ブラジル大統領選、決選投票へ 右翼と左派で
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右派・ボルソナーロ下院議員(自由社会党(PSL))と左派・アダッジ元サンパウロ市長(労働者党(PT))の決選投票となることが決まりました。
ボルソナーロ候補の得票率が46%となり、1回目の選挙で決着がつく過半数に迫るほど差がついたのが印象的でした。
要因としては、
・カリスマのルーラ元大統領からの後継指名でアダッジ候補の支持率が急上昇したことを受け、勝ち馬に乗りたい反PT票がボルソナーロ候補に集中した。
・特に、ルーラ・ルセフと2人の元大統領のPT政権時代(2003年〜2016年)のバラマキ政策を嫌う中道派支持層が、勝ち目の無い中道派候補を見限ってボルソナーロ候補を支持した。
・ボルソナーロ候補には、過去の軍政礼賛発言や女性差別発言で反発デモが起きていた一方で、治安対策重視の姿勢が、(PTの根強い地盤である)北東部の低所得地域や女性層にも案外評判が良かった。
ということがブラジルでは挙げられてます。
次は、今月の28日に決選投票ですが、両候補とも対極的な政治的スタンスにあり、お互い人格攻撃も含めて激しい罵り合いになると思われます。。。。
注目のコメント
一次投票前のアダジの追い上げみて、もっと接戦になるかと思っていたのでボルソナロの票が伸びたなあという印象。中道候補の票の取り込みに成功しましたね。
2次投票は28日に行われ、その前に討論会の機会もあるからここでアダジがどう巻き返すか?・・・中道の票を取りに来るべく、産業界よりの公約とかルセフとの政策の違いを打ち出す可能性もありますかね?
ボルソナロは経済はズブの素人ゆえ、経済顧問のパウロ・ゲデスからどれだけインプットされた情報を自分の言葉で言えるかがポイントになる。あるいは討論会で自分の得意な治安分野にイシューを絞るとか・・・
あくまで日本からは上記のようにみえますが、現地にいるピッカーさんたちはどう感じているんだろ?