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企業文化は戦略に勝るか
長谷川 祐子PN長谷ゆう。翻訳者・ライター。ビジネスとダイバーシティを中心に取材・執筆・翻訳
ユニクロのトップ柳井氏が新疆ウイグル自治区の人権問題に「我々は政治的に中立」と言ってコメントしなかったことが物議を醸し出しました。セールスフォースのマーク・ベニオフ氏が柳井氏の立場だったらどう発言していたのか、と思います。
「ビジネスと人権」は広範囲にわたり、トップが人権問題にどう踏み込むか、こうも葛藤しているのか、とベニオフ氏の「トレイルブレイザー」を読んで思いました。
発達障害者、人材活用せず損失 2.3兆円、野村総研が推計
長谷川 祐子PN長谷ゆう。翻訳者・ライター。ビジネスとダイバーシティを中心に取材・執筆・翻訳
【発達障害者版ウーマノミクス】
野村総合研究所が世界自閉症啓発デーに合わせ、54ページのレポートで発達障害者の活用による経済効果を発表しています。
・発達障害者の活用が進まなかった場合、経済損失は2.3兆円
・日本に発達障害の人材は140万人。このうちASD(自閉症スペクトラム障害)の6割が、ADHD(注意欠陥多動性障害)の8割が、一般雇用で働く
・働く発達障害者の4割が職場でオープンにできていない
・障害者全体の就職率は46.2%と低く、そのうち発達障害者の就職率は33.1%と障害者全体のなかで見ても低い。
・発達障害へのサポートを受けた方がそうでない方に比べ生産性は34%高い
レポートでは、海外企業で特にITスキルでの発達障害者の雇用(ニューロダイバーシティ雇用)が盛り上がりはじめていること、日本でも就労移行支援事業所と連携しての発達障害者の活用の先端事例があることなどが紹介されています。
このレポートの目指すところは、法定雇用率達成と障害配慮の名の下に、負担の少ない仕事を切り出す形で、キャリア形成につながることは殆ど行われてこなかった障害者雇用の枠組みを超えた発達障害者の活用です。
女性活用による経済効果が強調された「ウーマノミクスレポート」の発達障害者版とも言えるレポートが、日本でも発表されるようになり、障害者の雇用やダイバーシティにも追い風です。
「自閉症の息子がいる親として、ありがとう」イギリスで映画化された『僕が跳びはねる理由』翻訳者が語ったこと
長谷川 祐子PN長谷ゆう。翻訳者・ライター。ビジネスとダイバーシティを中心に取材・執筆・翻訳
東田さんの感覚と、私の感覚は、全て一致するわけではありませんが、重なる部分は多くあります。私にとってこの本は、自分の感覚を言語化して伝えるうえで参考になる点が多いです。
「自分を好きになれるのなら、普通でも自閉症でもどちらでもいい。障害のある無しに関わらず人は努力しなければいけないし、努力の結果幸せになれるから。僕たちは自閉症でいることが普通」
「僕たちが存在するおかげで、世の中の人たちが、この地球にとっての大切な何かを思い出してくれたら、僕たちは何となくうれしい」
『自閉症の僕が跳びはねる理由』は、世界30カ国以上で出版され、累計販売部数は117万部を超えています。それを見て、自分の書いたものも、翻訳されたり、映画化されるように…、という夢が出てきます。そんなわけで、東田直樹さんに感謝。
セールスフォースが働きがいありと評価される理由、コロナ前から在宅勤務可・新人研修は660時間! - 働きがいのある企業の秘密
長谷川 祐子PN長谷ゆう。翻訳者・ライター。ビジネスとダイバーシティを中心に取材・執筆・翻訳
素晴らしい記事ですね。
私はビジネスとダイバーシティをテーマに取材・発信しているのですが、セールスフォースについて色々な話を見聞きしています。特に「これは…!」と思ったのは、これまでの企業が本質的には向き合ってこなかった差別や社会問題(LGBTや発達障害など)について、声を上げ解決すべき課題として取り上げる当事者社員がいて、会社がそれを応援する、もっと言うと一緒に声を上げる姿勢を見たことです。
「あの働きがいアピール企業は、マイノリティにも働きがいがあるか」と疑問を持つことがあるのですが、これは本物です。私ならこの辺りを掘り下げたいですね。
「働きがいのあるグローバル企業」世界ランキングTOP25! 1位はCiscoに!
