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【対談1万字】孫×ジャック・マー「お金・仕事・教育」の未来
樋口 颯
ジャック・マーさんほんと好き。
■■個人的に刺さったところの引用メモ■■
[孫] (ジャックは初めて会った時、) ただ未来がどうなるのか、なぜ中国の小さなスタートアップ企業が機会を得て、彼らの夢を実現しないといけないのか。そんな「理念」(Philosophy)の話ばかりでした。
[マー] (CEOは) 未来が明るいことを示し、そこに向かってもらう。やっぱり会社の一番の資産は従業員です。それがなければ、サービスや製品は良くなっていかない。
だから、CEOは「チーフ・エデュケーション・オフィサー」なんです。そして教育する相手は、会社だと考えています。
[マー] 私たちが生まれたのは、働くためではありません。人生を楽しむためです。テクノロジーは、我々が人生を楽しむのを助けるべきです。
[マー]
成功したかどうかは、死ぬその日にしか分からない。収支をそこでチェックするんです。
20代、30代の人たちは、良い会社よりも、良い上司を見つけるべきです。
40代の時は、いい会社に勤めて、得意なことをする。
50代を超えたら、若い人をサポートすべき。
60代以降は、孫、子供の面倒を見るべき。これが人生だと思います。
そういう意味で、何かを実現したとは思っていないし、この世を去るときに、収支が分かると思うんです。
カンフーストーリーが好きなんです。登場人物は架空の人物ばかりですが、その人たちからインスピレーションをもらっていました。
彼らはいつも、他の人たちを助けるために働いている。
私たちのテクノロジーは、いろんなことをより良くすることができると思う。そこに、私は情熱を感じています。
[マー] (若い人へのアドバイスは) 楽観的であること。そして、文句を言うなということですね。
[マー] 私も200年、300年、会社が続いていくことができると思っています。
大学と教会は、何百年と続く組織です。なぜか。素晴らしいリーダーや人がいて、聖書のような信念と本がある。これが企業にとってのカルチャー、風土に当たります。
102年後、アリババがまだ残っていたら、おそらくそのときにある社会の問題を解決しようと奮闘しているはずです。そのときの顧客を、未来に導こうとしているでしょう。
それが価値です。そして、それが時代にかなっているからこそ、生き残れると思います。
【解説】本家・中国スーパーアプリの仕組み
樋口 颯
ミニプログラムはもっと評価されるべき発明だと思います。
記事内では言及がありませんでしたが、WeChatのミニプログラムは、
HTMLやJavaScriptなど、WEBで一般的な言語にて開発されています。
(※正確には少し違うが、エンジニアにとっては同じようなもの)
これは、開発のスピードやコストを、普通のアプリよりも格段に低くできるという点で、
アプリ提供者にとっては、一つの大きなメリットです。
また、インストール不要で使えるミニプログラムは、
以下の点でも優れています。
・ストレージ容量を気にしなくてよい
・スマホのホーム画面がアプリだらけにならなくてよい
・バッテリーの消耗や通知の設定を考えなくてよい
ところで、あまり知られていませんが、
日本においても、中国人向けにミニプログラムを活用している企業はあります。
[事例1] さっぽろ雪まつりに来る中国人観光客をニトリに誘導
https://www.nri.com/jp/journal/2019/0718
[事例2] 富士急ハイランドは入場券をミニプログラムで販売
https://lxr.co.jp/blog/7460/
個人的な考えですが、Yahoo!のトップ画面は、
ニュースや天気やメールが分かり、一種のスーパーアプリに近いかなと思っています。
表示するコンテンツを任意で追加できる設定になったりしたら、もっと面白いですよね。
ブロックチェーン中国急伸 特許出願、首位アリババ
樋口 颯
確かにAlibabaはブロックチェーン関連特許を大量に取得しているが、
必ずしも、「囲い込み」とは言えないと思う。
というのも、Alibaba Cloudにてブロックチェーン技術をSaaSで提供しており、
我々はその高度な技術を従量課金制で簡単に享受することができている。
●【公式サイト】Blockchain as a Service | Alibaba Cloud
https://jp.alibabacloud.com/product/baas
※補足 AWSにもMicrosoft AzureにもBlockchainサービスはあります。
なお、Alibaba Cloudのブロックチェーンで何ができるのかは、このページがよくまとまっている。
●Alibabaがブロックチェーンを使って何をしているのかまとめてみた – Blockchain Code Magazine
https://magazine.blockchaincodecamp.jp/alibaba-blockchain/
【塩野誠】トヨタこそ、LINEを買うべきだった理由
樋口 颯
GAFAや今回のLINE+Zなど、
独占が善か悪かというのは、やっぱり難しい問題ですよね...
ちょっと脱線しますが、経営学と経済学の違いとして、
・経営学は独占をどうつくりあげるか
・経済学は独占をどう防ぐか
を考えるという、視点の違いが一つにあったりします(もちろん他にたくさん差はあります)
ちなみに、EUなどは、独占に対してかなり口出ししています。
今年の3月には、グーグルに1900億円の制裁を出したことが記憶に新しいです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42730200Q9A320C1EA1000/
欧州競争委員会のMargrethe Vestager氏などは、
「世界最強の独禁法取締官」などと称されていて有名です(笑)
https://en.wikipedia.org/wiki/Margrethe_Vestager
次はどの会社が叩かれるかな...
