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都の重症病床、確保数増え使用率減少…解除議論に影響も
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
キリよく倍になってるし、詳細の発表もないしで、物議を醸してた情報ですよね。
よくわからないのですが、重症者の定義を国と都で違うのは以前から周知されてましたよね、その是非は別として。
で、定義の確認をせずに、分子となる重症者数の報告を都がして国が報告を受け、分母となる重症ベッドの報告を都がして国が報告を受けてたということですか?
分子は都と国で定義が違うから、国には国基準の数字を報告して都の発表は都基準、なのに分母は国への報告も都の発表も都基準??
結局、分母が違った理由がわからないのですが、HCU/ICUに入っていても呼吸器がついてなかったらカウントしていないという都基準で分子の重症者を小さく見積もるのはわかるのですが、、、
ICUはほぼ全床で呼吸器がみれます。HCU(申請あり、4:1の看護基準などあり)なのに呼吸器がみれないベッドがそんなにあるとは思えず、いきなり倍増するような算出法ってなんなんでしょうか?
定義が変われば数字が変わることには納得できますが、数字を見て納得できる変化ではないですよね。
妊婦さんが自分で気持ちよくうてるように 妊娠中に接種の医師、体験談を積極的に発信
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
内田舞さん、今も昔も変わらない空気で懐かしい。
妊婦として、医師として、色々と情報を得て納得してワクチン接種を受けた、と。
そして、医師でも子供の病気で悩むことはあり、気持ちが追いつかないまま接種しなくても良いとのこと。
打つか打たないか、聞かれれば自分は打ちますし、打つことをお勧めしますが、強要はしませんし、同調してほしいわけでもありません。
正しい情報をえて、自分で納得のできる選択をしていただければ。
1人1人の行動は打つか打たないかの二元論ですが、気持ちは割り切れませんから。
対立構造となる必要もありません。
皆様も納得できる方を選ばれて下さい。
正しい情報を広めたいと思いますし、明らかに「煽り」でしかないものに嫌悪はありますが、ワクチンを打ちたくないとか打つのが不安という個人の気持ちには共感します。
1つの情報として、この記事をpick。
コロナワクチン接種開始 東京の病院で国内初、医師ら先行
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
みなさんがおっしゃられている通り、「医療従事者4万人にまずは安全性を確かめる」というのは不誠実な書き方ですね。
有効性も安全性も現在のデータ範囲では確かめられていて、免疫獲得のために接種するだけですね。
それでも、より安全に接種を進めていく必要があるため、このワクチンに限らず副反応のデータなどは引き続き追っていく、というのが適切な受けとめ方かと思います。
国内の医療者の接種の際にはこういった意見が多くいただけるのはありがたいことですが、年末年始頃の「不安だからもう少しデータが出てから、、、」というのにも海外や他の人が先にうってみてからなら安心できるというようにも聞こえてしまい、違和感もありました。。。
第Ⅲ相試験、そして現在までの多数の接種から今のデータがあるわけで、それはそれで安心材料ではありますが、誰かを試しにして安全性を確かめるという文脈はかなり慎重に言葉を選んでいただきたいものです。
大幸薬品、クレベリン12万個を無償提供 全国の病院に
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
未認可の消毒剤、、、効果もハッキリしません。
コロナ禍で売上は伸びているようですが、この動きはあくまで善意と信じたいところ。病院でも使用されているという名目を得るためのマーケティング戦略ならやめてほしいです。
おそらくは新型コロナ感染症受け入れ病院のようなところでは提供をうけるところはないと思いますが、感染管理や消毒剤などに詳しくない病院は有り難く受け取る可能性もありますので。
学校への納入なんて話もありましたが、まずはきちんとしたデータを出して認可を受けるのが先決では?
(二酸化塩素溶液にウイルスを5分漬けたみたいな実験で十分とは考えませんので)
イベントなどの感染管理で謎のミストや空間除菌みたいなのって未だにあるのも信じがたい現実です。
国産初の手術支援ロボットシステム「ヒノトリ」、米独に拠点設立で飛び立つ
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
ダヴィンチの一強時代が変わっていくのかもしれませんね。
ロボットが人を超えていくか、、、人にしかできないことはあると思っているので、単純な「超える」は考えにくいのですが
医療分野ではコミュニケーションという部分があげられるものの、先日の緩和ケアの研究会で話題になったのですがserious illness conversation guideなんてものがあって、順番通りに内容もほぼそのまま使用することの有効性が評価されているコミュニケーションスキルがあります。
それが医師一般に浸透しているかというと、重症病態の説明をしている医師は多数いても、それを知らない医師も少なくないようです。もちろん部分的には同じようなことをしている先生は多いとは思いますが。
もちろんコミュニケーションにおいてはさまざまなコンテクストも重要なファクターですけど、スキルフルなコミュニケーションはロボットの方が得意という可能性もあるかな、と感じています。
何が言いたいかと言うと、ヒトらしいことアクションだからといって人の方が優れているということではなく、ロボットの進歩とともにその支援に任せられることと人がした方が良いことは変わっていくのでしょう。
医療崩壊を食い止めるには?医療現場(テーマ別)【そこまで言って委員会NP
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
・医療崩壊というのは定義や解釈によって変わる。
→風邪で受診希望しても1か月とか待つ国は日本から見たら最初から医療崩壊だと思う人もいるでしょう。
・5類にしても解決しない。
→感染しやすく、重症化しやすいから。致死率は低めな代わりに大流行しやすい性質が揃っている。そもそも専門病院以外で診療してはいけないという運用では以前からない、
運用面でのメリット・デメリットはある。
・医師会は1つの団体であるけれど、医師の代表でもなければ、病院の総意を伝える団体でもない。
