ホーム
105フォロー
45フォロワー
ブラジル大統領にボルソナロ氏 過激な発言で「トランプ」
川橋 天地ブラジリア在住 公務員
ボルソナーロ新大統領が支持を集めた理由は、政治腐敗や経済低迷、治安悪化で大きな閉塞感があるブラジル社会で、過激な発言を繰り返すアウトサイダーの彼ならば、世の中を変えてくれるかもしれない!!という国民の期待が大きかったためだと思います。
ボルソナーロ新大統領は、移民排斥や女性・LGBT差別発言、銃保有の合法化などを訴えており、過激な発言から敵も少なくありません。その一方で、SNSを通じて端的に分かりやすく発信する戦略は、国民の多くの共感を呼び、世論調査には現れない隠れファンが多くいたと言われてます。また、経済政策では民営化や構造改革推進を掲げるなど、市場関係者には高評価を受けていました。
今回の選挙勝利を受け、ボルソナーロ新政権は、2019年より正式に発足することが決まりましたが、経済ブレーンを含め多くの政権幹部候補に行政経験がありません。
また、議会は少数政党が30近く乱立しており、ボルソナーロ新大統領所属のPSLは下院第二党とはいえ、約1割程度の議席占有率で、他党との連立交渉が不可欠です。
今後、そのような困難な状況の中で、ボルソナーロ新大統領が国民の期待に応え続ける政策をどこまで打ち出していけるかが注目です。
「ブラジルのトランプ」があおる、流血沙汰の大統領選挙
川橋 天地ブラジリア在住 公務員
うーん、「ブラジルのトランプ」と呼ばれるボルソナーロが、既存メディアを攻撃したり、ボルソナーロとアダッジの両大統領候補がお互いを罵り合ったりしてるのは事実ですが、支持者に暴力事件を起こすよう煽っては流石に無いと思います。
既存大政党であるPSDBやPTに汚職事件が多く、ブラジル国民の大多数がアウトサイダーとしてボルソナーロに変革を期待しており、その期待をSNSで巧みに汲み取っている状況です。
いずれにせよ、もう明日には新大統領が決まるので、新政権の舵取りに期待です。
>ホルヘ タケシさん、Nakayama Mitsuruさん
仰る通りだと思います。なかなか日本語メディアでブラジルの情報は伝わりにくいですね。
消費増税、予定通り来年10月実施…首相表明へ
川橋 天地ブラジリア在住 公務員
軽減税率が本当に導入されてしまうのかな。。。
軽減税率は、
・高所得層ほど恩恵が大きく
・事業者に大きな手続き負担をかけて
・軽減税率対象項目か否かで1つ1つ紛糾する(例: 新聞)割に、
・たった2%の価格差しか納税者に生じない
ということから、デメリットが非常に大きいと思うのですが、軽減税率が適用される新聞社さんは、上記の点についてはどこまで報じられているんでしょうか?
以下のリンクは、2015年、阪大・大竹教授によるWedgeへのご投稿です。
「軽減税率は高所得者が得するバラマキ策」
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5513
ブラジル大統領選、決選投票へ 右翼と左派で
川橋 天地ブラジリア在住 公務員
右派・ボルソナーロ下院議員(自由社会党(PSL))と左派・アダッジ元サンパウロ市長(労働者党(PT))の決選投票となることが決まりました。
ボルソナーロ候補の得票率が46%となり、1回目の選挙で決着がつく過半数に迫るほど差がついたのが印象的でした。
要因としては、
・カリスマのルーラ元大統領からの後継指名でアダッジ候補の支持率が急上昇したことを受け、勝ち馬に乗りたい反PT票がボルソナーロ候補に集中した。
・特に、ルーラ・ルセフと2人の元大統領のPT政権時代(2003年〜2016年)のバラマキ政策を嫌う中道派支持層が、勝ち目の無い中道派候補を見限ってボルソナーロ候補を支持した。
・ボルソナーロ候補には、過去の軍政礼賛発言や女性差別発言で反発デモが起きていた一方で、治安対策重視の姿勢が、(PTの根強い地盤である)北東部の低所得地域や女性層にも案外評判が良かった。
ということがブラジルでは挙げられてます。
次は、今月の28日に決選投票ですが、両候補とも対極的な政治的スタンスにあり、お互い人格攻撃も含めて激しい罵り合いになると思われます。。。。
ブラジル大統領選、決選投票へ 極右ボウソナロ氏が圧倒も過半数に届かず
川橋 天地ブラジリア在住 公務員
右派・ボルソナーロ下院議員(自由社会党(PSL))と左派・アダッジ元サンパウロ市長(労働者党(PT))の決選投票となることが決まりました。
