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【危機】グリコ、HOYAのトラブルが「他人事」じゃない理由
NewsPicks編集部
倉田 浩美ヴィジョナリーブランド株式会社 代表取締役社長
確かに海外企業の場合は、社内のIT部でも幅広いIT分野の中でそれぞれ経験豊富な経験をすでに持っている専門の人材がいます。 例えばリテール業界の場合、インフラ担当、POS担当など分かれており、インフラのみの経験者が、POS入れ替えという大掛かりなプロジェクトに主要メンバーで携わることはありません。  さらに、特定のIT分野に特化した経験保持者を常に社内リソースとして確保しているので、全て丸投げという状況は起きないです。実際、私自身も大掛かりなITプロジェクトを何度も経営陣の立場で経験しましたが、進捗状況含み深く関わっていました。お陰でIT知識も増えました。 通常、大掛かりなITプロジェクトの場合、プロジェクト組織図がまず作られて、社内外の役割分担もクリアになっており、プロジェクト組織図には必ず社長がスポンサーという立場で、組織図の中に役割として明記されていることで、詳細な進捗状況を定期的に社長へ報告し、アライメント(同意)を取るというコミュニケーションプロセスがしっかりとあります。 そして、記事にあるように過度なカスタマイズは避ける傾向にありますね。人材の流動が高い海外企業の場合は、後任者でも誰が見てもわかるマニュアルや仕様書をしっかりと作り込んであるケースが多いです。 ITに限らず、アウトソーシングを活用する場合は、丸投げではなく、お互い同じ立ち位置のビジネスパートナーという考え方が、相乗効果で良い方向性にいきますね。
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