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日本のコロナ医療の弱点、「集中治療ベッド数」はイタリアやスペイン以下 - Close Up
百武 美沙慶應 医師
確かに、日本は病院数と病床数が世界一ですが、
筆者が言うとおり、「ICU病床と専従・専任の医療従事者が少ない」という点は非常に大きな日本の問題です。
が、
それ以上に、根本的に
【医療従事者の数が少ない】
ということが最も大きな問題ではないでしょうか。
人口あたりの医師数はOECDの中でもトップレベルで少なく、既に無理のある勤務体制が敷かれている上、
処方などを始めとする医師と同じ権限を持つ医療従事者(アメリカでのPhysician AssistantやNurse Practitioner)がほぼ皆無なことからも、
COVID-19により医療資源の需要が急激に増えたときに対応が出来ず、医療崩壊へと繋がってしまうことを危惧しています。
米国の感染者21万人超す NY州だけで中国上回る
百武 美沙慶應 医師
まさにニューヨークの医療現場におりますが、完全な医療崩壊とまではいかないものの、
医療現場の人間は心身ともに相当追い込まれており、
家族の死に目に逢えない複雑な悲嘆(complicated grief)や、自宅隔離が続いてストレスの溜まっているニューヨーカーたちも含めて、
メンタルヘルスの課題が爆発的に増えていることを痛感します。
私たち緩和ケア医は、患者や家族のみならず、スタッフの心身のサポートをおこなっていますが、こちらも疲れすぎてしまわないようにお互いをなんとか支え合っている状況です。
ニューヨークは大都市で感染拡大の制圧をうまく出来なかった場合に何が起きるかの「炭鉱のカナリア」だ、という批評を目にしました(炭鉱のカナリアは、何らかの危険が迫っていることを知らせてくれる前兆をいいます。 これは、有毒ガスが発生した場合カナリアの鳴き声が止むことから、炭鉱労働者がカナリアを籠にいれて坑道に入ったことに由来するものです)
どうか、日本がニューヨークの二の舞いになりませんように。
ニューヨークのカナリアはかなり瀕死状態です。
乳がん検診、マンモの意義【2020年を占う・医療】 - NEXT MEDIA "Japan In-depth"
百武 美沙慶應 医師
乳がん検診の難しさ(若い患者でのデンスブレスト・擬陽性の多さ、追加検査でも擬陽性が多く、結局不要な生検へと繋がってしまう事実)について述べられており、
最後のまとめのところまでは
『素晴らしい記事!』
と賛同してもしきれない内容だったのですが…
【ここで念頭におくべきは、乳がん検診は究極的には予防医学であり、保険医療の範疇を超えていることだ。】
と、最終的には乳がん検診は、保険診療ではない為、『患者の自由な選択』と投げてしまっていることに驚きを隠せない。
アメリカでは予防医療も保険診療であり、その違いはあるものの、
(『予防医療も保険診療であるべき』という、これとは全く別の次元の議論も、もちろん大切だが)
究極的な医師の使命は「人々の健康を守ること」で、
予防医療だろうが・保険診療だろうが、
正しい医学知識・最新のエビデンスに基づいて患者さんにしっかりと指導・教育し、より適切だと考えられるパスウェイに誘導することが非常に肝要だと考える。
東京が「世界一危ない都市」と断定されたワケ
百武 美沙慶應 医師
東京は、
『世界一安全な都市ランキング一位』であると同時に、
『驚異リスク都市ランキング一位』でもある、とのこと。
少し違和感がある結果ですね。笑
『驚異リスク都市ランキング』は、紛争や災害の驚異のリスクだそうで、東京は災害のみでピックアップされたのでしょうが、
東京に長年住んでいてから、ニューヨークにも数年以上住んでいた身からすると、
肌感覚からしても、東京は驚異リスクは非常に低いように感じます。
近年の台風などの水の被害はありつつも、地震の対策も他の都市と比べると進んでいますし…
ニューヨークは戦前の建物が多く、エレベーターもろくに動かない建物も多数あることを考えても、大災害があったら、個人的には東京にいたいですね…(笑)
着るだけで疲労回復ウエア、増えてます
百武 美沙慶應 医師
赤外線により『疲労回復』の効果が期待できる洋服、とのこと。
作用機序としては、副交感神経に作用することで、筋肉の緊張をほぐしたり血流を促したりする効果が見込める、とのことです。
ここで注意していただきたいのは、この効果は向き不向きがある・24時間やるべきではない、ということですね。
基本的には健康な方が、家でリラックスしているとき・夜に寝るときに着用する分には問題ないかと思いますが、
特に起立性低血圧(立ち眩み)がしやすい方は、副交感神経が優位になると血圧が低下しやすいので注意が必要です。
また、副交感神経は体の血流などが【リラックス】する効果があるので、『頑張るぞ!』と気合いを入れる時には不向き。
試したことが無いので効果の有無は分かりませんが、
ご利用時は上記の点に注意して使用していただきたいと思います。
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