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【震災】あなたはこの「10年間」をどう振り返りますか?
NewsPicks編集部
櫛山 匠
あれから10年。 震災当日は、ロンドンに留学していて実感は正直ない。 朝目が覚めて、テレビをつけたときの衝撃は忘れない。   まだスマホもなく、日本の家族とはメールかSkypeで連絡していた当時。 英語の勉強のために、朝は起きてテレビをつけて、ニュースを見ていた。最初に飛び込んできたのは、荒れた海の絵だった。 津波のドキュメンタリー映画かなんかかと思ったけど、目を疑った。 「KESENNUMA LIVE」 ん? ケセンヌマ…? ライブ?! 飛び起きてパソコンの電源を入れる。 なかなか立ち上がらない。焦る気持ち。 メールを開いたら父から「無事です」 とメールが入っていた。ホッとした。 訳のわからない朝だった。 周りには日本の実家が被災した人がたくさんいた。 本当に色々考えるときだった。 「今できること。」 思い切って街で募金活動を始めた。 共に涙を流してくれる人々に心が動いた。 おばあさんは、日本の1万円札を手にこちらに向かってきた。 「大丈夫だった?本当に大変でしょ。昔日本に行って、本当に綺麗な国で、素晴らしかった。 あの日の思い出にこの1万円札を持っていたんだけど、あなたに託すね」 1万円以上の価値がそのお札にはあった。 プライスレスな1万円札は、輝いて見えたのを今でも覚えている。 「大切にします」 ロンドンでの募金活動で、感じることが膨れ上がった。 見ず知らずのアジア人が募金活動をしている。 そんな僕たちに声をかけて、話してくれる。 「心」を感じる瞬間だった。 結果的に、50万円ほどが集まり、支援団体に送った。 友人はアメリカに渡り、書道で書いた字を募金の見返りに活動していた。 世界中の日本人が動き始めていた。 帰る国、日本のために。 その後、帰国して、サッカーの指導で東北に行った。 言葉が出なかった。 その大きさを知った。 余震を体験した。 子供たちの笑顔は素晴らしかったけど、 色々な背景を持っていた。 あの日を通して、心を知った。 あのおばあさんの気持ち、俺にはあるだろうか。 日本では募金は詐欺みたいに見る人もたくさんいる。 実際、善良な心を踏み躙る人はいる。 でも、確かなものは見てわかる。 世界が平和でありますように。
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