秋山 龍

できないことの卑下の裏側には、こうあるべき、こうあらねばならないという固執があるのかもしれない。強力な同調圧力とか、なんちゃら警察とか、もしかしたら根は同じところにあるのかもなぁ

文脈は違うとはいえ、DeNAがBaystars買収、と同じ感覚で捉えちゃいけないんだろうなぁ、どうなんだろうなぁ。

適切なツールの選定というのは、ツールを探して評価する知識なり能力なりが必要。目の前にちょっと使えそうなツールがあるときに、それが適切なのか、とか、適切だとしても「適切にならない使い方」がある、というのも知識がなければ当然「目の前に使えるツールがある」以上の注意を払う訳がない。と言ってしまうといわゆるリテラシーの問題になりそうだけど、非IT系の仕事(乱暴な言い方ですが)に従事する方々全員にこのレベルのリテラシーを求めるのはお気楽すぎる気がする。 当事者のリテラシー云々というのは確かに必要なんだけど、「目の前にあるちょっと使えそうなツール」の最初の選択肢がgoogleグループだったという環境を作ってしまったということも問題なんじゃなかろうか。当事者処分して頭下げて‥ではなく、病院に限らず、業種業態に応じた適切な情報共有のあり方の整備という観点で議論されると良いですね。

ちょうど武田砂鉄氏の「分かりやすさの罪」を読了したところ。書中に本記事で言及しているラジオ番組の話もありました。当然本記事と、氏の書とは異なる文脈にあるので扱われていることは異なるのだけど、もしかしたら読んでいなければこの記事をPICKしようとはおもわなかったかもしれないし、読了一年後とかでも思わなかった可能性もある。こういうのはセレンディピティの一種なのかなぁ ジェンダーにしても、ジェネレーションにしても多様性を言わねばならない現状は、言えない状態からは一歩進んでいるにしても、一番良いのはいつ必要のない状態、多様であることが当たり前である状態だと思う。なのだけど、多様であるとはどういうことかが自分も含めて今はまだしっかりと掴めていないのではなかろうか。多様性を認めないことも多くの様の一つと言って良いのか、安易に多様性と言ってしまうと多様性という名の一様の世界になってしまいそう。記事に出てくる女子大生の【 今やボディポジティブが「正義」みたいになり、感度の高い子たちの間では「ボディポジティブを支持しないのは悪」みたいな域まで行ってしまったようで。】というのも多様性の先の一様の姿に思える。 みんな違っていいと言うことを受け入れるのには、共通の正解なんてないという前提も必要なのに、メディアはどうしても共通の正解(今年のトレンドは‥はまさにこっちの方向)を志向してしまうので、多様のふりをした一様が生まれるてくる。 と書いてしまうと、これはこれで、多様対一様の対立構図になってしまう、悩ましい。

まとめに登場する自助云々という文脈で捉えるならばまず電通は自助能力(という言い方が適切なのかわからないけど)の高い人が多い、ということは忘れてはいけないのではなかろうか。 個人事業主化して自分を管理するための事務作業はさほど負担にならない、なんだったらそこを外注することも可能だけど、社員として管理職になって生じる「他者の管理」は避けたい、という意思があるのであれば、共助にあたる部分はごめんこうむりたい、と考えているとも捉えられそう。となると、自助共助公助の三段階が建前として存在していても、自助を強めるために、共助を担う仕組みが消えて行く、自分をマネジメントできれば他は知らぬ、勝手にしてくれ、という志向は、小さな政府を求めることにもつながり、結果公助も弱くなる、という帰結もあり得なくはないように思えてくる。自助〜公助のあり方の建前と実態の乖離は、今以上に広がって行くのかなぁ、と少し本題から外れたところをモヤモヤと考えてしまう‥

マークシートというのは、昔の初級シスアドの試験とか、数学の中にあったBASICのプログラムの一行穴埋め選択みたいなものを想定してるんでしょうね。 であれば、お題に対して誰かの設計したプロセスをコードから読み取り間を埋めるという部分の試験ということになり、お題を解決するために自分でプロセスを生み出すという部分はオミットされることになりそう。大学入試の科目という位置付けでこれはどうなんだろうなぁ。寧ろマーク試験については他の科目の回答をペーパレスにする方が5年後に向けてのビジョンとしては良いのでは。内容の議論が重要なのはいうまでもないけど、国語の記述式の話然りて、試験環境の議論が等閑になりすぎてないだろうか。

大事なことではあるけど、兵は拙速を尊ぶとなりにくいテーマ。グローバルで定義し得るのかも気になるポイント。

業種の特性も何らかの係数としておかないと、ITと公共という業種を単にリモート率で比べるというバカバカしい比較にしかならない。リモートにできる業務のみを抽出するのは難しいだろうけど、リモート化を推進するなら、「この部分はリモートワークにしたいが、こういう課題があって実現できない」「ここはリモートじゃまずい」というような議論にしないとなぁ。