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「東京一極集中が日本を救っている」といえる理由
立木 徹トランスコスモス株式会社
何をいまさら・・・感が強い記事でした。
地方は東京のVolume Bonusのおこぼれで生きている・・・?
確かに年収は環境に左右されますが、ここ数年で都市の魅力の前提、仕組み、産業の背景、労働環境と居住環境の密接性に変化が生じていませんか?
情報のデジタル化、産業起点の離散化が起きている現実は見えてますか?
その結果、物理的な都市の資産だけでなく、目に見えなっかた都市の仕組みを見直しながら居心地や暮らしやすさ、生きる場所としての価値基準を模索しているのが現状ではないでしょうか?
魅力的な都市としてトップラインに立ち続けたいのであれば、チャンスが生まれる土壌、チャレンジを許容する環境、都市の遺産と斬新な更新要素が交配している様子が継続的に目に見えることが必要と感じますが、その視点が欠けています。
デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが修復を手掛けた、ドイツ・ベルリンのミース設計の「新国立美術館」。新設部の明示された図面や修復中の写真など豊富な資料で紹介
立木 徹トランスコスモス株式会社
現地を訪れた時の改装前の写真を見返してみたら、チッパーフィールドによる床仕上げの色合いの影響で柔らかい印象の空間に変化している。
また、ガラスの透明度が上がっていること、大理石のグリーンがきれいな発色に戻っていることなどの印象も残る。
さらには、外部の梁に後付けされたカメラ、スピーカー、照明機器や軒裏の防鳥ネットが作り出していた雑味が消え、本来の骨格のエッジがきちんと表現され凛とした姿に再生されている。
特に目を引いたのはドアの見つけが細くなってシャープさが増している点。
建築文化を進化させて継承するということの洗練されたお手本。
口先ではなく、本当の意味でのレガシーを進化させながら継承することが、1日でも早くこの国でも根付いてくれることを願って止まない。
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