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悪い例の方が魅力的に感じました。フェスに興味のない私を惹きつけてしまう力がある。 最初に引き寄せられるのは下中央。「そこに何があるんだろう」 次にすぐそばにある左下日時。文字を際立たせる黒い幹が効果的に目に飛び込んでくる。 そして視線が移る先は反対側の幹「トンネルみたい」 視線は自然に奥から手前へ移動し、自分の場所からトンネルの大きさと空間を認識しようとする。 その過程で目に入る文字。一番手前の幹の存在感の上に良い佇まいで重なる文字。「森の中に1日だけ?」「焼きたてパン?」 また視線は下中央へ。「この奥に?」 日時の文字が、自分と森の奥との境界線のようになり「1日だけの未来」と「現在」を行ったり来たりさせる。未来の空間を想像するためにもう一度全体を見る。「パンフェスか」「無料?」