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【塩野七生】若いあなたへの「ラストメッセージ」
遠藤 達也慶應義塾大学 学生
つまり、「まずは登ろう」と。そうすると視界が開けてくる。そうしたら次に登る先を考える。
ふもとにいるばかりで、「この山を登ったらどういう得があるだろうか」なんて考えない。リターンがあるかどうか考えるより、まず登ってみるほうが、物事はよほど簡単になります。
論語が言うように、40代までは思う存分迷っていいのです。「自分に何ができるのか」なんてうじうじ考えず、目の前にある、今できることをやる。
ただ、すぐさまあちこちに転職するのではなく、2~3年は1カ所で何かをやってみるのがいいわよ。
後天的な素質を伸ばすためには、常に前線に出ること。実際に戦って勝負勘をつけなきゃだめ。ベンチで試合をぼんやりと見ているようなのじゃ素質は身につかない。
数学嫌いこそ知りたい、「数学的思考力」を身につけるべき理由
遠藤 達也慶應義塾大学 学生
MECEとは、ある対象全体をいくつかの要素に分類した際に漏れや重複がない状態を指すのですが、数学的思考力が備わった人はこの思考法が非常に得意なんです。
数学的思考ができる人は自分がなぜミスをしたかを分析・整理することができるため、人生の選択においても的確な判断や軌道修正ができている印象です。
数学的思考力が身につくだけでなく、ビジネスにすぐに使える分野はありますか?
すぐに使えるという意味では、統計学がおすすめですね。
統計学はデータ間の相関関係を見つけるためのもので、データ時代に生きる私たちは学んでおいて損はありません。
今、私たちはビッグデータの時代にあり、毎秒大量のデータが生成されています。しかし、社内のデータや部署のデータを適切に活用できているでしょうか。
データを活用する技術を身につけることで、売上の向上や部下のパフォーマンス評価、コストカットなど、新しい提案につながるはずです。
統計には平均値、中央値、分散、標準偏差、相関といった用語が存在し、それらを理解するとデータの見方がよりクリアになります。
特に、売上の予測において分散を把握することは重要で、分散を理解することで、売上が最も多い時と最も少ない時の差を明確にし、ビジネスのリスク管理や意思決定を効果的に行うことができます。
平均値だけを見ているとデータの全体像を見失う可能性があるので、統計学を学び、分散を理解することはビジネスにおいて極めて重要です。ただ相関関係は因果関係とは異なります。この点には注意しながら勉強してください。
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