赤井 厚雄

今回のシステム障害、保険でどこまでカバーされているのだろうか？

提言しても、何も変わらないのは、それを社会が求めていないからです。それ以上でも以下でもありません。

コロナ禍が明けて、昨年は久しぶりにこちらから会いに行ったニューヨークやパリの友人が、今年は向こうからやってくるようになり、東京でホスト役をすることが多くなりました。その際、彼らは日本でのビジネスミーティングの前に東京に入り、配偶者を連れて日本の食を楽しむ、ということが当たり前になりつつあります。つい先日も、長年の友人である世界有数の投資ファンドのトップが、夕方の便で羽田に着き、ホテルへのチェックインや荷物運びは部下に任せて、奥さんと二人で僕が予約したレストランに直接車で乗りつける、ということがありました。まずは、プライベートな時間として東京の食を気のおけない仲間で楽しみ、翌日は早朝に皇居前をランニングしてから仕事ということです。 ちなみに、その日に訪れたお店（今回のリストにある一つ）のお客の7割は英語を話す人でした。 私もかつては、パリでそんなことをしたことがありますが、東京がそんな都市になりつつあることを感じ、誇らしく思っています。 今回は、編集部の要請で、「東京の今」を代表するお店を10店選んでご紹介しました。いずれも、ガイドブック等で調べて知った店ではなく、新しいお店はほとんどその立ち上げから（今のオーナーシェフが元にいたお店のスー・シェフから独立したり、全く新しくコンセプトから作ったり）、人生の先輩から紹介してもらって通い、そのうちご子息など後継者が今の中心になっていたり、手触り感があって思い入れのあるお店ばかりです。 なので、他の選者が出てくれば別のセレクションがあるかもしれません。「東京の今を知る」一例と思って読んでいただければ幸いです。

絵に描いたような事業分割。投資の王道からすればダメな会社が破綻するのを待って、債権債務関係を整理してから安く買って建て直すのが安全だが、今回は元の会社がコンプラで追い込まれて「きれいな部分を新会社のそっくり譲渡する」（汚れた部分だけを元の会社に残す）という異例な形でWECARSが設立されて、それを伊藤忠が経営するという形。なので、社名を変更しているのはWECARSの方ではなくて、負の遺産を引き継ぐBALMの方だと思う。いずれにせよ、新会社はレピュテーションリスクを少なからず負うので、買収した伊藤忠が、それをどうやって払底し、ソリッドな業績に結びつけるのか、腕の見せ所だと思う。新しい企業買収のケーススタディになることを期待したい。

これ、各地の自治体でバラバラに対応するのでなく、①国全体の「国土形成計画」やブロック毎の「広域地方計画」でしっかり位置付けて、②「どうしたら皆んながハッピーになるか」(目標とする政策アウトカム)、③「そのために、具体的に何をするか」(政策のアウトプット)、④「そのためのコストを誰が負担するか」の4つに分けて整理し、KPIを定めて施策を進めて②に近づけていく必要があります。 問題提起は結構ですが、言いっぱなしは、そろそろやめましょう。

こういう記事を見ると、スポーツって大切だなあ、と改めて思う。おめでとうございます！

まったくこの通り。 「相手に関心を示し、相手がいまどんな状態なのか、何に関心を持っているのか、何をしているのかを知ろうとする。そして相手が何をしてほしいと思っているかを考え、それに応えるように動く」 そして、これをいつでも出来るようにするためには、自分に余裕がある状態をキープしている必要がある。 つまり、人間関係を豊かにするには努力が必要だということです。

フィル・ウィックハムさんの「どんな場所に住み、暮らそうとも、最大の娯楽は、つまるところ友人や家族と火を囲んで飲み明かし、語ることだ」と気づいたポンペイでの体験。はっとしました。

東京と長崎はそもそも自民が候補を立ててすらいないので、勝負にカウントして立憲が威張るようなものではない。唯一の対決は島根だが、立憲の亀井さんも「革新」ではなく「保守」であることをアピールしまくっての上での勝利で、これも立憲に未来を委ねたいという世論ではない。 いずれにせよ、岸田さんの支持率は低いままなので、唯一出来ることは、これから少しでもよい政策を打ち出して、努力を訴えることだけ。 規制改革など、かつてないくらい、斬新で革新的な政策を盛り込んだ骨太方針が6月には出てくるはずなのでそれにむしろ期待しています。