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【新】VC日本上陸20年の歴史と、ベンチャー投資の行方
伊藤 豊スローガン 創業者
20年ぐらい前を起点にして日本における起業家・ベンチャーを中心とするエコシステムが徐々に形成されており、多少のアップダウンはありつつも右肩上がりに充実化しています。ブーム(一時的盛り上がり)ではなく長期のアップトレンドです。さまざまな因数分解(連続起業家の数、エンジェルの数、ベンチャー就職者の数、リスクマネーの供給量などなど)して考えても、すべてが明確に伸びており相互作用しながらプラスのスパイラルを生んでいます。
一方で、ベンチャーキャピタルの助けを借りずとも、早めにキャッシュフローポジティブに事業立ち上げができて、いわゆるワンプロダクトに集中投資という手法と違うやり方で事業拡大するベンチャー企業もあります。こうした隠れた優良成長企業に光が当たりにくく、VCからバンバン大型調達してバリュエーションを上げまくる会社が過度にスター扱いされ過ぎるのは歪みを感じます。
【瀧本哲史】「努力が報われること」は絶対にやってはいけない
伊藤 豊スローガン 創業者
「資本がすべて」になりがちだからこそ、「資本がすべてにならない領域」で勝負することが大事。世の中は資金・物量を投入したもの勝ちのビジネスだけではない。この辺の話がわからずに、資本がすべてだということで大資本の巨大企業で働くことが安定だと思い込む人もいます。大資本のシステムの中に組み込まれないと価値を生み出せない人は、ハイスペックコモディティでしかないのに。
起業家・イノベータなる人は、資金・物量を投入しても勝てるかわからない、複雑性の高い領域で勝負できる力、すなわち、努力すれば報われるかわからない不確実性の高さと向き合える勇気や胆力、あるいは戦略的なセンスが大事だと思います。
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