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“重症患者やリスク高い人以外 自宅療養基本に体制整備” 首相
NHKニュース
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
重症者・中等症者の受け入れ病床に余裕があれば、『今後悪化する可能性があるから』と入院経過観察が可能であっても、今後は難しくなるということです。 予想外に悪化することは、コロナに限らず多くあります。 コロナ以外の疾患であっても受け入れが難しいケースが増えていくでしょう。 私も、求められれればワクチン接種会場に出向いていますし、外来はほぼ毎日していますし、夜間救急も数多くしていますし、コロナも診療していますし、私の専門であるアレルギー疾患のお子さんは幅広く診療しています。 もちろん、若手や学生の教育、そして睡眠を削りながら研究や広報活動、情報発信にも、『個人でできること』には取り組み努めていますが、いよいよ今回は厳しい状況と感じています。 (勉強や情報収集をする時間が不十分になってきていて、情報発信が不十分になりつつありますが…) 多くの前線の医療者がなんとか持ち場を守ろうとしています。 しかし…『満床で受け入れられないときはお断りせざるを得ない』のです。 いつも同じことを…と思うかもしれませんが、 ご自身と大切な人を守る行動をするしか、現状では方法はないようです。 また、可能な方は、ワクチン接種を積極的に勧めてまいりましょう。 ※なお、未だに『2類』という話を見かけますが、 当初の2類相当から指定感染症、そして『新型インフルエンザ等感染症』に扱いは変更されています。
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mRNAによる新型コロナワクチンでアレルギー反応があった場合も、多くの場合2回目の接種が可能かもしれない
小児アレルギー科医の備忘録
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
新型ワクチンに対するアレルギー反応を心配される方はすくなからずいらっしゃいます。 そして現状では、1回目の接種で重篤なアレルギー反応があった方には接種を避けるとされています。 一方で、1回目の接種で即時型アレルギー反応があっても、2回目の接種が可能なのではないかという報告がではじめています ▷Allergy . 2021 May 24;10.1111/all.14958. doi: 10.1111/all.14958. PMID: 34028041 そして最近、JAMA Intern Medに、さらに多数の多施設研究結果が報告されていました。 簡単に結果を要約すると、 初回のファイザー社もしくはモデルナ社製のワクチン(mRNAワクチン)に対し即時型アレルギー反応を起こしていても(アナフィラキシー17%を含む)、初回接種でアナフィラキシーを起こした19名を含む159名の患者全員が2回目の投与が可能だったとなっています。 もちろん、現時点では厚生労働省の指針の変更がなければ接種を積極的にはできないかもしれませんが、指針の変更の参考になる情報かもしれません。 今後、デルタ株などの変異株の増加にともない、接種率の向上を考えなければならない以上、このような報告も重要視されることになるのではと思われます。 (2021/8/1追記) Kenji Aさん、コメントをいただきありがとうございます。 お子さま、回復されたとのこと、嬉しく思います。 ご心配なことであったと拝察いたします。 念のためですが… 最近の研究結果で、mRNAワクチン後の顔面神経麻痺(ベル麻痺含む)発症リスクは、未接種の方々と変わらないという報告があります。 https://pediatric-allergy.com/2021/06/28/facial-nerve-palsy/ 一方で、mRNAワクチンに関しては心筋炎のリスク上昇と関連 していることが報告されています。接種後の観察が必要なことに賛同いたします。
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都内医療「危機的状況に」 五輪後試算、1日4532人
共同通信
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
