロジェクトが何であるかということに大きな興味が湧いてきます。
気球という、取り敢えず成層圏に飛ばしちゃえ、という高専みたいなノリが、さすがGoogle、
Fail fast! Fail often!
気持ちいいですね。さっさと失敗して、次の挑戦ですね。
HAPSモバイルの“基地局搭載”航空機、成層圏飛行とLTE通信に成功
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1281796.html
【仕事のリアル】データサイエンティストを目指す人に伝えたい「技術力より当事者意識」の大前提
澤 俊樹
経営の意思決定を支援できないデータ分析は、そもそも意味がありません。
つまりテクノロジーが価値を生み出さない限りは、エクセル職人の世界にデータサイエンティストは住人でしかないわけです。
大阪ガスから滋賀大に行かれた河本教授の話が参考になりましたが、改めて、シバタアキラさんのお話は、分かりやすいです。
(パンクロッカーの面立ちが、懐かしいほどです)
またリクルートがデータサイエンティストの育成が長けているのは、石山氏の貢献も大きいと思います。
分析や解決する能力より、問題を発見する能力の方が重要で、テクノロジースキルは発見した問題を事業に大きなインパクトを与えるようにするためのものです。
経営者視点が求められるのは当然だと思います。
◎ データドリブン経営の未来
https://www.dhbr.net/articles/-/6050
◎ データサイエンティストが努力の時代を生きるには ~石山洸氏インタビュー~
http://www.datascientist.or.jp/dssjournal/2020/05/08/skill_interview2020005-1/
【宮田裕章×矢野和男】人の「変わらない欲求」の理解から、“データ×AI革命”は始まる
澤 俊樹
学べば学ぶほど多様になる、納得!
昨日と同じ今日を生きていて幸せなんだろうか?
生物は生きている、生きている証は変わり続けていることなんですね。
お金持ちになれば幸せになれるかと言えば、自分だけの幸せはないのが、人間社会。
「我も富み、人も富み、しかして国家の進歩発達をたくする富にして、はじめて真正の富と言い得る」渋澤栄一
データで幸福度が高い人が多い組織の方が生産性が高いという矢野フェローの発見は、世界でも例がなかったと思いますが、でも生産性が高くてイノベーションを起こしているGoogleなどの企業が幸福度が高い組織をデータで裏付けたと思います。
過去のデータが示せるのは過去の延長線上にあるもので、予測が外れても悲観的になる必要などなくて、予想外の事態を冷静により適切に処理する心構えを持って、AIを使ってより迅速に対処できると言うのは、今のコロナ禍への貴重なアドバイスです。
日立の新規事業が、不幸な組織を救うプラットフォームに早くなって欲しいと強く願います。
組織が幸福かどうかデータで示して、不幸であれば、ハピネスを向上させる施策を直ちに打てるし、その効果も直ぐに測定できれば、着実に幸福な組織へと変化させられることが期待できるからです。
最大「多様」の最大幸福、幸福を求める人間の本質は変わらなくても、幸福の姿は多様だということは、目から鱗でした。
押し付けられた幸福など不幸のタネですね。
でも、幸福感って、誰かのために役立っているという実感がある時ですね。そしてそれが多様なやり方があると言うことなんだと思いました。
MS、GMの自動運転開発に出資 ホンダは追加、計2千億円超
澤 俊樹
自動車産業は石油産業がなければ成り立たなかったように、自動運転が当たり前になれば、クラウドサービスのGAFAMやBATいなければ、成立し得ないでしょう。
クルマというハードを売る時代から、自動運転、ロボットタクシーというサービスを売る時代になるのです。
Microsoftはコネクテッドカーでは既に自動車メーカーにAzureを提供しているわけですが、GMとしても出資を受け入れることで、EV生産など今後の投資を確保しようとしたのが、実態かもしれません。Azureの顧客としてGMは魅力ですし、GMが自動運転で成功すれば、Microsoftにも持続的な成長につながります。
ビークルOS開発にどの自動車メーカーも注力していますが、最終的に三つの陣営に集約されると予想されています。トヨタ独自のビークルOSも実際にはトヨタ1社に活用されるのではなく、パートナー自動車メーカーにも利用してもらうことになると思います。それでも、クラウドはIT巨人のインフラを活用し、SaaSでビークルOSを提供することになるような気がします。
EV化でバッテリー向けの資金も自動車メーカーにとって大きな負担であり、その上で自動運転などデータを活用したサービス開発など、自動車メーカーだけでできる競争ではなくなっています。
でも明らかなのは、速く変わらなければ、生き残れないということです。GMが変化のスピードを上げているということに、日本も注意すべきでしょう。

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