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50年変わらない日本人の「生産性」は悪なのか?
ITmedia ビジネスオンライン
圷 真毅社会福祉法人樅山会 副理事長、施設長
記事に掲載されている「生産性」について、時間あたりや1人あたりの稼ぎは日本は他国に比べて低い国であるので生産性が低いということだ。著者によると、生産性を考える前に、業務改善による働く人の幸せを考えることが大切だとしている。幸福度が上がれば生産性も上がるからだとしている。 自分としては、幸福度が上がれば生産性も上がることは一概には言えないと思うが、働いている時間が長いのは実感する。それも許可・認可申請や、日々の記録など書類が多くその処理に費やす時間が多い。責任体制の明確化だと思うが、縦社会の組織体制の弊害だ。毎年のように制度は複雑になっていき、制度改正ごとに書類が増えていく。現場としては従わざるを得ない。 働き方改革をするのであれば、何かを追加したときには何かを減らすことも同時に考えてほしい。書類が増えればその処理の時間が増えていくばかりでその処理で1日が終わってしまう。 結局、クリエイティブなことを考える時間の余裕が仕事中には確保できず、決められている仕事に従うことに精一杯だ。 この状態で生産性の向上が出来るとは到底思えない。 責任体制の明確化も大切だと思うが、責任をとらせることだけで終わりにしないでほしい。書類が簡素化できれば、クリエイティブな時間も確保できて業務改善も進んで、著者の提案している幸福度の向上も出来るのではないだろうか。
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