長谷川 祐子PN長谷ゆう。翻訳者・ライター。ビジネスとダイバーシティを中心に取材・執筆・翻訳
今年も発表されましたGreat Place To Work日本版。今年は何といってもリモートワーク環境の整備がカギだったようです。強いところはリモートワークになってもやっぱり強いですね。かたやコロナで業績悪化した企業は調査への参加を見送る傾向があったようです。
働きがい高評価企業はそうでない企業に比べて「従業員への配慮や尊重がなされている」「経営・管理者層への信用が高い」という特徴。そうでしょうね。
私はビジネスとダイバーシティをテーマに取材・発信しているのですが、特に「これは…!」と思ったのは、4位のセールスフォース で、これまでの企業が本質的には向き合ってこなかった差別や社会問題(LGBTや発達障害など)について、声を上げ解決すべき課題として取り上げる当事者社員がいて、会社がそれを応援する、もっと言うと一緒に声を上げアクションを起こしていく姿勢を見たことです。「あの働きがいアピール企業は、マイノリティにも働きがいがあるか」と疑問を持つことがあるのですが、これは本物です。私ならこの辺りを掘り下げたいですね。
2021年版、働きがいのある会社ランキング発表 コロナ禍でも「総合的な働きがい」が高い企業の特徴は?
長谷川 祐子PN長谷ゆう。翻訳者・ライター。ビジネスとダイバーシティを中心に取材・執筆・翻訳
今年も発表されましたGreat Place To Work日本版。今年は何といってもリモートワーク環境の整備がカギだったようです。強いところはリモートワークになってもやっぱり強いですね。かたやコロナで業績悪化した企業は調査への参加を見送る傾向があったようです。
働きがい高評価企業はそうでない企業に比べて「従業員への配慮や尊重がなされている」「経営・管理者層への信用が高い」という特徴。そうでしょうね。
私はビジネスとダイバーシティをテーマに取材・発信しているのですが、特に「これは…!」と思ったのは、2位の セールスフォース で、これまでの企業が本質的には向き合ってこなかった差別や社会問題(LGBTや発達障害など)について、声を上げ解決すべき課題として取り上げる当事者社員がいて、会社がそれを応援する、もっと言うと一緒に声を上げアクションを起こしていく姿勢を見たことです。「あの働きがいアピール企業は、マイノリティにも働きがいがあるか」と疑問を持つことがあるのですが、これは本物です。私ならこの辺りを掘り下げたいですね。
セールスフォースが働き方改革、出社は「週に3日まで」
長谷川 祐子PN長谷ゆう。翻訳者・ライター。ビジネスとダイバーシティを中心に取材・執筆・翻訳
コロナ終息後にSalesforce米国本社は、社員の出勤ペースを週1~3日にするうえに、社内の「デスクの海」を取り除き、より多くの「コラボレーションとブレイクアウトのためのスペース」を設けるために、オフィススペースを再設計するそうです。
日本支社はどうなるんでしょうか。東京支社は2021年に(恐らくコロナ終息後?)丸の内のJPタワーからSalesforce Tokyo タワー(旧日本生命丸の内ガーデンタワー)に移転が予定されていますが、移転後の働き方にも何か影響があるでしょうか。
テック企業はコロナ以降もリモートワークがますます進行しそうになっていますね。
五輪ボランティア390人が辞退 森氏女性蔑視発言後の5日間で
長谷川 祐子PN長谷ゆう。翻訳者・ライター。ビジネスとダイバーシティを中心に取材・執筆・翻訳
残念な事態。私も東京都ではないが居住区のボランティア登録をかすかな希望をかけて残しており、当事者意識を持って見ている。8000人中390人辞退とのことだが、決して「一部の人が騒いでいるだけ」と片付けることはできない。
差別的な体質のリーダーや、それを黙認する組織からは、人は離れていくのです。もちろん企業も同様です。
多様性といいながら、組織が差別的な人物にも寛容であれば、女性やマイノリティは居場所を失いやすく、活躍の場を外に求める方に向かいやすいです。
「辞めちまえ」も多様性といってパワハラを容認する組織では、被害に遭えば救われずに辞めざるをえなくなります。
差別やハラスメントのない環境にしていくことが多様性確保です。
二階幹事長、ボランティア辞退は「瞬間的」 五輪巡り
長谷川 祐子PN長谷ゆう。翻訳者・ライター。ビジネスとダイバーシティを中心に取材・執筆・翻訳
残念な事態。私も東京都ではないが居住区のボランティア登録をかすかな希望をかけて残しており、当事者意識を持って見ている。8000人中390人辞退とのことだが、決して「一部の人が騒いでいるだけ」と片付けることはできない。
差別的な体質のリーダーや、それを黙認する組織からは、人は離れていくのです。もちろん企業も同様です。
多様性といいながら、組織が差別的な人物にも寛容であれば、女性やマイノリティは居場所を失いやすく、活躍の場を外に求める方に向かいやすいです。
「辞めちまえ」も多様性といってパワハラを容認する組織では、被害に遭えば救われずに辞めざるをえなくなります。
差別やハラスメントのない環境にしていくことが多様性確保です。
「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」森喜朗氏
長谷川 祐子PN長谷ゆう。翻訳者・ライター。ビジネスとダイバーシティを中心に取材・執筆・翻訳
「女性が多い会議は時間がかかるように見えてしまう問題」はどこから来るのでしょうか。森氏1人だけの問題ではなく、日本人は日本の意思決定の場の大半を占める、男性しかいない会議、それも上意下達的・同調圧力的・予定調和に沿った会議に慣れているのではないでしょうか。そして会議とはそういうものだ、と思っているのではないでしょうか。
海外メディアは日本メディアよりはるかにジェンダー問題、日本の女性の人権の問題に敏感です。
意思決定の会議では男女が同じような数になるようにバランスを保つのが当然であり、またその方が生産的なアイデアが生まれやすい、とされています。
一体何度「女性差別ニッポン」と報じられて恥かきますか?
