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【心得】もう、自己批判はやめよう
M T
恥の意識や自己批判は、自己中心的・自己陶酔的な思考で、自分の殻の外に踏み出せなくなる原因である。自分がいかにひどい人間か、いかに大きな間違いを犯したか、ということばかりを考えている。自分を卑下することなら周囲も多少好意的に見てくれる可能性はあるが、自己批判は真面目腐っているので人々に敬遠されてしまう。
自己批判をする人は、自尊心を高めるために他人を誹謗中傷しがち。なぜなら人間は自分は特別で平均より上と思いたいものだから。なので自己批判という性向を持つ人は、自分を高めるため他己批判をしてしまう。つまり人間関係も悪化する。
そのために大切なのはセルフコンパッション(自分に思いやりを持つこと)。
自分を批判せずに、自分を許すことができれば、他人を許すこともできる。自分は完璧じゃないと受け入れれば自己批判の必要はなく、他人も完璧じゃないと思える。自分は他人よりも優れている必要はない。皆、不完全である。誰でも間違いを起こす。
セルフコンパッションは、何をやってもいいという方向付けにはならない。むしろ自分の行動にもっと責任を持つようになる。あるがままの自分を受け入れ、未熟さを認めた上で、前向きな行動につなげられる。完璧な人間ではなく、思いやりのある混乱した人間になればよい。自分に欠点があることを認めると、行為の責任をとったり失敗から学ぶ心の余裕ができて、同じ過ちを繰り返すまいと思うこともできるようになる。
自分も欠陥があるし、他人も欠陥があると思うのがセルフコンパッション。自分のことだけではない点が自己憐憫との違い。
自分の不完全さを認めるほど、それを克服しやすくなり、自分の不完全さを責めるほど克服するのが難しくなる。まるでパラドックス。
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価値ある存在になるためには、自分を変えなければいけない、というわけではありません。
「自分のことを大切に思っていて、自分を苦しみから守りたいから変わりたい」のです。これは長期的にみて、ずっと有効で持続可能なモチベーションになります。
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