・通常診療を維持しない、高齢者を見捨てる医療で良いのか、、、
→ぜひここは考えてみて下さい。急性期病院の入院患者の平均年齢は75-80歳となっている病院が多いのではないかと思います。高齢者を切り捨てるような論調には賛同し難いものの、超高齢者への過剰とも感じる医療が多く行われているのもおそらく事実です。これも視点が変われば手厚い医療が行われているということでしょうけど。
フリーアクセスで、非常に安価な医療を崩して、COVID-19のような感染症を最優先すれば、きっと日常生活への影響は少ないと思いますが、病気はいつ誰の体にふりかかるかはわかりません。病気になったことを不運と割り切り、迅速かつ十分な医療が受けられなくても構わないというのであれば、医療リソースの多くを新型コロナ感染症に割くという方法もできるかもしれません。
医療システムや各病院の臨床に改善すべき点が少なくないとは思いますけど、未だに5類がどうこうと言っているようでは多分議論が進まないのですが。そこすらも伝えられていないのは医療行政や医療界の問題なのかもしれませんね。
子どもの15%以上 “うつ症状” 新型コロナによる心の影響調査
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
成育医療センターのパンフレット
https://www.ncchd.go.jp/kokoro/medical/pdf/03_h20-22guide_11.pdf
思春期のうつ病は4-8%、18歳までの累積頻度は20%と言われていますので、決して珍しい問題ではありません。
成人と違って小児のうつ病では
・抑うつよりも、イライラが増えたり。
・過眠や過食もある。
・自殺に繋がる頻度が多い。
抑うつ症状があることと、「うつ病」は類似しているものの一線をかくすものです。
今回のデータを「うつ病」が15%以上と捉えると確かに受け入れ難い情報なのではないかと思います。今回はその差異を論じませんが。
大人も自身で気づいているいないに関わらず、やはりそれなりに心理的な影響を受けていると言われています。これだけ環境が変われば当然と言えば当然です。
子供もやはり同様で、その問題提起として今回のデータは、まずはその事実を認識するための「始まり」と言えます。
子供と関わる方々はそういう変化があるだろうと意識していただくだけでも変わってくるかもしれません。
なお、うつ病は勘違いも多いので以前にもコメントしました。もう記事はありませんが。
うつ病をただもの悲しくなったり、やる気がなくなったり、死にたくなったりするような病気だと思ってしまっている方はご一読いただけると、あまり説明が上手くないかもしれませんが、少し見方が変わるのではないかと思います。
https://newspicks.com/news/3604674/?utm_campaign=np_urlshare&invoker=np_urlshare_uid2799183&utm_source=newspicks&utm_medium=urlshare
心筋梗塞合併症、4倍に増加 コロナで受診遅れ―国循:時事ドットコム
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
世界中でこの受診控え・受診遅れが問題になっています。
心筋梗塞の治療はカテーテル治療が主流ですが、血管が完全閉塞しているST上昇型心筋梗塞では、受診から血流の再開まで目標90分、専門病院の多くは60分、早いところでは30分を達成するように対応しています。
数時間の受診遅れや、数十分の新型コロナの迅速検査待ちが小さなことではないと伝わるでしょうか。
(検査結果を待ってからしかカテーテル室に入室できない病院もあるようで、、、)
どういった状況だと受診すれば良いか、救急車を呼ぶべきか、なかなか難しい判断だったりしますが、あまり我慢し過ぎないようにはして下さい。
迷ったらせめて#7119にご相談を
ワクチン接種“日本の遅れ” 「感染者数少なく、治験データ不足」 菅首相が説明
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
国内では200人程度の第Ⅰ相・第Ⅱ相試験のデータで承認審査するのではなかったのでしょうか。
それで日本人での安全性と免疫原性の評価をして、海外の第Ⅲ相試験の結果と合わせての承認と理解していましたが、感染者数が少ないことが影響するということは実薬とプラセボで統計学的な有意差が出るほどの試験を組んだということなのでしょうか。
国内の累計感染者ですら40万人(0.3%程度)なので200人集めて感染流行初期から今まで観察しても1人も感染者いない計算となりますが。。。
揚げ足をとっても仕方ありませんが、本当にそこがボトルネックだったのか。
承認審査などに詳しいわけでもありませんし、実際のところ非常に大変な作業を少しでも早く承認するために努力されてきた方がたくさんいるとは思いますので感謝しかありません。
切り取られ報道なのかもしれませんが、首相には事実をきちんと説明してほしいと願います。
ワクチンの臨床試験ガイドライン
https://www.pmda.go.jp/files/000208196.pdf
“コロナ感染での休業は無給” 東京女子医大の文書に波紋
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
病欠で給与が出ないのはごく普通のことだと思うのですが、このタイミングで文書が出てくる、ということに意味があるのでしょうか。。。
(取得残があれば)有給+連続3日目以降は傷病手当金が出ます、と追記していれば親切だったでしょうか。
また、労務が原因であれば労災とされるでしょう。
それとは別に、法人からの自粛要請というところですが、社会インフラとしての医療サービスを提供しているので感染拡大防止のためにやむを得ないともされていますが、一方的な私生活の制限が許容されるものではなく、そういった意味ではもっと丁寧なコミュニケーションが必要だったとは思います。
新専門医制度などムリヤリ大学病院への回帰を促そうとしても、こうしたことが続くと人が離れていくのは避けられないと感じます。
分野によっては日本のトップとされる病院ですのでしばらくはごまかせるかもしれませんが、やはり長期的にはこうした部分は改善されることを望みます。頼りにされている病院なのは間違いありませんので。
なお、私の勤務先病院ではCOVID-19関連での治療や接触者としての隔離に伴う休暇は災害時特別休暇扱いとなります。

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