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苦境のスカイマーク(上) 営業赤字300億円、債務超過も
安田 馨安田女子中学高等学校(広島)
先日、北海道が大雪に見舞われた日、友人がどうしてもその日のうちに東京に出なくてはならない状況で新千歳空港にいたそうです。
他社が早々に欠航を決めた中で、ただ唯一、スカイマークだけが最後の最後まで粘って、除雪や除霜作業をし続けて待機し、状況を捉えて最終的に出航にこぎつけたとのこと。
友人は心からスカイマークの姿勢に感謝していましたし、それを伝え聞く側も、感じるものがありました。
スカイマークについては、そうしたエピソードを多方面から聞きます。ですからスカイマークは「選ばれる会社」というよりも「選ばれるための努力を一番している会社」ではないかと思います。コロナですから、どこの航空会社も厳しい。ただ、そうした中でも出来る限り運航しようとする姿勢は、交通インフラを担う企業として素晴らしいですし、それによって感謝している人がいることを知ってほしいです。

【竹村詠美】なぜIT業界の人は教育分野に力を注ぐのか
安田 馨安田女子中学高等学校(広島)
民主主義については教科書で学ぶよりも対話や合意形成を実践する中で体験的に学ぶ必要があると考えています。それは文化祭の出し物決めかもしれないし、生徒会活動かもしれない。しかし、そうした場が学校に多くない上に、シティズンシップ教育に対する意識をしていないと、教員側でレールを敷いてしまって、その機会すら活かせていないこともあるように思います。
現在生徒が中心となって校則の見直しを行うルールメイキングという取り組みを学校内でしていますが、やってみると想像以上にルールの見直しは難しい。保護者の意見も多様ですし、生徒たち自身もルールを変えたい人、変えたくない人がいる。それをアンケートやインタビュー、対話などを通して最適解を探るのは生徒にとって大きな学びになっていますが、同時に学校側にとってもシティズンシップ教育とは何か、当事者意識を持つとはどういうことかを学ぶ機会となっています。
これまでの日本型教育は一律の良さで展開してきた部分がありますが、それは多様性を認め合う場や機会を減らしてしまった部分もあります。子供たちがそれぞれの個性を活かして学べる場としての学校を、いま一度、その部分から作り直したいところです。ただ受験に繋がらない上に時間がかかるので、本当に理解を得るのが難しいんですよね、これ。
「校則は時代にあわせて変えたっていい」伝統女子校の生徒と先生が1年間話し合い
安田 馨安田女子中学高等学校(広島)
カタリバと取り組むルールメイキングの取り組みを紹介していただきました。
多くの人が校則に関心を持つようになった今だからこそ、ただ「おかしい」ということではなく、それをポジティブな形で変えていく力にしたい。この校則というバトンを生徒に渡すのは学校として勇気がいりますが、間違いなく先生たちだけで校則を変えるよりも大きな変化が生まれると確信しています。
【NPの中の人へ】
よろしければ一度学校の校則をテーマに特集組んでみませんか?校則の課題は日本の社会の在り方ともつながるもので、例えば本校の取り組みは経済産業省の『未来の教室』事業の一環です。なぜ経済産業省が取り組むのか。来週オンラインシンポジウムがあるので、関心ありましたらぜひ!
「生徒主体で校則をつくる「ルールメイキング」の 現場最前線を語る、オンラインシンポジウムを2/23に開催」
https://www.katariba.or.jp/news/2021/02/09/29197/
騒動相次ぐ国立大トップ 選考の全権担う会議の功罪
安田 馨安田女子中学高等学校(広島)
Yahooコメントでは教職員での選挙が良いという意見が多いですが、法人化以前のそれが果たして機能的であったかというと、そこにも疑問があります。
よく日本の大学の変化が遅いという話題がでますが、何らかの改革をやるとなるとトップのリーダーシップで動かす必要があります。しかしながら教職員選挙によって選ばれる形であると、身内に厳しい改革を行えば次の選挙で必ず落とされるので、いかに身内から票がとれるようにするかが行動基準になります。
国立大でぱっと思い浮かぶ例はないのですが、私立では改革を推し進めた結果、一期で落選した学長の例が何人か思い浮かびます。そういう点で、未だこの形が良いという型が作り切れていない、大学の悩ましい課題だと考えます。
iPad届いたのに制限だらけ 学校間で広がるIT格差
安田 馨安田女子中学高等学校(広島)
コロナでGIGAスクール構想が前倒しされ端末は3月末までに行き届きますが、活用に必要な学校側の環境とマインドが間に合っておらず、こちらが追い付かない状況です。
今では街中でもWIFIが使用できる環境ですから学校でWIFIが使えるのは当たり前のイメージかもしれませんが、クラスの生徒全員が同時に動画教材を使用する場合などは、細い回線では持ちません。一定の太さを用意しようとすると、そのコストはかなりかさみます。
またハード面の管理の問題も悩ましい課題で、与えられているのは一人一台なので落としたり故障した場合、紛失した場合のコストもばかになりません。記事にある施錠管理は利便性を落としているのは間違いないですが、では自己管理でやれるのかというと、ここは心配になることは理解できます。
そして最大の課題がマインドで、活用に制限を先生側が設けやすいという点です。メールの送受信ができない設定というのは驚きますが、教員はメリットよりも先にリスクを考えます。そしてリスクを先に考えると「何でもできる」というのは最もリスクの高い状態なので「何でもできない」状態にしてしまうというわけです。
しかしこのマインドではタブレットは活きてきません。既存の枠組み、考え方にタブレットをあわせるのではなく、タブレットにあわせて枠組み、考え方自体を変えていく必要があります。
文科省が正式に認めたのに、多くの学校が「置き勉」を認めない残念な理由
安田 馨安田女子中学高等学校(広島)
学校には様々なルールがあります。それらについて私は「学校は社会性を身につける場という観点でいうと、それは実際の社会のどこに当たりますか?」と問いかけたりしています。
例えば「置き勉なんてありえないぞ。自分の商売道具なんだから大切にしろ」と書かれていますが、我々教職員も様々な商売道具が学校にあります。では、その全てを持ち帰っているかと言えば、先生方が帰宅した後の職員室の机にも沢山のものが置かれています。
忘れ物をなくすというのは大切ですが、私は大切な業務を忘れないようにデスクに付箋を貼ったり、意識的に視野に入るところに「残す」ようにしています。忘れないように工夫するということも、実際の社会では使う方法です。
とはいえ、一律にルールを変えられない部分もあります。我々は標準的な子どもを基準にルールを捉えますが、多くの場合はうまくできない生徒や常識からはみだす生徒に対してルールが必要であったりするからです。
そうした学校特有の難しさはありますが、生徒に接するときに「ルールで決まっているからだ」という形で思考停止するのではなく、その理由を対話的に伝えられるようでありたいですし、それができないようであれば、ルールそのものを変えるべきだと思います。

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