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【完全解説】なぜ、世界はこんなにも「不平等」なのか?
井上 道陽幸巡株式会社、金剛宝寺 副住職、副社長
世界は古代や中世と比べれば全体としては良い方向に進んでいると思います。
まずは人を中心に見るならば生命の危機である飢えや病による死の可能性を遠ざけることになるかと思います。
その上でAIや機械と協調して効率的に生産を行うものに資本を投資して社会を効率化する方向に持ってゆき、社会をよくする元手を捻出する必要があると思います。
r>gでこの道を進めば成功や資本は特定の成功者に集中してゆきますので、この時代に合わせた所得の再分配の方法を新たに考える必要があります。
地租改正のように中世の年貢から貨幣による近代税制に改革したのと同様に
ネットやAI、ロボットなど第4次産業革命の実情に合わせた制度の構築が
求められるとみています。
高い生産性をもたらす生産設備やシステム、データベース等の無形資産に課税できるようにするか、あるいは結果としての資産への課税を行う方向で税制を調整する方向を考えたほうが良いのかなと個人的には思います。
後は政府以外の団体も含めた社会での所得の再分配の仕組みを複数持たせて
共助を競争させつつ公的部門がカバーできない分野できめの細かい分野別の対策が行われることが望ましいのではないでしょうか?
飢えや病などの死の恐怖を遠ざけたうえで、「足ることを知る」考え方や幸せを感じる感謝の気持ちの持ち方など平穏無事な生活から幸せを感じる心の教育を行い、妬みや嫉妬による階級闘争を和らげてゆく対策も必要だと感じています。争いごとによる破壊は皆で豊かさを失うことになりますので、できれば「喧嘩せず」に流れを持ってゆく努力をしたいと思っております。
日本人は「失われた30年」の本質をわかってない
井上 道陽幸巡株式会社、金剛宝寺 副住職、副社長
今からすでに勝者が決まりつつある分野で勝負しても劣化版のGAFAができるだけでしょう。もう一度ゼロベースで世界一を取れる分野に限られた資源を集中する弱者の戦略をとるのが良いと思います。
少子化人口減少を逆手に取る機械化・AI化、クラウド・遠隔化による高度なシェアリングによる既存産業やサービスの低コスト化などはどの分野でも実現可能だと思います。我々がここまで築き上げてきたストックは車と一緒で95%近く稼働していないものはたくさんあります。稼働率を上げて既存の価格を1/10にできれば十分生き返ります。
次の世界で実際に現場で働く最高のロボットを組織的に協調させて結果を出すような仕組みは職人気質な日本に有利な分野だと思います。米中が思考の性質として苦手でかつ絶対に必要とする分野に勢力を築く必要があります。
あと人口が減る中で一人当たりの土地や資源の割当は増えますから、海洋資源開発や宇宙資源開発などに将来を見据えて投資してゆく手もあると思います。
幸いまだこの国には戦力は残っていますので、適切な戦略を立てることができれば今よりもましな状況は作れるのではないかと感じています。
受け入れ14業種で34万人余 外国人労働者拡大で政府が提示
井上 道陽幸巡株式会社、金剛宝寺 副住職、副社長
事実上の移民政策は不可逆な社会の変更になるので、個人的には少し遅いくらいのスピードで慎重に進めて良いと思っています。
労働集約型で低生産性の産業を延命させても長期的にはこの国のためにはならないと思います。混乱が生じても、人手不足と人件費高騰に苦しんで淘汰されながら変化に適応するほうがましだと思います。
人手不足14業種への激変の緩和措置として人件費の増加分を減税するとか省力化投資への支援、生産性の高い企業への集約促進の方向性へ持って行くほうが良いと思っています。
賃金の安い労働力を搾取して現状を維持するより、市場原理によりそれらの企業が存続することで抑えているリソースを開放し成長する産業へ再配置するように促すほうがこの国のためになると思います。
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