遠藤 克也

これ視点を変えて話すと、マラソン日本記録保持者の大迫選手は昨年までナイキ・オレゴンプロジェクトに所属していました。 大迫選手はこれまでマラソン以外でも1500mや10000mでも日本記録に近い記録で走り、5000mやマラソンでは日本記録樹立と圧倒的に速かったです。 実はその裏にナイキのシューズの力も関係してたのではと多少勘繰ったりしますが、これまでの大迫選手の努力を知る者からしたら大迫選手の力は間違いなく圧倒的かつ本物です。 これら踏まえて大迫選手の真価であったり、他の選手がどんな記録を出すのか、ナイキのズームXが日本長距離会にもたらす影響が楽しみで仕方ないです。

「足が速くなること」というのは進化ではなく、退化なのではないか、と。無理やり角度を変えて、動物に近くしているわけですから。 先日ドッグランしている犬を見て感じたのは、人間はどんなに頑張っても犬に走りでは勝てないなという事でした。 人間が地球上で君臨する所以が知能である事を考えると、走りを速くするという行為が人類の進歩という観点では退化で、非常に非効率な事をやっているのかもしれない。