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教師という名の感情労働について
佐渡島庸平/コルク代表
森 亮太立命館大学
ドラゴン桜の三田さんなどを抱えるエージェンシーコルク代表の佐渡島さんのはなし。なるほど、なるほど。心に寄り添う仕事はこれからもなくならない。 ーー 数ヶ月前から、小学3年生の息子が学校に行きたがらない。ドラゴン桜で、東大は簡単だ!というメッセージを何度も発していたのに、小学校に息子が普通に行くようにすることが難しくてできない。 そばにいるのに、息子のことが理解できない。 でも、息子が通う小学校の先生達は違う。 校長先生は、何ひとつ言い聞かせようとしない。「今日は何時に起きたの?」とか、一言、二言、聞くだけ。あとは、息子が話すのを待つ。校長先生も担任の先生も、うまく動けない息子をめんどくさがらない。どんな状態でも受け入れるという安心感を与えてくれる。 ーー 子供の心に寄り添う、教師の仕事は、これからどれだけ時代が変化しても、決してなくならない。僕は、今回のプライベートの経験を通じて、感情労働に従事する人たちへの評価が、社会全体で低すぎるということに気付かされた。知識であれば、誰もが簡単に突破できない試験を簡単に行うことができる。感情労働は、評価制度が作りにくい。できる人の能力が可視化されづらいせいで、評価自体がされないのはもったいなすぎる。 ーー 感情労働という言葉を知っているだろうか? 子育て、介護、保育士・教師などが、そのような仕事に当たる。 今までは、知識・スキルの時代だった。一方。感情労働と呼ばれる職種は、知識・スキルはそこまで必要としない。そのため、比較的つきやすい仕事だと世間では思われている。医者や弁護士の方が、難しい。しかし、その前提が崩れようとしている。知識やスキルは、AIやロボットへと移転されていく。そして、知識やスキルが必要とされていないと思われていた仕事の本質が、浮かび上がってきた。今までと価値の逆転が起き始めている。 ーー
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