ボルソナーロ候補の得票率が46%となり、1回目の選挙で決着がつく過半数に迫るほど差がついたのが印象的でした。
要因としては、
・カリスマのルーラ元大統領からの後継指名でアダッジ候補の支持率が急上昇したことを受け、勝ち馬に乗りたい反PT票がボルソナーロ候補に集中した。
・特に、ルーラ・ルセフと2人の元大統領のPT政権時代(2003年〜2016年)のバラマキ政策を嫌う中道派支持層が、勝ち目の無い中道派候補を見限ってボルソナーロ候補を支持した。
・ボルソナーロ候補には、過去の軍政礼賛発言や女性差別発言で反発デモが起きていた一方で、治安対策重視の姿勢が、(PTの根強い地盤である)北東部の低所得地域や女性層にも案外評判が良かった。
ということがブラジルでは挙げられてます。
次は、今月の28日に決選投票ですが、両候補とも対極的な政治的スタンスにあり、お互い人格攻撃も含めて激しい罵り合いになると思われます。。。。
ブラジル大統領選、首位ボルソナロ氏をアダジ氏がさらに追い上げ=世論調査
川橋 天地ブラジリア在住 公務員
来月のブラジル大統領選挙は、極右のボルソナーロ候補(自由社会党(PSL))と極左のアダッジ候補(労働者党(PT))が決選投票に進む可能性が高くなって参りました。
経済政策面では、ボルソナーロ候補は、経済ブレーンのパウロ・ゲーデス氏(シカゴ大経済学博士)に丸投げすると言われており、財政赤字の解消、中銀独立性維持、民営化の推進など、案外マーケットフレンドリーな政策を掲げてます。
(銃規制撤廃や、数々の移民排斥、女性差別など、破天荒な言動で拒否率も高いですが。。。)
一方、アダッジ候補は、同じ左派PTのルーラ・ルセフ両元大統領(2003年〜2016年)の政策踏襲から、歳出上限規定の撤廃、政府主導の大規模インフラ拡大、低所得者層への支援(バラマキ?)拡大、民営化反対など、「大きな政府」寄りの反マーケット型の政策が多いです。
(しかし、PTも数々の汚職事件でルーラ元大統領が収監中など、一部国民から信頼を失いつつあります)
ブラジル人の友人は、どちらの大統領が好ましいかよりもどちらが嫌いじゃないかを選択をしなければならない究極の選択だと嘆いている人が多いです。
アルゼンチンとブラジル、通貨が最安値更新
川橋 天地ブラジリア在住 公務員
ブラジルレアルは1ドル4.2レアル台に一時期突入する安値となっており、1年前のブラジル赴任時は1ドル3.3〜3.4レアルだったことを考慮すると大分レアル安が進んだ印象です。
来月投票が予定されている大統領選挙が、今後の為替市場を大きく左右すると言われていますが、相変わらず有力5候補で飛び抜けた候補者がおらず、情勢は混沌としています。
最近の大統領選挙を巡る動向は、以下の通りです。
・市場関係者は、現政権の改革路線を継承する中道派・アルキミン前サンパウロ州知事(PSDB・伯社会民主党)を期待しているが相変わらず国民から人気が無く、支持率が伸び悩んでいる。
・収賄とマネロンで収監中のルーラ前大統領による後継指名を受けた、左派・アダッジ元サンパウロ市長(PT・労働者党)の支持率が伸び、市場は放漫財政の左派政権復活を警戒
・世論調査首位を走り、先週暗殺未遂事件に遭った右派・ボルソナーロ下院議員(PSL・自由社会党)が再手術を受け、今後の選挙活動に支障が生じる恐れ
最有力候補、遊説中に暗殺未遂=腹部刺され重傷-ブラジル大統領選
川橋 天地ブラジリア在住 公務員
来月に大統領選挙が控える中、ブラジルで一大事件が起こりました。。。ご本人の1日でも早い回復をお祈り致します。
ボルソナーロ下院議員は、記事にもある通り、収賄とマネロンで収監中で被選挙権がない(はずの)ルーラ前大統領を除けば、ブラジル大統領選挙で支持率トップを走る最有力候補です。
小政党に所属し、移民排斥や銃合法化を訴える極右候補で「ブラジルのトランプ」と称されることも多いですが、汚職事件が多発する大政党の大物議員を尻目に、SNSでの緻密な選挙キャンペーンが人気を博し、アウトサイダー候補として台頭しました。
(アウトサイダーといっても、連邦下院議員を20年近く勤めているんですが。。。)
市場関係者の間では、ルーラ前大統領の息の根がかかった左派候補が大統領となった場合、構造改革が先送りされ、財政規律が緩むことが最も警戒されているため、今回の暗殺未遂事件がボルソナーロ候補に追い風に、左派候補にネガティブになる点からレアル買いとなっています。
(ボルソナーロ候補は、経済政策についてはブレーンに丸投げの方針で、ブレーンの方は構造改革を進める意思があるとみられています)
NORMAL
投稿したコメント