Picks
334フォロー
34294フォロワー
FRB、利上げよりも「かなり前」に緩和縮小の公算=パウエル議長
Reuters
辛坊 正記経済評論家
2013年5月、当時のバーナンキFRB議長がリーマンショック後初めて量的緩和の縮小に言及した時、長期金利が上昇し金融市場が混乱していわゆるバーナンキショックが起きました。バーナンキショックが一段落したのち米国の金融市場は長期金利の上昇基調を保ちながら株価も上昇し、遠からぬ量的緩和の開始をじわじわ織り込んで行きました。この時、利上げが先か国債購入額の縮小が先かという議論がありましたが、インパクトの大きいゼロ金利政策の解消を避け、緩和は継続していると説明できる購入額の縮小が優先されたと記憶しています。さりながら当時の失業率は7%台で未だ高く、労働参加率も低いという理由で量的緩和の縮小は順次先送りされ、FRBが買入額を実際に減らし始めたのはバーナンキ議長が退任する直前の2013年12月にずれ込みました。この間、量的緩和の縮小開始の可能性に言及しながらも、マイナス金利政策の継続は明言されていて、なんだか最近の状況に似ているところがあるように感じないでもありません。 イエレン前議長がその後を引き継いで量的緩和、つまり国債の新規買い入れが2014年12月に終了し、その後、市場との対話に失敗して何度か前言の撤回を繰り返しながらも利上げに踏み切り保有国債の償還分の買い入れも縮小して保有国債を減らす正常化に踏み出しました。しかし新たに就任したトランプ大統領のもと、イエレン氏と交代したパウエル現議長は世界経済の停滞懸念を前に正常化の途上で再び利下げを余儀なくされ、更に新型コロナショックに襲われて現在に至っています。 FOMCが金利を操作して金融政策を行っていた古き良き時代と異なり、様々な緩和手法が複雑に入り組む現在は、市場との対話がことほど左様に難しい。大規模な新型コロナ対策でインフレ圧力が強まる懸念を前に、リーマンショック後に起きたことの教訓なども踏まえ、FRBが市場に向けて緩和縮小を仄めかす慎重な対話を始めたといったところでしょうか (・・;
67Picks
五輪中止の日本経済への打撃限定的、日銀金利深掘りせず=IMF幹部
Reuters
辛坊 正記経済評論家
オリンピックに備えて作るべきものは作り終え、この先、オリンピック組織委員会が収入を得て運営費に充てる経費は最大限見積もっても1兆円に満たないように思います。オリンピックをやったとしても様々な制約が掛かるなか、旅館やホテル、交通機関等が中止で失う想定外の収益もせいぜい数千億円規模でしょう。政府が新型コロナウイルス対策で追加投入した70兆円に上る財政支出と比べたら、ものの数ではありません。中止の被害は特定のサービス業に偏りますから「悪影響が大きい中小企業に的を絞った政府による支援が必要になる可能性がある」のは確かですが、全体として見て「五輪中止の日本経済への打撃限定的」というのはその通りかと思います。 これまでに使った経費は中止しようが実行しようが取り戻せないものだから、今の時点での意思決定は、今後得られるメリットとデメリットのみに絞って冷徹に行うべし、というのが原則です。そうは承知しつつも、中止したら何のレガシーも残らないのは間違いないところで、オリンピックをやることの無形の価値を幾らと評価すべきものなのか。IMFがどう見ようと、人々の主観に関わることだけに判断は難しい・・・ (・・;ウーン それはそれとして「日本の成長見通しには、国内外の新型コロナの状況やワクチン接種を巡る不透明感に起因する著しい下振れリスクが伴う」というのは寂しい限り。この方が影響は遥かに深刻です。米英等先行する先進国でワクチン接種が進んで感染が下火に向かう中、いまだ接種率が1%に満たない我が国の現状は、なんとかならないものなのか。憤りに近い侘しさを禁じ得ないこの頃です (*_*;
112Picks
機械受注、2月は予想外の8.5%減 判断「持ち直し足踏み」に下方修正
Reuters
家計の貯蓄率26年ぶり高水準 11.3%、コロナ影響
共同通信
辛坊 正記経済評論家
高度経済成長が始まった1955年に12%だった家計の貯蓄率は、高度経済成長時代を通じて上がり続け、1973年から1976年にかけて23%のピークをつけました。その後は高齢化に伴って一貫して下がり続け、リーマンショックのあった2008年にほぼゼロになりました。94年の12.3%以来26年ぶりの高水準とのことですが、94年は長い低下局面の一つの通過点ですから、これと比較することにそれほど意味があるとは思えません。 リーマンショックに向けて下がり続けた貯蓄率は、リーマンショックを境に上がり始め、近時は2~3%で動いていたものが、今回一気に11.3%に駆け上がった形です。高齢化の進行はリーマンショックの前も後も一貫して続いていますから、リーマンショック後の貯蓄率の上昇は、将来不安を反映していると言えそうです。今回一気に貯蓄率が上がったのは、新型コロナウイルスで将来への不安感がますます増幅し、政府が配ったお金もみんな貯蓄に回されたからでしょう。同じ貯蓄率の上昇でも、所得が伸び豊かになって起きた高度経済成長期とは様変わり。 ワクチンが行き渡って行動の制限が外れ、ため込まれた貯蓄が消費に回れば良いですが、リーマンショック以降国民の間に染み付いた不安感が政治不信と結びついてコロナ後も高止まりし、消費が伸びない事態になると、日本の景気の回復は本当に遅れてしまいます。ワクチン接種も病床の確保も決まった補助金の支給もデジタル化対応も、いろんなことが遅れがちですが、国民の将来不安を払拭するためにも迅速な対応が望まれます。(^.^)/~~~フレ!
