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「子どもたちの心のケアで一番有効なのは遊び」被災地の子ども支援の現状と課題は
高橋 利道フリーランス プレイコミュニティワーカー、プレーリーダー
「子どもたちの心のケアで一番有効なのは遊び」なのは確かです。私が関わる冒険遊び場づくり活動では阪神淡路大震災の頃から、その前提に立ち、大きな災害が起きると現地で遊び場づくりの支援をしてきています。
ただ、遊びは本人のやりたいから始まるものなので、この記事で有識者が伝えている遊びの「プログラム」が、もし大人が考えるプログラムから子どもがはみだそうとした時に許容できない類のものであるなら、有効なケアにならない可能性もあります。
必要なのは遊びのプログラムではなく、安心して自由に遊べる環境なのです。そのような取り組みも現地では動いています。
http://playworkers.org/news/2109/
「みんなで遊ぼう」被災児集う場 「地震ごっこ」も、心のケア急務―能登島:時事ドットコム
高橋 利道フリーランス プレイコミュニティワーカー、プレーリーダー
子どもは大人のように自分の心の中で整理をしたり、それを言葉に発したりすることがまだまだ難しく、だからこぞ災害など辛い経験をした子どもは、遊びを通して自らの心の安寧を保とうとします。
大人がそれを見て辛くなるという気持ちももちろん理解します。ですが、災害の時、子どもたちは大人に迷惑をかけないようにいつも以上に我慢をしているのです。だから、震災後のごっこ遊びを否定せず見守るということを災害発生時の当たり前にしたいです。
IPA(International Play Association=子どもの遊ぶ権利のための国際協会)が「危機的状況における子どもの遊び:子どものくらしに関わる人のためのガイド」を出していて、IPA日本支部が日本語翻訳をしています。ぜひこちらのガイドも広めていただきたいです。
https://www.ipajapan.org/playincrisis
子供に必要なのは“習う”ではなく“遊ぶ”経験 大人に邪魔されない「公園サッカー」で育まれる力
高橋 利道フリーランス プレイコミュニティワーカー、プレーリーダー
「子供たちの成長には、外で思う存分遊べる場所がとても大切なんです。私たちが守らなければならない大切な環境なんです」
本当にその通りです。1970年代からすでに子どもの外遊びの環境が貧しくなったと言われていて、現在までその傾向はなかなか改善されません。
環境には物理的な環境と人的な環境があります。物理的な環境(場所がないなど)ももちろん大事ですが、子どもを取り巻く大人の在り方がいまより問われる時代になっています。
最近、経済格差による子どもの体験格差がニュースになりましたが、遠くに出かけなくても、身近な場所で思う存分やりたい遊びができることで体験の格差は是正することができます。そんな取り組みの一つが冒険遊び場づくりです。
https://bouken-asobiba.org
地域の大人の手で子どもが思う存分遊べる環境をつくる人が全国にいます。でもまだまだその数は少ないです。全国の児童館の数からすれば、常設なんて100分の1とかではないでしょうか。
子ども食堂ほどではないかもしれませんが、誰でもステップを踏むことで子どもが思う存分遊べる場をつくることはできます。
もちろん場を新たに作らなくとも、理解があって人と地域をコーディネートできる人がいれば、近所の公園でも遊べる幅は広がるはずです
【特集】なぜ撤去?子育て世帯に人気の交流スペース 「高齢者が使いにくい」という声も 香川・ことなみ未来館
高橋 利道フリーランス プレイコミュニティワーカー、プレーリーダー
昨日は選挙だからあげると違反?と思ってあげなかったのですが、子育て世帯に人気の交流スペースが指定管理者運営から町運営に変わって閑散としたというニュース(ひろゆきさん等がTwitterでとりあげて1,000万ぐらい見られている)
行政の対応がフィーチャーされていますが、議員の構成見てみると押して知るべしなところも。
以下、まんのう町議会より。
