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【超入門】ビジネスパーソンの、生きづらさの正体
NewsPicks編集部
眞山 徳人合同会社フォルケ CEO 公認会計士
士業の癖にお役所系書類を作るのは大の苦手である僕は、たぶん診断してもらえばどれかには当てはまるんだろうと思います。だからこそ大手の監査法人でのキャリアに見切りをつけ、マイペースに「書く」「教える」ができる今の働き方にたどり着いた、ともいえる訳ですが。 ちなみに、数年前にWAISという知能検査を受け、それがMENSA入会の契機となったのですが、その中でワーキングメモリーや処理速度という領域でクソ高いスコアを出しつつも、その他の言語処理や知覚推理は「そこそこ」のスコアだったので、自分の知能にいわゆる凸凹があることもわかっています。 ただ、…検査は検査でしかない、というのがその結果を見た僕の率直な思いです。 仮にこの検査を少年のうちに受け、「あなたは言語処理が相対的に苦手です」を聞かされていたら、書くことを仕事にはしなかったでしょう。が、幸いそんな機会はなく、それどころか何人かの人に文才を見出してもらったおかげで、今があります。 そんなわけだから、この記事に書いてある通り、普通にやっていけている人があえて「私どれかに当てはまるかしら?」なんて考える必要はないんだろうな、と思います。
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羽田に降り立ったゴーン容疑者を… 捜査は一気に動いた
朝日新聞デジタル
眞山 徳人合同会社フォルケ CEO 公認会計士
【ゴーン案件で監査法人は責任を追及されるのか?】 監査法人の監査がザルだ、という批判を述べている方が少なくないので、会計士の端くれとして一応見解を述べておこうかと。 結論: 今回の件では、おそらく新日本有限責任監査法人には責められるべき点はありません。   【理由?年間10億円くらい「しか」ずれないからです】 10億という桁は個人の報酬としては莫大でも、実は企業全体から見たらごくわずかなものです。 日産自動車は昨年度の税引き前利益として7000億円余りを計上している会社です。ゴーンさんの報酬が10億だろうが、20億だろうが、「7000円億円余り」という会社の利益へのインパクトは決して大きくない。 監査法人による監査は誰のために行うかというと、「株主」または「投資家」のために行うものです。7000億分の10億=0.14%くらい利益がずれていても、株価への影響はごくわずか。いちいちコストをかけてそういう細かい部分を見たりしないのです。監査のコストが必要以上に増えれば、その分株主にとっても利益が減るわけですし。 というわけで、今回の騒動で監査法人は基本的に「おとがめなし」だろうと思います。 【ちなみに、今後の影響は…?】 とはいえ、これだけの報道がされてしまえば、株価への影響は決して少なくないはずです。 ・ゴーンさんの良い面、すなわち秀逸な経営手腕を手放すことになったことで、今後は今までのように儲かる会社ではなくなるかもしれない。 ・長年にわたって不正を放置していた会社はそもそも信用できん。ましてや日産は別のところでも不正してたし。 …そう考える人が多ければ、株価はどんどん落ちます。 このような、表面上の金額以上の大きなインパクトのことを、監査用語で「質的重要性」と言います。 たとえ金額が「10億円ぽっち」だったとしても、投資家にとって肝心要である株価を乱高下させる要因である以上、見過ごすわけにはいかなかった…というロジックは(後付けながら)確かに存在します。 というわけで、質的重要性にかんがみ、今後の監査業界では役員報酬の開示に対して少し踏み込んだ監査手続を取ることになると思います。
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