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【松田弘貴】混乱の後、シリコンバレーに生まれる「新たな芽」
NewsPicks編集部
シナジーか、パフォーマンスか。「成功するCVCの条件」とは
松田 弘貴Sozo Ventures Principal
日本の場合は事情が違うかもしれませんが、スタートアップの視点や他のVCの視点から見ると、CVCというのは有力案件へアーリーステージ段階での投資機会という点では厳しい面があります。 第一にスタートアップは早い段階で特定の色がつくことを嫌います。投資の対価として独占的なビジネス契約を結ぶケースはそれほどないですが、イメージ面含めて将来的に他社とのパートナーシップの障害になることは極力避けたいです。 第二にスタートアップは事業の柔軟性を求めますので、早い段階で特定の企業から投資を受けると、場合によっては他事業含めた事業のピポットが難しくなるケースがあります。 第三にスタートアップは投資家からの継続性を求めます。状況にもよりますが、継続投資が望めない投資家は避けられる傾向があります。 第四に有力案件であればあるほど既存の投資家は既存持ち分以上の割合で目一杯投資したいですし、新規のVCも目一杯投資機会をとりに来るので、CVCが入る余地は少なくなります。 こういった点を踏まえると、投資家としてCVCにも明確な価値提供が求められますし、時には他のCVCと連合したラウンド参画なども必要になってくるでしょう。 尚、本文中にGVの例が出てきますが、彼らはCVCとしては例外で、大量の投資プロフェッショナルを抱え、数千億円の運用総額を持っています。日本企業が真似をするにはハードルが高すぎるでしょう。 CVCのスタートアップへの影響に関しては、今年の一橋ビジネスレビューの夏号の「CVCはベンチャー企業を成功に導くか」で触れられていますが、CVC投資を受けたスタートアップは、バイオテック以外はビジネス成果がごく僅かしか向上していないということが定量的に実証されています。
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