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独、「債務ブレーキ」来年も凍結の公算=ショルツ財務相
唐鎌 大輔株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
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FRBパウエル議長「昔の知識は忘れろ」の真意
唐鎌 大輔株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
先般の議会公聴会でパウエル議長は「現在ではM2に重要な意味合いはない。この知識は忘れる必要がある」と述べました。貨幣数量説的な説明は(特に日本の一部の人々に)未だに人気があるように見受けられ、それが日銀のQQEとして結実した跡もありますが、それほど現実は単純にできていないことをコロナ禍で確認することになりました(もっともコロナがなくてもそのようなことは知れた話だったわけですが)。
M2などマネー指標を持ち出してきて物価と結び付ける議論は「貯蓄」をマグマと捉え将来のインフレを危惧する論調にも通じるところがありますが、極めて表面的な理解だと私は思います。予備的動機で蓄えられた預金を前向きに受け止めることについては色々な議論があっていいはずで、ISバランスにおける貯蓄過剰と合わせて中長期的な視点で理解したいところです。
宜しければご笑覧下さいませ。
「日本人は貧乏になった」その残酷な事実に気付かない人が多すぎる - 「外国人技能実習生」に頼る日本社会
唐鎌 大輔株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
以下のような原体験から「もはや日本は先進国ではない」と大きな結論を持ってきているようですが、アメリカでラーメンや鮨のような日本食を食べればコストが高くなるのは80年代も今も変わらないと思います。そういう生産要素の齟齬を生まないためにビッグマックやスタバやiPadを使うわけです(もちろんその上で日本が貧しくなったという結論はありうるとして)。
あと内外価格差(日本の物価は下がり続けた)に触れていますが、その場合、理論的には円高ドル安が進み、現地財の円建て換算価格は安くなりますし、歴史的には実際そうなってきた期間が長かったはずです。不味くて高いラーメンと物価のくだりが混在し、読む人によっては雑な印象を与えるので不適切な展開に感じました。
一言で言えば、購買力平価がよく分かっていないのでは?と思いました。
数年前、ニューヨークに行く機会があり、ラーメンを食べました。日本では通用しないマズいラーメンが一杯2000円。小皿料理を注文し、ビールを飲んだら5000円を超えました。これはアメリカの経済が成長を続け、物価も給与水準も上がっているからです。一方、日本は経済が低迷し、物価が下がり続けています。日本はもはや先進国ではない、と感じたのです。
米長期金利、一時1.43%に上昇 景気急回復への期待で
唐鎌 大輔株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
イールドカーブの形状、潜在成長率との相対関係、株価との相対関係(イールドスプレッド)、実質金利の動き等々、10年利回りを巡る水準感については色々な尺度から色々なコンセンサスがあり得ます。当初1.5%と目された節目は目前であり、その上を考えなければならないとは思いますが、それでも「野心的に見て1.7%」という感触は未だにあります。昨年来の名目金利上昇と明確に異なるのは実質ベースでも上昇している点であり、そうなってくると株価の動揺はいつ、何時起きても不思議ではないという点も押さえておく必要があります(SP500のイールドスプレッドは金利上昇が株価調整を招いた18年10月並みです)

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