https://www.town.manno.lg.jp/chosei/gikai/info.html
16人中3~40代2人、60代5人、70代8人、80代1人
前回トップ当選が最年少38歳というのは、若年層の期待を一手に引き受けてるから?とも思いますが、この議会構成だと、2人の3~40代が頑張ってもひっくり返らないのは想像に容易い。議会の議事録までさらってないので、あくまで推測ですが。
ちなみに投票率は60%。世代ごとの投票率までは見ていないので、どう足掻いても若年層が勝てないのかまではわからないけども、高齢化率52.2%を考えると厳しそうな気もします。
行政だけに要望をあげても、議会が反対したら要望は却下されることを考えると、若年層はもっと政治家との付き合い方を学ばないとこのような事例が増える一方なのだと思います。自分自身ももっと身近なロビーイングに目を向けないとと思います。
子どもが豊かに育つための「緊急政策提言」を作成しました! - 一般社団法人TOKYO PLAY
高橋 利道フリーランス プレイコミュニティワーカー、プレーリーダー
参画しているTOKYO PLAYで緊急政策提言を作成しました。
こども家庭庁が設置されるタイミングでの統一地方選挙。改めて子どもにとって遊びがいかに必要不可欠なものか、子どもの遊び環境をより良くしていくためには何が必要かについて取りまとめています。
少子化が喫緊の課題であり、育つ子どもと子育て世代を支える意味でも子どもの遊び環境の向上は外せない要素です。
以下、目次です。
子どもが豊かに育つ社会のための「緊急政策提言」
日本の子どもは幸せか 〜データでみる日本の子どもの現状〜
Data1 子どもの幸福度
Date2 不登校・自殺
Date3 暴力行為
Date4 いじめ
Date5 子どもの精神疾患
Date6 学校での骨折は30年前の1.5倍
Date7 増加する子どもの視力低下
Data8 進む少子化
遊びの総合的な計画の策定
Plan1 子どもを取り巻く遊び環境の実態調査
Plan2 遊ぶことの大切さの普及啓発
Plan3 子どもの主体的な育ちに向けた遊び環境の充実
Plan4 子どもの遊びに関わる職務の専門性と社会的地位の確保
Plan5 子どもの社会参画の推進
Plan6 自治体内に遊びに関する担当部署・専門員を配置
生涯年収を左右する「非認知能力」とは何か。幼少期の遊びを通じて得られるメリットを考える
高橋 利道フリーランス プレイコミュニティワーカー、プレーリーダー
うーん、全体的に大人目線で、結局形の違った早期教育を勧めているように読めます。他者が評価しようとするから歪むのであって、子ども本人が満足した人生を送れるかという視点に立った場合に、見方が変わるように思います。
人間は生来自らよりよく育つ力を持っていて、年齢が低いほどに生きるために必要な力を獲得する力も強いのだと考えられます。だから、発達段階から見て今生きるために必要ではない力を早期教育でいくら身につけさせようとしても身につかないのではないでしょうか。
やってみたいと思える環境や刺激と、その気持ちを大切にして、下手に手を出さずに子どもから求められた時に手助けする周りの大人の関わりが大事だと思います
子どもの声がうるさいから公園が廃止…それでいいの?揺れる長野市の現地で徹底取材
高橋 利道フリーランス プレイコミュニティワーカー、プレーリーダー
子どもを排除した結果、その地域の未来がどうなるかをぜひ地域の皆さんで意見交換をしてみてもらえたらと思う。
一方で騒音や埃等に関する感じ方は人それぞれであり、我慢をし続けることで、心身を壊してしまう可能性があることにも想像をはたらかせたい。
できれば誰も悪者にせず、当事者が一体になって解決策を探していくというプロセスをもてるような、そんな地域づくりができたらよいのにと思う。今の時代はそのようなコーディネーター役が必要だと思う。その意味で今回の行政の対応で残念だと思ったのは自分たちだけで何とかしようとしたこと。もっと住民の主体性を喚起するアプローチがあり得たはず。
NORMAL
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