辻 正太

もう一年前の動画で、今はさらに進化しているであろうYAMAPさん。起業にたどり着くまでのエピソードがほんとにシンプルだけど、自分ごとで、さらにその気づきが他の誰かを救うキッカケになっていてすごいです。 どこどこを旅した時に、とか、◯◯を歩いていて、とか、動いてみたからこそ見えた課題やその先の着想にも、とっても説得力があります。 生きることは、何かの命をいただいて成り立っている、という気づきから、狩猟を学ぶためにイヌイットとともに暮らし、その本質を体感しようとしたというお話もしびれました。 FC今治高校のスローガンは「自ら動き、考え、違いを受け入れ、仲間と共に社会を変える」としていますが、4月に集まってくる生徒たちには、野外体験教育を柱にしながら、まず動くことの価値を伝え続けたいと思います。 身体を使ってないことが日本人の課題だという投げかけと、学校体育がそこに与えている影響についても、体育教師として色々考えさせられました。体育あらためスポーツの授業が、生涯身体を動かし続けたくなるキッカケになることを妄想しつつ、まずは誰にとっても待ち遠しい時間になるような設計を模索します。

これまで長く続いてきた、とにかく与える学校教育から、子どもたちが主体的に選び、学ぶスタイルにどう変えていくか。 我々教職員が一旦すべての思い込みや成功体験を捨てて、自ら探究し続けることが必要だと思います。保護者のみなさんも含めて。 校長として、自分自身がエラーandラーンを実践し、これからの時代にあった学びの場づくりを模索してまいります。