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石炭火力、35年までに廃止 G7環境相会合で合意―伊報道
時事通信社
西村 勇毅日揮ホールディングス株式会社 プログラムマネージャー /合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY 最高執行責任者COO
そもそも石炭が何故悪者とされるのかというと、燃料を燃焼させて得られるエネルギーあたりの二酸化炭素排出量が多いからなのですが、何故多くなるのか説明します。モノを燃やすと燃焼熱という形でエネルギーが得られ、これを利用して発電したり、蒸気を発生したりさせています。石油や石炭などの化石燃料は炭化水素と呼ばれるもので構成されていますが、炭化水素とは文字通り炭素と水素の集合体です。これを燃やすと炭素は二酸化炭素に、水素は水になります。また、燃焼時にそれぞれ燃焼熱(=エネルギー)を発生させます。化石燃料は石炭以外にもLNGや、ガソリン、灯油、軽油、重油など様々な種類があり、どれも炭化水素ですが、それぞれの炭化水素における炭素と水素の割合が異なります。当然炭素の割合が大きな化石燃料ほど燃焼時に発生する二酸化炭素の排出量が多くなり、水素の割合が大きな化石燃料ほど二酸化炭素の排出量が少なくなります。化石燃料のなかで炭素の割合が最も大きな部類に入るのが石炭で、水素の割合が最も大きな部類に入るのがLNG(天然ガス)です。
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ユーグレナ、バイオ燃料まだ着火せず 稼ぎ頭は「青汁」 - 日本経済新聞
日本経済新聞
西村 勇毅日揮ホールディングス株式会社 プログラムマネージャー /合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY 最高執行責任者COO
ユーグレナ社が計画しているマレーシアでのバイオ燃料プロジェクトはマレーシアの国営石油会社であるペトロナスとイタリアの石油会社であるENIとの協業によるものとされています。この両者は共に売上が数十兆円におよぶ超巨大企業、且つこれまで長年燃料製造を行ってきた実績があります。ユーグレナ社がここに出資参画できればすごいことですが、彼らのユーグレナ社に対する期待は原料と考えられます。同プラントは動植物性油脂を原料とするHEFAという技術を用いると発表しています。HEFAといえば廃食用油が有名な原料ですが、廃食用油は世界中で争奪戦となっている上にプラントで必要とする量が65万トンと巨大なため、実際には原料のマジョリティはパーム油(マレーシアは世界有数のパーム油生産国)などになるのではと推測します。これに対しユーグレナ社が優位性を持って供給できる可能性があるのは微細藻類より抽出する藻油と呼ばれる油脂ですが、現状様々な課題があるとされ量産化には至っていません。ユーグレナ社が出資出来るか否か、出資できたとしてある程度の比率を維持できるかはパートナー2社のユーグレナ社に対する原料供給の期待値が反映されるものと思います。
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【沸騰】カネになる「廃食油ビジネス」の舞台裏
NewsPicks編集部
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