75Picks
物価は上昇しても「給料」は上がらない、根本的な問題
ITmedia ビジネスオンライン
辛坊 正記経済評論家
残念なことではありますが、記事の趣旨に概ね同感です。年功序列の賃金は若手・中堅の賃金を会社への貢献度より低めに抑え、定年が見え始めた高齢者に貢献度より厚めに貼り付けて、生涯を通してみると会社への貢献と賃金が見合う仕組みです。若手・中堅の多い時代には、人数の多い働き盛りの賃金を少しずつ削れば、人数の少ない高齢者に厚めに貼り付けても、全体として総人件費を生産性に比べ低く抑えることができました。 ところが高齢化が進むと、人数の少ない若手の賃金を多少削っても、人数の多い高齢者に厚めに払うと、生産性と比べ総人件費が高くなり過ぎます。高齢化の進展とともに企業が賃金を下げて行った背景には、こうした構図があるのです。定年が伸びて窓際の高齢者が増えると、この構図が強まります。 終身雇用のもと、会社に命じられるがまま働いて尖ったスキルを持たないまま高齢になった多くの社員は変化の激しい時代についていけず、生産効率が落ちるのが一般的。JOB型雇用の掛け声のもと、人事の仕組みを変える会社が多くありますが、多くの場合、秘められた目的は中堅から高齢にかけての賃金カーブをフラットにして、高齢者の賃金を引き下げることにあるのです。早期退職金を得て早めに退職しても、定年まで働いても、生涯賃金はさして変わらないといった工夫も織り込まれています。当然、多くの人の賃金は下がります。 その一方、円安が進めば資源を輸入に頼る我が国の物価は必然的に上がります。かくして国民の生活は苦しくなって行く・・・ (* *)
129Picks
きょうから「まん延防止」 東京など3都府県で
FNNプライムオンライン
辛坊 正記経済評論家
知事も政府の分科会も医師会も今の病床数、今の医療体制を変えないことを大前提に政府に緊急事態態宣言やらまん延防止措置やらを要求するけれど、少なくとも飲食店に求めているのと同程度以上の強制力を伴って体制整備に努めてこそ、まん延防止措置への国民の理解と協力が得られるんじゃないのかな・・・ そうでないと国民、特に学び盛り、働き盛りの人たちは、本当に白けてしまうかも。なにせ、問題になった厚労省老健局の23人のみならず、厚労省傘下の国立感染症研究所も職員ら21人が参加して緊急事態宣言最中の3月18日に送別会をやっていたそうですから、新型コロナウイルスの本質を良く知りいざとなったら医療機関にアクセスのある人たちが内心怖いと思っていないのは見え見えです。 欧米諸国より死者が極端に少なく、病床数は逆に多く、医療従事者は米国あたりとさして変わらない我が日本。そこで医療崩壊が叫ばれワクチン接種が周回どころか数周遅れているのが現状です。まん延防止措置を発動するなとはもちろん言わないけれど、こうした雰囲気の中では、国民の自由な活動を取り戻すため政府も一生懸命体制整備に力を注いでいると国民が信じることが、措置への信頼と協力を繋ぎとめる道であるように感じます。(^^;
256Picks
クレディS取締役会、アルケゴスのリスクを知らされず-ターゲス紙
Bloomberg
辛坊 正記経済評論家
アルゲコスが取っていたリスクは複雑で巨額かもしれないけれど、報道から察する限り、クレディスイスは差し入れられた有価証券と引き換えにその担保価値を何倍も上回る実質無担保の巨額の与信を与えていたという単純な話じゃないのかな (・・? 普通の事業を対象とする与信と違ってアルゲコスの“事業リスク”は高く、変調を来したとき破綻に至る速度が速いので警戒は怠れませんが、「44億スイス・フラン(約5200億円)」の減損を産む規模の与信をポートフォリオの一環として特定先に供与する権限が「ブローカレッジ部門」に与えられていたなら取締役会が「ポジションの破綻まで説明を受けていなかった」のは当然かも知れません。恐らく同様の趣旨で野村HDも調査を始めたようですが、高い手数料収入と引き換えに生き馬の目を抜く激しい“賭け”に参加することとリスク管理のバランスを取締役会はどう取るか。手足を縛り過ぎると稼げない世界でしょうから、管理監督のあり方は悩ましそう。 それはそれとして、米欧日の中央銀行が挙って進めた未曾有の金融緩和のなかでこうした高リスクの与信が増えて、誰が何処でどのようなリスクをどれだけ取っているか分からない状況が市場に生まれていそうなことの方が気掛かりです。何かのきっかけでクレディスイスのような大手金融機関が破綻すると疑心暗鬼が一気に広まって与信が絞られ、金融危機を引き起こしかねませんからね・・・ (・・;
