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Google社員、有給中の突然「レイオフ(一時解雇)」に唖然…終身雇用が崩壊しつつある日本でも普及しかねないレイオフに備えるためには
Yokono KaoruAmazon (New York office) Senior Product Manager Technical
私もアメリカのAmazonでのレイオフの流れを経験し、全社員にとってストレスフルな経験だったと思います。
一例として、去年の3月中旬ごろに全社員宛に「レイオフを4月下旬に実施する」というメールが届きました。その日から社員が「4月下旬でどうせレイオフになるかもしれないから仕事の手を抜こう」という人と、「レイオフを免れるために、自分の仕事の実績をなるべく色んな人にアピールしよう」という人と大きく2つのグループに分かれた印象です。4月下旬になり、朝メールを見ると「今朝、レイオフ対象者に通知をした。あなたは対象ではない」といった趣旨のメールが届きました。誰がレイオフになったのか昼ごろまで分かりませんでしたが、噂ベースで、私のチームから一人レイオフ対象となった事を聞きました。彼は3ヶ月前に新卒で入社したばかりでした。
レイオフ対象者には2-3ヶ月分の給与が支給されるなどの手当はありますが、やはり社員の立場からするとなかなか辛い経験かと思います。
アマゾン、凄まじい大量解雇…過酷な人事評価制度、自動化された解雇システム
Yokono KaoruAmazon (New York office) Senior Product Manager Technical
私はアメリカのアマゾンで勤務し約一年半になりますが、やはり社員の立場からすると「恐怖政治」という感覚は少なからずあるかと思います。
一方で、社員の立場としてのメリットもあり、仕事がスムーズに早く進むということが挙げられます。プロダクトマネージャーとしてプロダクトをリリースするために、エンジニア、サイエンス、マーケティング、法務、UXなど、関係者が多く、少しでも「やる気のない」社員がいるとリリースがどんどん遅れてしまいます。自動解雇の制度により、いわゆる「窓際社員」のような存在が一切おらず、数週間単位で設計、開発、テスト、リリースと、大企業にも関わらず凄まじい早さで仕事が進みます。
「短時間でどんどん世の中に新しい機能やサービスをリリースして仕事の経験を積みたい」という人にとっては自動解雇制度は「アリ」なのかもしれません。
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