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【入門】ビジネスで使える経済学「レーティング」ってなに?
松崎 民間教育企業
私は、非常に多くの企業で使われている「NPS(Net Promoter Score=ネットプロモータースコア)」に否定的です。
あれはサービスのある種の質を測るレーティングですが、研究レベルでは、NPSの信頼性はかなり怪しい。
NPSは、人に勧めたい度合いを0から10まで11段階で尋ねます。しかし人によって、あるいは国によって、数に与える意味は異なります。
例えば「良い」を表すのに、人によっては「8」だったり「9」だったりする。そしてNPSは「8」と「9」だと結果の扱いが大きく異なります。
そもそも11段階というのは、人間が適切に評価できる認知の限界をちょっと超えている。
アンケートで評価を答えてもらうなら、点数ではなく、自然言語の方がずっと良いですね。点数ってただの数字だから、人によって込める意味が大きく変わってくる。
自然言語の「良い」や「普通」だと、人による意味のブレは減ります。
部下に権限を与えたつもりが、単なる“無茶振り”で終わる問題 「理想的な権限移譲」のため、飛び越えるべきでない4つの段階
松崎 民間教育企業
例えば営業のやり方も、型があるからこそ「自分の性格からするとこうだな」とか「自分の能力からすると、このやり方のほうがいいのにな」っていう、それ(型)に対しての意見が出たり、文句があったり、改善がしたい気持ちが生まれたりするっていうことだと思うんですね。だから、いきなり第2ステップの「自由と自己責任型」に持っていく権限移譲は、「権限移譲じゃなくて無茶振り」だと思っています。
でも、普通のマネージャーとかも同じだと思いますよ。「俺は権限移譲するから」って言って、ゴールと達成基準みたいなものだけ与えて、あとは自由。それで「どう? できてる?」みたいな感じの課長っているじゃないですか。
でも、それはやっぱりダメなのです。権限委譲された側のメンバーの能力がすごく高くて、それでできそうなんだったら一気にやってもいいんですけど。そうじゃなかったと気づいたら、今度は「1から10まで指示してあげる段階(第1ステップ)」に下りて、もう1回やり直さなきゃいけないと思うんですよね。
NORMAL
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