56Picks
大阪で新たに760人の感染確認 日曜では過去最多 感染者4人が死亡
関西テレビ
辛坊 正記経済評論家
「重症者数は過去最多の203人となり、重症病床の使用率は83.9%となっています。」ということを捉えてか、新型コロナ病床が増やせない理由を冷静かつ丁寧に説明下さるコメントがいくつか目に付きますね。 (@@。フムフム 我が国で圧倒的多数を占めるのは民間の病院です。民間病院の経営に当たられる皆様にとって、新型コロナウイルス患者の受け入れ拒否は、確かに避けがたいところかもしれません。それを否定するわけには行かないけれど、どうしてそういうことになってしまうのか (・・? 病床確保で日本の遥か先を行く米国は日本と同じく民間病院が多いようですが、医療費は民間の保険で賄われ、病院経営も優勝劣敗の法則が厳しく働く真剣勝負。いざという時頼りにならない弱い医療機関は強いところに吸収され、効率的な大病院が出来上がります。欧州の多くの国々は公的な医療機関が中心で、医療費も公費で賄われます。だから政府の統制が効きやすい。 日本は医療機関の多くが民営で、医療費は国民皆保険で強制的に徴収される健康保険料と税金による公費です。潤沢な公費を使って高齢者が気軽に病院に来てくれるので、言葉は悪いですけれど、医療機関は新型コロナ患者を受け入れて危ない橋を渡るより、高齢者が安心して立ち寄れる安心安全な環境を維持する方が遥かに有利な構図になってしまうのです。民間病院であるがゆえ、政府の統制も利きません。 そういう構図が日本にある以上、新型コロナウイルス患者を避ける個々の民間病院の関係者を責めるわけには行かないですが、民間病院が様々な理由をつけて新型コロナウイルス患者に病床を回さない現実を目にすると、病院経営は民間、それを支える医療費は公費、という日本の極めて特殊な構造そのものを見直す必要があると強く感じないでもありません。国民は、新型コロナウイルスが去ったのちも今起きている現象をしっかり心に刻み、改革の声を上げて行く必要があるんじゃないのかな・・・ しっかり改革しておかないと、致死率の高い本当に怖いウイルスが我が国を本格的に襲った時、日本は悲惨な道を辿るかも(・・;
84Picks
新型コロナワクチン 高齢者への接種 きょうから開始
NHKニュース
辛坊 正記経済評論家
ワクチン接種で先行したイスラエルの接種率は61.3%、続く英国は47%、米国も34.2%に達しています。今のところ0.9%に過ぎない日本がこれから追いかける訳ですが、過去5日間の1日当たりの接種件数の移動平均を見ると、1日当たり約10万件に止まります。1日当たりの接種件数は急速に増えていて、関係各所の努力を感じますけれど、それでもなお、4月5日以降直近までの接種件数は各日ほぼ10万件程度で横ばいです。これは一週間あたり約50万人の勘定なので、このペースで3600万人の高齢者に2回の接種を終えるには、3年近く掛かります。 ワクチン接種が5割に届く先行2か国の陽性者数は着実に減り続けていますし、米国でも日本の第4波に当たる急増は見られません。おそらくはワクチンの効果でしょう。 【イスラエル】 https://www.who.int/countries/isr/ 【英国】 https://www.who.int/countries/gbr/ 【米国】 https://www.who.int/countries/usa/ 【日本】 https://www.who.int/countries/jpn/ 6月末までの2か月半で高齢者への接種を終わらせるには、一週当たり655万人、一日当たり130万人程度の接種が必要です。「自治体支援に万全期す」とのことですが、現況の13倍をこなす隔絶的な体制を整えることが出来るのか。英国は医療資格を持たないボランティア3万人を育成して接種に当たらせたとのことですが、歯科医師や薬剤師、救急救命士等に接種者を拡大することに我が国では医師会が抵抗していると聞き及びます。こうした体制作りは、自治体任せではできません。迅速な接種に向けて、政府、自治体、医療関係者の覚悟と手腕が問われそう。言葉で覚悟を示すにとどまらず、飲食店に時短命令を出すのと同等以上の指導力を発揮して体制を整備して、一刻も早く後れを取り戻して欲しいです。豪腕をもって鳴らす河野大臣だけに、大いに期待しています。 (^.^)/~~~フレ!
317Picks
NORMAL