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大学生の5人に1人は買ったことがない「雑誌」 購入しても「読まない」人が続出、では、なんのために?
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牧田 陽奈子慶應義塾大学 第5期 Student Picker
受動的態度で情報に容易にアクセスできる時代です。 ほぼ無意識的にアプリを開き、目的なきままスクロールするだけで基本的には自分の見たいものが流れてくる各SNS媒体。各社の策略にまんまとかかり、ただ時間を吸い取られている現代人はなんて不幸なのだろうと、個人的に日々悲観しております。 雑誌は、その情報のキュレーション、そして情報をどう表現するかに、多くの時間がかけられ編集されたメディいだと思います。各雑誌によってそれぞれのテーマ性を持ちながらも様々なジャンルを軽やかに横断する。口語でも文語でもないが、人格が宿ったようなあたたかな文体に心が躍ります。 思わず読みたくなる仕掛けがありながら、読みたい場所のみページをめくることで主体的に情報を拾いにいくこともできる、雑誌は中動態的なメディアなのではないかと考えます。 情報取得の意思選択を容易に手放せて、ただ機械的にスクロールに走る、フィルターバブルに囚われる。といった目の前に当たり前に広がるディストピア的なSNSとの付き合い方を、多くの大学生がインテリアにしていると回答した「雑誌」をなんとなく読んでみることで、今一度考え直す機会になればいいのになと、心から思います。
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