だからジェンダーギャップ121位なのです。
先進国なら大企業の幹部であればすぐにクビです。
海外のSNSではすでに辞任を求める声が出ています。
これを機に変わりますか、それとも「日本を貶める報道だ!」と無視しますか?
以下、海外メディアの報道
米ニューヨーク・タイムズの翻訳:東京オリンピック組織委員会の会長で元首相の森喜朗氏は、女性は会議で発言しすぎるとし、発言時間を規制した方が良いと述べて世間の怒りを買った。
「女性差別発言」仏AFP
フランスの主要通信社AFPも「東京五輪トップが性別発言の報道」との記事を配信した。83歳の森元首相は「失言でよく知られる」と紹介し、この発言が、新型コロナ禍が世界的規模で続いていても組織委が開催にこだわり、批判に直面する中で飛び出したとも報じた。
AFPは、男女格差を示す世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ指数の2020年の順位で、日本が153カ国中121位にとどまったと指摘。JOCが理事の女性比率を4割以上とする目標を定めているが、「現在は25人中5人にとどまっている」とも伝えた。
この問題が国内外で「だからオリンピックは中止に」という方向に向かうきっかけになるおそれはあります。
日本が目覚めるきっかけになるでしょうか。
「そんなつもりじゃなかった」が通用しないのが差別発言です。
「言葉狩りは良くない」「拒否は断絶を生むだけ」という意見もよくきます。ですが社会の中で拒否されてきたのは、女性と男性、果たしてどちらでしょうか?遠慮している場合でしょうか。
「性差別的」「女性おとしめる」 海外メディアも森喜朗氏の発言を問題視
長谷川 祐子PN長谷ゆう。翻訳者・ライター。ビジネスとダイバーシティを中心に取材・執筆・翻訳
「女性が多い会議は時間がかかるように見えてしまう問題」はどこから来るのでしょうか。森氏1人だけの問題ではなく、日本人は日本の意思決定の場の大半を占める、男性しかいない会議、それも上意下達型で想像的なアイデアが生まれにくい会議に慣れているのではないでしょうか。そして会議とはそういうものだ、と思っているのではないでしょうか。
海外メディアは日本メディアよりはるかにジェンダー問題、日本の女性の人権の問題に敏感です。
一体何度「女性差別ニッポン」と報じられて恥かきますか?
だからジェンダーギャップ121位なのです。
先進国なら大企業の幹部であればすぐにクビです。
海外のSNSではすでに辞任を求める声が出ています。
これを機に変わりますか、それとも「日本を貶める報道だ!」と無視しますか?
以下、海外メディアの報道
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米ニューヨーク・タイムズの翻訳:東京オリンピック組織委員会の会長で元首相の森喜朗氏は、女性は会議で発言しすぎるとし、発言時間を規制した方が良いと述べて世間の怒りを買った。
「女性差別発言」仏AFP
フランスの主要通信社AFPも「東京五輪トップが性別発言の報道」との記事を配信した。83歳の森元首相は「失言でよく知られる」と紹介し、この発言が、新型コロナ禍が世界的規模で続いていても組織委が開催にこだわり、批判に直面する中で飛び出したとも報じた。
AFPは、男女格差を示す世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ指数の2020年の順位で、日本が153カ国中121位にとどまったと指摘。JOCが理事の女性比率を4割以上とする目標を定めているが、「現在は25人中5人にとどまっている」とも伝えた。
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この問題が国内外で「だからオリンピックは中止に」という方向に向かうきっかけになるおそれはあります。
もしそうなれば日本が目覚めるきっかけになるかもしれません。」
先日の自治体の長による発達障害者への差別発言の投稿でも書きましたが「そんなつもりじゃなかった」が通用しないのが差別発言です。
こういう時には「言葉狩りは良くない」「拒否は断絶を生むだけだ」という意見もよくきます。ですが社会の中で発言の機会を奪われてきた、拒否されてきたのは、女性と男性、障害者と健常者、果たしてどちらでしょうか?遠慮している場合でしょうか。

NORMAL