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パナソニック、マイクロソフト。企業の「AI実装」最先端を学ぶ
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【変革】借りながら買う、プロップテックが「持ち家」を変える
NewsPicks編集部
Sawa Mizuki日本女子大学 建築
ミレニアル世代の消費傾向は「コストパフォーマンス、変化への柔軟な対応、デジタル優先」とまとめられます。その中でも特に重要なのは物価上昇とデジタル消費によって変えられた「資産」の概念です。 「所有」が絶対視された世代とは異なり、「使用権」さえあればいい。他者との「共有」、シェアリングを嫌がりません。 今、私が注目しているのは「Rent to own」(購入選択権付きレンタル)と「Shared equity」(不動産共有)という2つのトレンドです。 「Rent to own」 居住前に購入選択権付きオプションの費用として住宅価格全体の1~2%を支払う必要があります。この費用は購入をとりやめても返ってきません。 また、毎月の支払い額は一般的な賃貸価格よりも高水準となります。 この「Rent to own」のキモはクレジットスコアです。賃貸感覚で住めるのですが、毎月の支払いは不動産会社への支払いですので、れっきとしたクレジットヒストリーになります。 「Shared equity」 お互い顔も知らないオーナー8人が、一つの別荘を共同購入するというユニークなサービスです。それぞれ年間44日間の利用権があります。 この利用権は人にプレゼントすることもできますし、購入から1年後には持ち分を売却することも可能です。 ローンではないので月々の返済の必要はありません。契約期間後に利用者は権利を買い戻さなければなりませんが、その金額は実勢価格に基づきます。 資金を融資した時点よりも住宅価格が上昇していれば買い戻しの金額はその分高くつきますし、下落していれば安くなります。 お金が必要な時に、これまでは家を売るか、家を担保にローンを組むかの二択しかなかったわけですが、家の権利の一部だけ売却するというオルタナティブを提供したわけです。
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