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【熱弁】ジャック・マーの「問題スピーチ」全文
NewsPicks編集部
西村 友作中国 対外経済貿易大学 国際経済研究院 教授
ジャック・マー氏の講演について解説させていただきました。 内容を読んでいただくとわかりますが、ジャック・マー氏が展開したのは、金融業界に対する痛烈な批判でした。 マー氏の講演を要約すると、「中国の金融は未熟」で「銀行は考えが古い」だから「イノベーションが必要」だと説いています。そのうえで、中国は「管理能力は強いが、監督能力が欠乏している」、「昨日の方法では未来は管理できない」とし、古い規制で新しい取り組みを縛るとイノベーションは生まれないという考えを示しました。先進国におけるリスク管理手法を真似すべきではない。導入すればフィンテックの発展にマイナスになると言いたかったのでしょう。導入されれば、当然アントの業績にも悪影響を及ぼします。 一方で、基本的な考え方として知っておかなければならない事は、フィンテックの発展にルール整備が追いついておらず、当局は規制強化を進めようとしていという点です。 今回の記事にはなりませんでしたが、アントの金融商品を裏付けとしたABS(資産担保証券)が以前問題になりました。貸し出し債権を担保に資金を調達し、それを原資に再び貸し出しを増やしABSを発行…という方式で事業規模が急拡大しました。米国のサブプライムローンを彷彿させるシステムで、資本金に対する融資残高、つまりレバレッジが高まり、信用評価のアルゴリズムもブラックボックスで外から見えないという問題もあって、当局が規制を強化しました。それに代わって出てきたサービスが、記事にある「協調融資」です。 「新経済」など新しいビジネス分野においては、中国では比較的規制を緩やかにしてイノベーションが生まれやすい環境を作り、後に問題が出てきた時点で徐々に規制を強化していくというスタイルが基本です。 昨年10月31日、国務院金融安定発展委員会はフィンテックに対し「法に基づき金融活動を全面的に監督管理に組み込む」と表明しました。つまり、フィンテック企業を金融企業と位置づけ、金融規制の対象としたわけです。 今後、中国のフィンテック企業に対する規制はさらに強化されていくと考えられます。
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【新連載】ハーゲンダッツを超えた、中国の「高級アイス」の正体
NewsPicks編集部
西村 友作中国 対外経済貿易大学 国際経済研究院 教授
海外では「安かろう悪かろう」というイメージが強い中国ブランドですが、中国国内ではここ数年で着実に存在感を高めています。 もともと「世界の工場」として国内で製造し世界各国に輸出していたので、モノづくりのレベルは相当高いという優位性は持っていました。サービスレベルも近年かなり高まっています。 一方で、グローバル展開はまだハードルが高そうです。「安いけど質が悪い」とバカにされていた我が国の自動車や電気製品メーカーが、世界的に受け入れられるまでには相当な年月と努力を要しました。 『バック・トゥー・ザ・フューチャー3』のシーン 1955年に生きるドク 「故障するのも不思議じゃない。『日本製造』って書いてある(No wonder this circuit failed. It says, “Made in Japan”)」 1985年からタイムスリップしたマーティの返答 「どういう意味?日本製は最高だよ(What do you mean, Doc? All the best stuff is Made in Japan)」 このシーンからも、日本企業が数十年の時間をかけ徐々に世界の信用を得てきたことがわかります。 日本企業のこのような歴史をしっかりと学んでる中国企業も少なくありません。14億人を有する激戦の国内市場で実力と知名度を高めた中国ブランドが、グローバル市場を席巻する日が来るかもしれません。
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アントが持ち株会社検討、金融事業は銀行同様の規制対象に-関係者
Bloomberg
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