7月29日16;50時点の速報で3865人でした。 少なくとも感染数が大きく増えるフェーズに入ったようです。 https://news.yahoo.co.jp/live?channel=nnn 当直明けに外来をようやく終えた身としては、 『自分自身と近しいひとを守る行動をしましょう』 というしかないと申し上げるだけです。 さまざまな方がご自身のお考えを述べることに反論はいたしません。 ただ、感染した方の多くが『なぜ私が』とおっしゃっていますし、若い方が感染をする状況で、子どもが取り残される例も増えてきています。 ▷夏休みとコロナ感染の第5波!比較的若年化している状況では子供の行き先確保が課題! https://news.yahoo.co.jp/byline/yakushijihiromasa/20210726-00249856 薬師寺先生は以下のようにおっしゃっています。 >成人病床に比べて、小児の病床数はさらに限られます。そして、現在RSウイルス感染が猛威を奮っており、小児病床が逼迫しているため、大勢の無症状の子供の経過観察をする余裕はないかもしれません。 医療体制をもっと…とおっしゃりたい方のお気持ちはわからないではないのですが… RSウイルスの猛威と入院病床の調整と、夏休みになっていままで溜め込んでいた心配事を持ち込まれる新患の方々、増えるアレルギーの患者さん…あふれかえる患者さんを前になんともならない無力感を感じています。 ほぼ寝ていない状況で目の前で災害が起きている現場から帰還して報告すると、『それはフェイクじゃないか』といわれている気持ちです。 まず、ご自身と大切なひとを守る行動をお願いします。
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中等症も高度治療必要な患者増加 医療のひっ迫に危機感
NHKニュース
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
お年寄りに比較して、65歳未満の方が悪化する率が低くても、大きな流行になれば、重症者は増えてくるでしょう。 今回の第5波が、『大きな波の最後』にならんことを願っています。 コロナとは関係ないですが、RSウイルス感染症が小児で流行しています。 ▷RSウイルス感染症の流行状況 http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rs-virus/rs-virus/ このRSウイルス感染症も、ネーザルハイフローを適応することがあります。 成人を中心に診療している方には実感できないかもしれませんが、このような状況で脆弱な小児に、コロナやインフルエンザが重なってくると想像すると…ため息しかでませんね… もちろん、本当に苦しいのは患者さんです。 医療の提供としては、病床がすべて埋まってしまうとお断りする以外に選択肢はなくなります。中等症でも、重症でも。 言葉の定義の話をしたいわけではなく、目の前にいらっしゃる、一般には重症と思えるような状態でもお断りせざるを得ないことが心苦しいのです。 定義をかえようと、目の前の患者さんが軽症になるわけではありませんから。 繰り返しになってしまいますが、流行が大きくなったときに結局はその波を大きくかぶるのは患者さんです。
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感染急拡大で都がコロナ病床確保を要請 通常診療制限も
TBS NEWS
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
海外でなんとかなっているのに、日本では難しい理由はという声を聞きます。 ここからは個人的な見解になりますが、中等症以上の患者さんをみる病院、そしてそれら中等症以上の患者さんを診療するマンパワーが圧倒的に不足しているからと思われます。 人口1000人あたりの医師数 米国2.6人 英国2.8人 日本2.4人(ただし、医師免許を持っているひとという括りですので実働は少ない可能性があります) 人口1000人あたりの臨床看護師数 米国11.7人 英国7.8人 日本11.3人 と、人数だけでいえば、大分追いついている様にみえます。 しかし… 病床100床あたりの医師数 米国93.5人 英国110.8人 日本18.5人 病床100床あたりの臨床看護師数 米国419.9人 英国308.5人 日本86.5人 と、圧倒的に不足しています(2017年)。 外来をしていても、飛び入り患者さんやご紹介患者さんが多すぎて、二次病院、三次病院はまわっていません。 ▷医療保障制度に関する国際関係資料について https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken11/index.html もちろん、プライマリ・ケアに余裕があるとも思ってはいません。 国民一人あたりの受診回数が多いからです(受診しやすい、という面とのトレードオフですので、それを責めるつもりはありません)。 ▷https://hodanren.doc-net.or.jp/kenkou/gkhtml/gktop/gk5s/gk5s1p/gk5s1p.html なお、平均在院日数が長いと感じるかもしれませんが、この10年前は30日以上でしたので、これでもかなり短くなっています。 私も、これでいいとは思ってはいませんが… 二次病院、三次病院を責めたとしても、その責める先はすでに半死半生で、個人的には家族にいつも心配されているレベルです。
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