【教養】スライドでゼロから学ぶ。2019年ノーベル経済学賞
樋口 颯
【補足】用語解説📖
●ランダム化比較試験(RCT)
webで言う「A/Bテスト」の実社会版だと捉えるとわかりやすいです。
→対象を無作為にグループ分けし、異なる実験をして、効果比較をするというもの
●EBPM : Evidence Based Policy Making(エビデンス(証拠)に基づいた政策立案)
絵に描いた餅で政策立案をするのではなく、
RCTなどを用い、因果関係を測りながら、適切な政策を作りましょうという政策立案プロセス
→ここ数年、霞ヶ関でも浸透しかけています。期待☆
●とってもオススメしたい本
「原因と結果」の経済学: データから真実を見抜く思考法 中室牧子, 津川友介
ダイヤモンド社, 2017/02/20
→RCTについて、数学などを使わずに、わかりやすく説明されています。
そして、経済学的な「因果関係」の読み取り方が分かり、社会を見るのがちょっと楽しくなります。オススメ。
【3分解説】ユニクロが始めた「サプライチェーン改革」の全貌
樋口 颯
キーワード:「情報製造小売業」
◎私の下手なまとめですが...
情報製造小売業とは、
「様々な情報を用いて、お客様第一なサプライチェーンをつくること」
ですね。
●IRページより
> お客様を深く理解し、お客様が求めているものだけを作り、最適な形でお届けするための、情報を中心とした「情報製造小売業」
https://www.fastretailing.com/jp/ir/news/1809191400.html
●柳井正インタビューより
> 我々はサプライチェーンの仕組みをすべて変え、デジタルを通じてお客様の要望を幅広く捉え、一人ひとりのお客様とのコミュニケーションを強めると同時に、ユニクロの店舗からの意見、店長の声、そのすべてをつなげ、我々が求めるLifeWearを追求していくことが、“情報製造小売業”になる道だと信じています。
>“情報製造小売業”に転換することで、ビジネスのサイクルは、今まで以上にスピーディなものになり、生産リードタイムが大幅に短縮され、お客様が今欲しい商品を確実に提供することができるようになると考えています。
https://www.fastretailing.com/jp/ir/library/pdf/ar2016_04.pdf
【慎泰俊】貧困者向け融資が、貧困を減らさなかった理由
樋口 颯
==個人的メモ==
> GDP(国内総生産)に代わるものは何かというのはいろんな議論がずっとされています。
> いろんな指数がありますが、経済開発に関してはGDPに教育、平均余命、識字率、ジェンダーの平等などの要素を取り込んだHDI(人間開発指数、Human Development Index)が一番良い指標だと思います。
> この指数にはノーベル経済学賞を取ったアマルティア・センも関わっていました。彼は、経済成長というのはお金がどうかだけでなく、貧困や圧政からの自由がどれぐらい拡大するか、自分で自分の運命をコントロールできる度合いがどれぐらい増えるかが、本当の経済開発であると言っています。
> あくまで想像ですが、気候変動に関して言うと日本ではもともと地震がたくさんあるので、自然災害で人が多く亡くなることに慣れていることもあるのではないでしょうか。
> もともと自然から100くらいのダメージを受けていた人々にとって、ダメージが100から130になっても、そんなに精神的ショックは受けない。一方、地震といった災害が起きなかった国や地域で急に水害が起きれば、「これはまずい」となります。
==思うところ==
マイクロレンディング(貸付)ではなく、マイクロセービング(貯金)こそ有効だというのは、
以前から多方面で言及されていることですね。
結局のところ、貧困層に金銭感覚を改善するインセンティブが生まれるか否かが問題になるわけですが、
それこそ、開発経済学などの「実験」で分かってくるのです。
厳しい意見も多いですが、人の役に立っている「経済学」です。
【迫真】ユニクロ柳井が「一目惚れ」した男
樋口 颯
記事内のJD.comの動画を見て鳥肌がたった...すごい。すごすぎる。
以下の動画も、完全自動倉庫の難しさやそれに対するMUJINの技術について分かりやすくまとまっていてオススメです。
https://youtu.be/MhfYJ2CwW0o
【記事の感想】
恥ずかしながら、ユニクロの店舗展開において、物流がネックになっていたとは考えたこともなかったです...
アパレルは季節やトレンドに大きく左右されるため、「作るアイテム量の予測」がキーポイントかなと思っていましたが、
「どれだけ早く適切に運べるか」もそれ以上に重要だったんですね...勉強になりました。
ところで、各店舗ごとの需要量を、何かしらのAI技術とかでいい感じに推測し、適切な量を(ゆっくりでも)事前に運ぶことができるようになれば、
ここまで高度なロボット投資も要らなくて、コスパがいいのではないかな...と思ったり。
難しいか。
【3分解説】分かれた明暗。「アパレル御三家」の決算を読む
樋口 颯
アパレルはECの今後が面白そうだ。
ZOZOがYahoo!の傘下に入り、そのYahoo!がLINEとの経営統合となれば
アパレルECは、「ZOZO - Yahoo! - LINE」連合が圧倒的地位を確立するように見える。
ZOZOがどのように発展するのか楽しみだ。
反面、アパレル御三家もオンラインには注力しており、
例えばオンワードは、構造改革として、国内600店舗の閉鎖とともに、
ネット通販やオーダーメードスーツなどへの投資を加速させるという。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50560870T01C19A0DTA000/?n_cid=DSREA001
※先日デジタル化担当役員が退職するなど、先行きが見えない面もある
https://www.wwdjapan.com/articles/976071
また、Amazon wardrobe や、
airCloset などのレンタル型(サブスクファッション)も市場が拡大しており、
ファッションの形が変わる瞬間かもしれない。
今後も着目していきたい。
NORMAL
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