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【危機】グリコ、HOYAのトラブルが「他人事」じゃない理由
NewsPicks編集部
西村 公宏とある税理士法人 しがない中間管理職 公認会計士 / 税理士
記事に記載されている事には納得できるのですが、 一点気になることがありますので、コメントします。 ユーザーたる企業に関して、この記事では 意思決定者たる経営者とシステム運営者の視点について 言及がありますが、実はもう一人の登場人物がいます。 それは、システムを使用して業務をする人たちです。 記事内では、日本の悪弊として システムのカスタマイズの事が触れられていますが、 このカスタマイズから避けられない事情として、 システム利用者の意見が企業内でとても強いからなのです。 仮にシステムをカスタマイズせずにそのまま使用しようとすると システムに合わせた業務フローの見直しが必須となります。 これが、システム利用者に強い負荷を生みだしてしまうのです。 そして、この負荷をシステム利用者以外が理解していないと たくさんの不幸がやってくることになります。 システム更新直後にシステムが止まるよくある理由の1つに、 システム利用者が必要な情報を正確に入力しきれない結果、 システムが次工程に進めずに止まるというものがあります。 これはシステムと業務のすり合わせが不十分な事から よく起こります。 この部分がネックになりやすいのはコンサルもよく理解していて 問題意識があるんですが、この問題の解決方法は、 利用者と運営者がよく話し合ってすり合わせを行い、 利害対立する部分は、経営層が仲裁して意思決定するしかありません。 この部分については、3者が互いに当事者意識を持って取組み 協議を重ねるしか、たいてい解決できません。 企業規模が大きくなるほど、その傾向が強くなります。 コンサルも、協議のお膳立てぐらいしかしてくれない場合は、 ほとんど役に立ちません。 一番大事なのは、当事者意識を全関係者に持たせる事なので。 だから失敗しやすいのです。 コンサルタントには、頭脳と調整力が求められますが 調整力は実務経験を積まないと高まらないので、 経験の浅いコンサルタントばかりだと、この辺でつまずきます。
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【緊急解説】いま「超円安」が止まらない理由
NewsPicks編集部
西村 公宏とある税理士法人 しがない中間管理職 公認会計士 / 税理士
こういう時こそ今一度読み返したい読書コーナー FACTFULNESSは人間が持つ様々な偏見の怖さを教えてくれる図書です。 特に経済という「数字」がつきまとう学問は、 その偏見に囚われやすい分野じゃないかと個人的に思います。 FACTFULNESSで紹介されている思い込みは、 以下の10個です。 分断本能 「日本経済は分断されている」という思い込み ネガティブ本能 「日本経済はどんどん悪くなっている」という思い込み 直線本能 「為替レートはひたすら円安になり続ける」という思い込み 恐怖本能 危険でない通貨安を、恐ろしいと考えてしまう思い込み 過大視本能 「目の前の為替レートがいちばん重要だ」という思い込み パターン化本能 「金利平価説がすべてに当てはまる」という思い込み 宿命本能 「日本の貧困化はあらかじめ決まっている」という思い込み 単純化本能 「為替は金利平価説だけで理解できる」という思い込み 犯人探し本能 「日銀を責めれば物事は解決する」という思い込み 焦り本能 「いますぐ為替対策を打たないと大変なことになる」という思い込み どこかの偉い人がこう言いました。 「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」 為替やゼロ金利に強い利害関係をもつ人が多く、 数字の使い方に長けた頭の良い人がたくさんいるNPですし、 今一度、思い込みで判断を誤らないように注意していきましょう。
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