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映画『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース監督インタビュー──「孤独」の強さと美しさを描く
Tanaka Keisuke
PerfectDays見たあとに反芻して思ったのは、これ実は結構昔からある、出家・遁生の話なのではという事だった。直系の古典でいえば鴨長明の「方丈記」とか。(単に最近方丈記読んで面白かったことからくる連想かもしれないが)
話中でほのめかされる主人公の太い実家からの出奔とか、狭さ大爆発のアパート、木漏れ日の観察に心をとられる日々などにこの手の遁世ものの特徴が出ている。新しいようで実は古い、日本人が繰り返し憧れてきた境地の最新バージョンを展開したのがPerfectDaysという映画なのではなかろうか。
ちなみに「方丈記」、世界は気候変動や突然の大地震、戦争と大火事の連続な一方、人間関係もいい加減バカバカしいしすっかり世の中というものに疲れましたわ…という鴨長明の一人称世界が展開されるのだけど、シチュエーション的にこれ私達の現代そのものではなかろうか。古文もあんまり難しくないんでぜひ読んでみてほしい一冊だ。
麻生氏、上川外相の容姿に言及 「美しい方とは言わない」
Tanaka Keisuke
久々にNewsPicks開けたが「麻生発言の主旨はそこではなく上川大臣の手腕賞賛であるのに、見出し切り取りでフレームアップするマスゴミ」という構図を提示して麻生の問題発言を無毒化するコメントばかりが並んでおり、まあ相変わらずという印象。
本件がニュースになってる意味は、この程度の認識が批判もされずにまかり通ってる政権与党で良いのか、という課題にあるのであり「麻生氏が同じ与党に属する上川大臣の外交手腕を褒めました」なんてことにニュース性があるはずもない。どこぞの一党独裁の国ならばそんな内輪褒めヘッドラインが並ぶニュースもあり得るだろうけど、少なくとも日本でそんなメディア環境を再現されたくはないね…。
【削除されました】養殖物2022年10月27日(木)
Tanaka Keisuke
「楽しみにしていたミュージカルに急に行けなくなった」という知り合いのお宅から声がかかり、チケットを頂いて見に行った。劇場に着いてみると、S席の座席にいく前に、楽屋めいた内装の控室に通される。何やらVIP待遇だなあと思いながら、開演時間となり席に移動して観劇を存分に楽しんだが、終演後また控室に案内される。茶など出されながら手持ち無沙汰にしていると「いつもお世話になります」と興行会社の社長が現れ、この度はおいで頂きありがとうございましたと頭を下げられるが、あわてて自分は、本来来るはずだった人が都合で来られないとのことで、自分はその代わりに来ただけの者なんですよと弁明すると、社長はなぜかそれを聞いてますます恐縮してしまい「そうですか!そんなご都合の悪いところに自分たちは招待などしてしまって・・・どう埋め合わせをしたらいいのか・・」などと狼狽しながら部屋を出て行ってしまったので、ああ、自分は余計なことを言ってしまったようだ、「本人も直前まで大変に楽しみにしていたのに、急な仕事の用で本当に致し方なかったのです」とか何とか、都合で来れないというのが社交辞令に聞こえないような言い方というものがあったのではないか・・・・などとオロオロしているうちに、ふと気がついた。自分は知り合いの一家4人が来れなくなって空いた4席のうち、自分ひとり分しか埋めていない。こういう時には招待されたにも関わらず4席をまるまる空けるのが申し訳ないという知り合いの気持ちを汲んで、残り2席でも3席でも埋めるよう努力するのが常識なのではないか?それを自分はラッキーとばかりに一人でのこのことやって来て一席にだけちょこなんと座り、興行側にはさぞ違和感だっただろう、ああ知り合いの体面にも悪いことをしてしまった・・・
と、反省したところで目が覚めました。つくづく思ったのは、「むやみに観劇のチケットをくれるような知り合いが自分にはいなくて楽でいいなあ」ということと、夢なんだからもう少し夢らしく、地に足のついてないというか、現実の自分の社交性のなさに対する真剣な反省に追い込むような展開はやめてもらいたいなあ、という2点でした。先日新橋演舞場に大竹しのぶの演じる「女の一生」見に行ったのでその印象が見せた夢だったのかな。
環境:スムシの唾液からプラスチック分解酵素が見つかった
Tanaka Keisuke
先程BBCでやってた、ある種の蛾の幼虫がプラスチックを分解する酵素を持っており、その酵素がスペインの研究者によって特定されたというニュース。これはハチノスツヅリガという蛾の幼虫で一般にはスムシと言われており、ミツバチの巣を食べちゃうので養蜂家にとっては害虫ということなのだが、ハチの巣だけでなくレジ袋も食べてしまう。レジ袋を食べるイモムシがいる!という発見は同じ研究者から2017年にも実は報告されていたが、その時は「酵素で分解してるのではなく、単に噛み砕いてるだけの可能性あり、その場合は分解してるとは言えないのでは」と疑問を呈されていたようだ。今回は分解酵素まで特定できたというので、これはいよいよ実用的にいけるのではと期待が膨らむ。微生物の中にはやはりプラスチックを分解できるものがいるが、その分解期間は非常に長い一方、スムシ酵素の分解速度は数時間程度という。興味深い。
プーチン大統領 ウクライナ4州「併合条約」に署名
Tanaka Keisuke
安倍さんの時はクリミアの一方的併合を「黙認」し、国際社会におけるプーチンの居場所を確保する助け舟を出した格好になったと理解しているが、「外交の安倍」を最大限にフィーチャーした国葬直後の日本政府対応はいかなる形をとるのかと熱目線が絶えない。
〈追記〉
上記を書いたところ、自分のコメントが反安倍を主張したいばかりの嘘だと言うようなコメントを見かけた。しかし、安倍政権時クリミア危機を受けた対露制裁は「軽い」「形ばかり」のものだったというのは論者が保革を問わない共通認識と思うけどなあ。例えば以下のような記事が最近でもある。
https://japan-indepth.jp/?p=64308
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ2T6J7MQ2TUTFK01W.html
それが「北方領土交渉で成果をあげるために致し方なかった」のかどうか、という評価は分かれるだろうけど、プーチンに対して甘い目を見せたことは違いないのではないか。
蛇足ながら、自分はウクライナの人々が銃を取ることを否定したことは一度もなく、ロシアは二度とプーチンを出さないために日本の憲法9条を採用したらいいんじゃない?二度と独裁好戦政権を出さないがための拘束は今のロシアにこそ必要だよね、という主張はした記憶があるが、ウクライナ人は銃を捨てろという主張は一切していないので念のために付記しておく。
NORMAL
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