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伝統工芸からサッカー界へ。中川政七の「学びの型」で、クラブと選手はどう変われるか
BNL (Business Network Lab) | Eightが運営するメディア
武政 泰史Professional Football Club
奈良クラブ、中川政七社長インタビュー記事。めちゃくちゃ良い。根本の考え方、アプローチ方法など共感だらけ。 ------------------------ ・(「学びの型」について)まず一流との差を知る。その差はいくつもあるわけですが、その中から一つにフォーカスを絞る。それを日々の練習に落とし込む。(中略)うちの選手はそもそもサッカーを見ないらしいんですよ。同年代の一流サッカー選手の書いた本を読むこともしない。クラブハウスにライブラリーを作るにあたってヒアリングした際、そのことを知って衝撃を受けたんです。 ・1月末に開催した中川担当の第1回N.ROOM(社内勉強会)は、パーソナルブランディングがテーマだった。試合出場時などにアナウンスされる選手のタグライン(異名)を自分たち自身で考えるという課題を設定、3人一組のワークショップ形式で行った。 ・奈良クラブの選手には「何かを勉強すること自体が中学生以来」という選手もいた。教える側の中川も「選手の集中力が30分も持たないのではないか」と心配していた。だが、実際は自ら居残りを志願する選手も現れるほどの盛況だった。 ・漠然とチームのJ3昇格を目標に置いていただけでは、いくらチームが好調であろうと、その時点でやるべきことがなくなってしまう。だが、それを「2年後にJ2レギュラークラスになる」という自分ごとの目標に落とし込めていれば、腐っている暇はなくなるというわけだ。 ・そこで尋ねました。『クラブの年間売り上げ2億円のうち、あなたたちの試合を見るためにお客さんが払ってくれる、いわゆる入場料収入はどれくらいあるだろうか』と。みんな思い思いに答えましたが、正解はたったの300万円です。選手30人で割れば1人当たりはたったの10万円です。ホームゲームを15試合やってたったの10万円しか稼げないというのは、どう見てもプロ失格でしょう。そのように具体的に考えれば、ピッチ外にも自分のやるべき仕事があり、学ぶべきことがあるということが、自然と腹落ちするはずなんです。 ・効率よく学ぶ上でもう一つ、中川がとても重要だと考えていることがある。それは、これから学ぶことの全体像を体系として理解することだ。知識とはネットワークであり、互いの関係性が見えない情報は使い物にならない。「まず森を知ることが大事」と中川は言う。
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「最近の若い奴は」と言う管理職は仕事をしていない――『ジャンプ』伝説の編集長が考える組織論
ITmedia ビジネスオンライン
武政 泰史Professional Football Club
後編も素晴らしい。話に挙がるテーマも、マーケティングから人財育成まで幅広く、興味深い話ばかり。 特に印象に残ったのは以下若手の育成についてのくだり。1on1を設定し実行するまではよくありそうな話ですが、鳥嶋さんの場合はそこからがまた面白い。 ■ 以下文中より抜粋、一部要約。  僕が白泉社に来てまずしたことは、100人ほどの社員全員と面談をすることでした。総務に来てもらって「全員と面談したい」と伝え、1人30分ずつで1日6人ほど、それで2カ月半かけて全員と面談をしたのです。 その面談で感じたのは「現場の若手にやや元気がない」ということです。そこで再度、総務にお願いし、40歳未満の人をピックアップして、年齢も職種もバラバラにして4人1組でチーム分けをしてもらいました。  月曜日の午前11時から、4人1組で2時間3セット、サンドイッチを食べながらミーティングをするのです。お題は2つ決めました。「あなたが社長になったら」「あなたが編集長になったら」のどちらかを選択してもらい、A4で1枚の資料を作りプレゼンしてもらうのです。それをもとに他の参加者や私とディスカッションするというものです。 (その狙いは2つ) 1. 言葉の力を磨くこと。 なぜなら、編集者の仕事は、作家の言葉を聞いて、言葉を使って読者に伝えること。言葉こそが武器であり、その力を磨かなければビジネスにならないから。 2. いろいろな社員と顔が見える関係を作ること。 なぜなら、100人規模の会社になると、 社内の人間をうまく活用しないと仕事が回っていかなくなるから。
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『ドラゴンボール』を読んだことのない僕が、先輩に反論するために全巻読了した結果
東京上野のWeb制作会社LIG
武政 泰史Professional Football Club
ドラゴンボールの人気に影響を与えた転換点の一要素について。以下、過去の某インタビュー記事で発言されている鳥嶋元編集長のコメントから一部抜粋。 「キャラ立ち」と「トーナメント」。 ------------------------------ 『ドラゴンボール』は最初の頃、あまりに人気が弱くて、打ち切り寸前の状態になってしまったの。で、どこに問題があるのかを徹底的にチェックしたら、悟空のキャラが立っていないのが原因だと分かったんだね。   そこで、もう既に出ていた亀仙人だけ残して、全てのキャラクターを一度鳥山さんに捨ててもらった。それで、悟空と対照的なキャラとしてクリリンというのを引っ張りだして、3人で修行をさせるところからやり直したの。  それで分かったのは、悟空が「ただ強くなりたい」というキャラだということね。そこで、次にそのキャラを引き立てるために持ちだしたのが、「天下一武道会」だったの。しかも鳥山さんは、修行後すぐにその展開に持ち込んできたんだよね。  実は『Dr.スランプ』の末期に鳥山さんが苦しまぎれに運動会で話数を稼いだら、それが大好評で『北斗の拳』を抜いて1位になったという事件があって、僕も「日本人は甲子園みたいなトーナメントが、やっぱり好きなんだな」とは思ってたのよ。
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