土井 康弘

近年のGibsonを見ていれば予想できた未来だと思う。代表機種は作業工程に手間がかかりすぎる。そして伝統的にオービル・エピフォン以外では廉価モデルを出していなかった（近年は「これがギブソンか？」というほど酷いモデルを出しているみたいだけど）。そしてその割には会社規模が大きくなりすぎた。 あと近年のモデルは材の影響もあるんだろうけど、あまりに作りが酷い。それこそCBS期のフェンダーがそうだったように、楽器としてあれだけの金額を支払うに値しないモデルが多すぎる。 なので、このニュースは来るべきときが来たんだと思う。

今年のセレクトセールの話題の一つで明らかに高すぎる金額で落札。特にジェンティルの下(3.7億)は牝馬でこの金額だと絶対にペイしないと思う。 すでに一口馬主をやっている身からすると「勝てないゲームに参加している」が現実で、利益を出すことは夢のまた夢。まず、根本的な問題として、出資した馬がすべてデビューするわけではないということ。現に自分が初年度に出資した馬は2頭が故障で未出走引退、1頭は未勝利引退。 その上馬主とは名ばかりで馬主としての権利は皆無。また出資者としての立場としても例えば出走するレースの選定や騎手に対して意見を言うこともできない。実質的にはパトロンと変わらず金融商品として一番近いのは投資信託だと思う。 その上であくまで「金融商品である」という事実。金融庁からの指導でもそれは明白で、それが故に未出走や未勝利に終わったとしても損失補償は認められず、損失はすべて出資者が丸かぶり。さらに申告時は雑収入にあたるという取り決めのお陰で、損金算入することも出来ない(正直早急になんとかしてほしい)。 例えば、出資しているナイトバナレットで説明すると 8戦2勝(2-0-2-4)出資金：2000万／500口＝4万 賞金諸手当：3628万／500口＝7.3万 これだけ見ると「すごい！プラス！」と思うかもしれないが、さにあらず。これ以外に毎月のご飯代他が一口あたり1000円前後、保険料、そしてデカイのが毎月3000円のクラブ会費。ここまで計算すると依然まだマイナス。そしてこの馬がこのクラブのこの世代では回収率でNo３であるという事実。もちろんこの1頭だけ出資しているわけでもないので、成績を残せない馬たちの分まで含めると黒字にするのは到底無理。 翻って今回の件、「投資やギャンブルではなくて感動体験の共有」などと耳障りのいいことを言うべきではないと思う。また、他の記事で読む限り ・１万口で募集 ・維持費込みの一括前払い(早期引退した場合は大幅なロス) ・早期引退した場合は返金も考えてる(損失補償には当たらないのか？) ・毎月の会費はいくら(ウェイトがかなり大きい部分) ・明らかに高値掴みしてる「名だけ通った」馬たち(名前と血統だけで馬が走るなら苦労しない) など不透明な部分が多い。 ただ、この業界のWEBサービスは３周くらい遅れてる世界なので、その点に関しては期待したい。

このインタビューめちゃくちゃ面白い！ 才能は常にクローズドな環境からしか生まれない、というのは本当にその通りだと思う。 「描きたいもの」と「描けるもの」の違いも実体験からホントにその通りだとおもうよ！

あーあ。 この人、デザイナーとしての生命終わっちゃったね。 オリンピックエンブレムなんて目立つことしなきゃばれなかったですしょうに。

せっかく電子版を発売していても、紙面と同じデザインをpdf化して売ってるだけじゃ読むほうが大変。 最低限スマホやタブレットに最適化されたフォーマットで出してくれないと読むのもキツイ。 そういう理由で購読しなくなった電子雑誌は多数。 、雑誌媒体だとどうしても情報が使い捨てされる（消費期限が短い）からこそ、どれだけ記事が良くても記事の本質とは別のところで切り捨てられるということもあるってことだと思うよ。

ふむ。こちら側からのちゃんとしたインタビューは初見。 今までの報道だと、時代感覚を取り違えた耄碌した年寄りが自分の権益を振りかざしてるというように見える部分もあったが、この通りなら言っていることは思っていたよりもマトモ。 ただ、どこかで代替わりは必要だし「いつかはプロパーの社長」というくらいなら、今すぐ立てれるようにするべき。それができていない時点で、経営者としてはいかがなものなのか、というのは思ってしまうな。 少なくとも上場企業の創業者たるもの、いつかは必ず迎える問題だったんだから。