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「なぜ日本人は過労死するまで会社を辞めないの?」 外国人が特派員会見でぶつけた素朴な疑問
脇坂 幸雄傳塾合同会社 代表社員
「経営者が長時間労働を違法と感じていない」という日本企業の風潮の中で、2016年12月、電通の石井直社長が引責辞任を表明したことは「過労死が経営責任である」ことを明確に示した点において非常に重要な意味を持つ、ということを伝えた記事。
すなわち、これからの経営者は「社員に死なれるというリスク」をもマネジメントする必要がある、ということになるのか。益々持って経営とは難しいものである。
ところで、昨年、好評のうちに幕を閉じたNHK大河ドラマ『真田丸』の最後の場面はこんなやり取りで終わっていた。徳川幕府の誕生により戦乱の世が終わった日本で、これからの武士が領主として領地領民を治めていくにあたり、そのポイントについて真田信之が尋ねる。そこで本多正信はこう答えた。曰く「百姓は生かさず、殺さず。…」
何とも、うすら恐ろしいセリフであり、また、何をか言わんや、といった気持ちになった。
仏 トラック突っ込み84人死亡 テロ事件で捜査
脇坂 幸雄傳塾合同会社 代表社員
先ずは何より、犠牲者の方々のご冥福をお祈り申し上げます。
しかし、このような惨劇が世界の先進国で繰り返される事態にあたり、だから人殺しの道具となる「クルマ」を規制すべきであるとは、おそらく誰も発想しないところにこの事件に関する如何ともしがたい「文明の闇」があるように私は思います。
すなわち「銃規制」と同じ文脈で「だから銃は必要ない」=「だからクルマは必要ない」とはならないところに、文明の恩恵にどっぷり浸かって日々を過ごしている我々の、意識の奥深いところに巣食う「悪しき習慣」の存在が浮き彫りになってくる事件だと思います。
「必要である・必要でない」だから…、という発想では被害者意識をまとった貧民層の心を癒すことはできない。「文明の衝突」とは言いえて妙であると思います。
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