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【週末に読む】「ワクチン格差」を知っていますか?
NewsPicks編集部
Yokochi YoshiUnimech Group Berhad Executive Director
マレーシア在住です。まさに今ワクチン格差を感じています。 義務付けられているスマートフォンアプリ”MySejahtera”を通じての、ワクチン接種希望者の登録申請が始まった本年5月頃に申請していますが何の音沙汰もありません。 マレーシアではデルタ株による感染拡大が続いており、比較的人口の少ない(3200万人程度)この国の単位人口当たりの感染者数は東南アジアでにおいても群を抜いていると認識しています。 (マレーシア: 4,663, タイ: 2,078, ベトナム: 732, インドネシア: 488, 日本: 1,219 / 人口100万人あたり(先々週の7日間))。 厳しいロックダウンを再開してからもう3か月近く経過しますが、感染拡大が止まらない一方でワクチン接種者への制限緩和が始まっています。周辺の成人マレーシア国民には概ね日本と同じ40~50%の接種率で進んではいますが、前述のとおり私のような高齢には該当しない成人の邦人は後回しなのか希望しているもワクチン接種を受けられず、ロックダウン緩和の恩恵に預かれずにおり息苦しい生活を送っております。 日本政府が実施している海外邦人向けの一時帰国で接種するという方法も無くはないですが、家族や子供の学校の事、マレーシアではビザ持ちが一旦出国し再入国する場合は政府の事前承認が必要な事、日本とマレーシアでの隔離期間を考えると業務に支障がある事(ここは安全第一でリモートワークを活用すればよい話なので何とでもりますが精神的に長い期間隔離を強いられることに抵抗があります)などの理由により二の足を踏んでいます。 足元ではICUの使用率がが100%に達しているなどの情報が飛び交い、不安な日々を過ごしております。 海外邦人にも早くワクチンが行き渡り、何てことのない日常が再び戻る日はいったいいつになるのか、やり場の無い憤りを感じています。
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